ミックスボイス基礎知識〜音域編〜

ミックスボイス基礎知識〜音域編〜

みなさんこんにちは!
DECO MUSIC SCHOOLミックスボイスコースの石川です!

ミックスボイスの豆知識を発信していこうと思います!

本日はミックスボイスの音域に関してです。

「ミックスボイスってそもそも何??」
と思われている方も多くいらっしゃるのではないかと思いますが、
ミックスボイス=音域と言い換えて差し支えないと思います。

ミックスボイスで歌わなければいけない音域があるということです。

「歌わなければいけない??ホンマかいな?」
とツッコミが入りそうですが

本当です。

仮に声の種類を
・地声
・ミックスボイス
・裏声

この三つに分けたとすると、
男性の場合地声で出せる限界はE4(真ん中のミ)くらい
だと言われています。
むしろその少し手前のC4#から
発声が苦しくなるのがほとんどです。

つまり、地声が苦しくなり始めるC4#あたりから地声ではなく
ミックスボイスで発声していくことが1番健康的な発声の仕方なのです。

もちろん、E4を超えてA4くらいまで地声で出せる方もいらっしゃると思います。

ただ、それは筋肉で無理矢理出しているような状態になってしまっているので、
< そのままトレーニングしていっても発声している時の苦しさが消えることは、残念ながら永遠に無いのです。


私自身もミックスボイスを使わずに
地声のまま高音域を歌っていた人間でした。
当時の私はB4くらいまでなら歌の中で出せたのですが、
声が大き過ぎて聞いていて耳障りだし、
高音がずっと続くような歌はスタミナ切れしてしまって歌えないという状態でした。

でも、このまま3年5年10年

とトレーニングを続けていけば、
プロのようにカッコよく楽に歌えるようになる日がいつか来るはずだと、
愚直に練習に励んでいました。

この考えこそが最大の落とし穴であり、
本日1番伝えたいことです。

先程申し上げた通り、
地声のトレーニングをどれだけやろうと、
高音域の発声が楽になることは永遠にありません。

先程ミックスボイスで発声しなければ「いけない」と
申し上げたのはそういう意味です。
C4#より上の音域は、
ミックスボイスで発声するべき音域であり、
地声で発声しては「いけない」音域なのです。

もちろん表現として
あえてミックスボイスを使わないのであれば全く問題はありません。
ただ、「楽に発声しよう」という考えを少しでもお持ちなのであれば、
高音域を地声で発声するのは今すぐやめて、
ミックスボイスの勉強をしていくことを強くオススメ致します。

正しい発声を身につけて、快適に歌を楽しんでいきましょう!