ミックスボイスの音域はどのくらい?音域を広げる練習メニューとカッコいいミックスボイスにする方法!
ミックスボイスが出せるようになったら一体どのくらいの音程まで出せるようになるんだろう?という疑問を抱いたことはありませんか?
実は、ミックスボイスが出せるようになれば無限に高音が出るわけではありません。
地声の高音に限界があるように、ミックスボイスにも限界があり、適切な音域というものが存在します。
今回はミックスボイスの音域とその広げ方を徹底解説していきます!
それではどうぞ!!
地声とミックスボイスの違いは大まかに二つあり「響き」と「小さくできるかどうか」です。
鼻根部がピンとこない方も多いのですが、響きの中心が上顎から上に移動することは間違いないです。
喉が響くと重くて太い音が鳴るのですが、ミックスボイスは喉が鳴らない発声なので、迫力の面でミックスボイスは地声に劣ってしまいます。
そのためミックスボイスは鼻と軟口蓋の響きを強くしていくトレーニングをしていくことで、地声に負けない音質の声に仕上がっていきます。
試しにF4辺りを地声で発声して、音程を変えずにボリュームだけ小さくしてみましょう。
それなりに小さくできた方はミックスボイスの出し方ができています。
地声しか出せない方がボリュームを小さくすると、すぐに裏声にひっくり返りそうになってしまうはずです。
まずはこの2点の違いにフォーカスして、自分がミックスボイスをできているのか確かめてみましょう。
最初に答えをお伝えすると、
ミックスボイスの音域はおおよそ男性がC4〜C5、女性がE4〜E5辺りです。
C4・E4より下にミックスボイスのまま下がっていくとどんどんか細く息っぽい音質になり、最終的には消滅するか、地声になります。
逆にC5・E5より上にミックスボイスのまま上がっていくと、だんだん喉が締まって苦しくなってきます。
正しく楽な発声を目指すなら、ミックスボイスの上限を超えた辺りから徐々に地声感が減っていくのが理想です。
聞き手にバレないように徐々に地声の成分を抜いていくことで「全部地声で歌っているのか??」という錯覚を聞き手に引き起こさせる事ができます。
みなさんピアノやピアノのアプリはお持ちでしょうか?
地声で楽に出せる低音から、ピアノに合わせて1音ずつ上がっていってみましょう。
男性はD3、女性はA3くらいが普段の話し声の音程に近いでしょうか。
とにかく1番出しやすい高さで結構です。
1音ずつ上がっていくと、男性はC4、女性はE4辺りで「ちょっと力を入れないと出なくなってきたな」「このまま上がると苦しくなりそうだな」という予感が生まれてくるのではないでしょうか?
この「予感」が非常に大切で、間違った出し方のまま高音に突入しようとしているサインです。
これは地声に限った話ではなく、発声全てにおいて共通します。
裏声でもG4を楽に出せる出し方と、E5を楽に出せる出し方と、A5を楽に出せる出し方は全て違います。
発声が苦しいのは出し方が間違っているからであり、音域が広い人というのは出し方を音程によって変えられる人のことを言います。
この概念を知っているだけでも、今後の音楽人生が大きく変わってくると思うので、頭の片隅に留めておいてください。
地声は、男性G4、女性B4辺りで限界を迎えると言われています。
地声は音量を上げることで高い音を出す発声方法なので、本気で張り上げてようやくG4・B4辺りまで行けるということですね。
最近はYOASOBI・Mrs.GREEN APPLE・緑黄色社会・Vaundyなどなど、上げればキリがないくらい高音を得意とするアーティストが多くなっていて、ヒット曲のほとんどがキーの高い曲と言えるでしょう。
高音ブームの中で、好きな曲が高くてなかなか歌えないという悩みを抱えている方も多いです。
一つ知っておいていただきたいのは「地声には限界がある」ということです。
地声で練習するだけでも多少音域は広がるので「このまま練習していけばいつかはプロのような高音が出せるようになるのではないか」という錯覚に陥ってしまいがちです。
しかし、声帯の構造上地声の限界はG4・B4なので、それより高い声が地声で出せるという人は本人も気づかないうちに途中からミックスボイスに移行しているに過ぎません。
ミックスボイスは鍛えればC5・E5辺りまで出せるポテンシャルがある声ですが、地声にはそのポテンシャルすら無いのです。
地声の高音を張り上げて出す方法はやり過ぎると喉にも良くないので、高音で悩んでいる方はミックスボイスを出す努力をするようにしましょう。
音域を広げるということは、より声帯を伸ばせるようになるということなのです。
伸ばす筋力のトレーニングには、圧倒的に「裏声の高音」が大切です。
喉が締まったキンキンする裏声になる事なく、柔らかい音質をキープしたままB5まで上がれる筋力を付けましょう。
裏声の高音が育っていない人がミックスボイスで音程を上げていくと、地声の限界であるG4・B4辺りで止まってしまうことが多いです。
「今日はやけに声を出すのが楽だなぁ」と感じる時は、声帯閉鎖筋がしっかり仕事をしてくれているということです。
逆に閉鎖が甘いと、声を出すのに必須な「ベルヌーイ現象」を起こすのに大量の呼気が必要になってしまい「声にするのがやけに大変」という状況に陥ってしまいます。
声帯を伸ばすために強い力で引っ張れば引っ張るほど、声帯は開く方向に向かいやすくなってしまうので、ミックスボイスの高音を楽に出すためには相当な閉じる力も要求されます。
声帯を閉じる筋力は鋭い音質の声を使ってトレーニングしていきます。
裏声で芸人の「小梅太夫さん」のような声を出してみましょう。
発音はエかイが出しやすいと思います。
小梅太夫さんのような音質のエかイをA4辺りでロングトーンしてみてください。
うまくできたら、A4を起点にできる限りの所まで上がり、できる限りのところまで下がります。
高音の目標は先ほどと同じB5、低音の目標はB3♭辺りでしょうか。
このトレーニングで閉鎖筋を鍛えることができます。
うまくできると裏声に地声感が加わる感覚が養われ、ミックスボイスが出せるようになっていきます。
実は先程の裏声の練習が迫力のあるミックスボイスを出す練習を兼ねています。
最初の方で、ミックスボイスを地声に劣らない音質にしていくには鼻と軟口蓋の響きが大切とお伝えしましたが、柔らかい音質の裏声の練習と小梅太夫さんみたいな裏声の練習により、鼻と軟口蓋の響きが強くなっていくのです。
柔らかい音質の裏声でB5まで上がろうとする練習によって軟口蓋を耳の方へ引っ張る筋肉「口蓋喉頭筋」を鍛えることができるので、ミックスボイスを軟口蓋の方で響かせることができるようになっていきます。
そうすることで地声のような太く広がりがあるミックスボイスが出せるようになります。
一方で小梅太夫さんみたいな裏声を練習すると声に鋭く強い響きを付けることができるので、マイク乗りの良いハッキリとした音質のミックスボイスになります。
太さと鋭さ、両方を持ち合わせることで初めてプロのアーティストのようなクオリティの高い高音が出せるようになるのです。
今回はミックスボイスの音域の話からトレーニング方法まで幅広く紹介させていただきました!
経験上、ミックスボイスは出せるようになってから5年くらいトレーニングを続けないとしっかり使える声にはなりません!
継続がなによりも大切なので、根気強くトレーニングしていきましょう!
それでは!
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実は、ミックスボイスが出せるようになれば無限に高音が出るわけではありません。
地声の高音に限界があるように、ミックスボイスにも限界があり、適切な音域というものが存在します。
今回はミックスボイスの音域とその広げ方を徹底解説していきます!
それではどうぞ!!
地声とミックスボイスの違い
まず、地声とミックスボイスの違いがわからないと今回の内容の理解度が深まらないと思いますので、先にお伝えいたします。地声とミックスボイスの違いは大まかに二つあり「響き」と「小さくできるかどうか」です。
・響きの違い
あくまで一般的にですが、地声は喉・胸で響き、ミックスボイスは鼻根部(眉間のすぐ下)が響くと言われています。鼻根部がピンとこない方も多いのですが、響きの中心が上顎から上に移動することは間違いないです。
喉が響くと重くて太い音が鳴るのですが、ミックスボイスは喉が鳴らない発声なので、迫力の面でミックスボイスは地声に劣ってしまいます。
そのためミックスボイスは鼻と軟口蓋の響きを強くしていくトレーニングをしていくことで、地声に負けない音質の声に仕上がっていきます。
・小さくできるかどうか
地声は音量を大きくすることによって高い音を出す発声方法なので、高音を小さなボリュームで出すことができません。試しにF4辺りを地声で発声して、音程を変えずにボリュームだけ小さくしてみましょう。
それなりに小さくできた方はミックスボイスの出し方ができています。
地声しか出せない方がボリュームを小さくすると、すぐに裏声にひっくり返りそうになってしまうはずです。
まずはこの2点の違いにフォーカスして、自分がミックスボイスをできているのか確かめてみましょう。
ミックスボイスの音域
いよいよ今回の本題に入っていきます。最初に答えをお伝えすると、
ミックスボイスの音域はおおよそ男性がC4〜C5、女性がE4〜E5辺りです。
C4・E4より下にミックスボイスのまま下がっていくとどんどんか細く息っぽい音質になり、最終的には消滅するか、地声になります。
逆にC5・E5より上にミックスボイスのまま上がっていくと、だんだん喉が締まって苦しくなってきます。
正しく楽な発声を目指すなら、ミックスボイスの上限を超えた辺りから徐々に地声感が減っていくのが理想です。
聞き手にバレないように徐々に地声の成分を抜いていくことで「全部地声で歌っているのか??」という錯覚を聞き手に引き起こさせる事ができます。
音域が広い人=出し方を変えられる人
なぜミックスボイスがC4・E4辺りから始まるのかお伝えしていきます。みなさんピアノやピアノのアプリはお持ちでしょうか?
地声で楽に出せる低音から、ピアノに合わせて1音ずつ上がっていってみましょう。
男性はD3、女性はA3くらいが普段の話し声の音程に近いでしょうか。
とにかく1番出しやすい高さで結構です。
1音ずつ上がっていくと、男性はC4、女性はE4辺りで「ちょっと力を入れないと出なくなってきたな」「このまま上がると苦しくなりそうだな」という予感が生まれてくるのではないでしょうか?
この「予感」が非常に大切で、間違った出し方のまま高音に突入しようとしているサインです。
これは地声に限った話ではなく、発声全てにおいて共通します。
裏声でもG4を楽に出せる出し方と、E5を楽に出せる出し方と、A5を楽に出せる出し方は全て違います。
発声が苦しいのは出し方が間違っているからであり、音域が広い人というのは出し方を音程によって変えられる人のことを言います。
この概念を知っているだけでも、今後の音楽人生が大きく変わってくると思うので、頭の片隅に留めておいてください。
地声には限界がある
ミックスボイスの音域は先程お伝えした通りですが、地声の音域はどうでしょうか?地声は、男性G4、女性B4辺りで限界を迎えると言われています。
地声は音量を上げることで高い音を出す発声方法なので、本気で張り上げてようやくG4・B4辺りまで行けるということですね。
最近はYOASOBI・Mrs.GREEN APPLE・緑黄色社会・Vaundyなどなど、上げればキリがないくらい高音を得意とするアーティストが多くなっていて、ヒット曲のほとんどがキーの高い曲と言えるでしょう。
高音ブームの中で、好きな曲が高くてなかなか歌えないという悩みを抱えている方も多いです。
一つ知っておいていただきたいのは「地声には限界がある」ということです。
地声で練習するだけでも多少音域は広がるので「このまま練習していけばいつかはプロのような高音が出せるようになるのではないか」という錯覚に陥ってしまいがちです。
しかし、声帯の構造上地声の限界はG4・B4なので、それより高い声が地声で出せるという人は本人も気づかないうちに途中からミックスボイスに移行しているに過ぎません。
ミックスボイスは鍛えればC5・E5辺りまで出せるポテンシャルがある声ですが、地声にはそのポテンシャルすら無いのです。
地声の高音を張り上げて出す方法はやり過ぎると喉にも良くないので、高音で悩んでいる方はミックスボイスを出す努力をするようにしましょう。
ミックスボイスの音域を広げる練習方法
ミックスボイスを維持するには声帯を伸ばす筋力と声帯を閉じる筋力の両方が必要なので、両方ともトレーニングしていきます。・声帯を伸ばすトレーニング
声帯を伸ばすことで声帯を薄く・硬くできるので、より高い音を出すことができます。音域を広げるということは、より声帯を伸ばせるようになるということなのです。
伸ばす筋力のトレーニングには、圧倒的に「裏声の高音」が大切です。
喉が締まったキンキンする裏声になる事なく、柔らかい音質をキープしたままB5まで上がれる筋力を付けましょう。
裏声の高音が育っていない人がミックスボイスで音程を上げていくと、地声の限界であるG4・B4辺りで止まってしまうことが多いです。
・声帯を閉じるトレーニング
声帯を閉じる筋力を鍛えることで、声を出す労力そのものを楽にすることができます。「今日はやけに声を出すのが楽だなぁ」と感じる時は、声帯閉鎖筋がしっかり仕事をしてくれているということです。
逆に閉鎖が甘いと、声を出すのに必須な「ベルヌーイ現象」を起こすのに大量の呼気が必要になってしまい「声にするのがやけに大変」という状況に陥ってしまいます。
声帯を伸ばすために強い力で引っ張れば引っ張るほど、声帯は開く方向に向かいやすくなってしまうので、ミックスボイスの高音を楽に出すためには相当な閉じる力も要求されます。
声帯を閉じる筋力は鋭い音質の声を使ってトレーニングしていきます。
裏声で芸人の「小梅太夫さん」のような声を出してみましょう。
発音はエかイが出しやすいと思います。
小梅太夫さんのような音質のエかイをA4辺りでロングトーンしてみてください。
うまくできたら、A4を起点にできる限りの所まで上がり、できる限りのところまで下がります。
高音の目標は先ほどと同じB5、低音の目標はB3♭辺りでしょうか。
このトレーニングで閉鎖筋を鍛えることができます。
ミックスボイスが出せない場合の練習方法
「そもそもミックスボイスが出せねえよ!」という方は、先程の小梅太夫さんみたいな裏声で音程を下げていく際に、F4辺りでひっくり返ることなく地声の鋭い声に接続していく練習をしてみてください。(小梅太夫さんの声に地声感が加わると、トレンディエンジェル斉藤さんのような感じの音質になっていきます)うまくできると裏声に地声感が加わる感覚が養われ、ミックスボイスが出せるようになっていきます。
かっこいいミックスボイスを出したい場合の練習方法
迫力のある太くてカッコいいミックスボイスは別名ベルティングボイスとも呼ばれていて、出したい人は星の数ほどいらっしゃると思います。実は先程の裏声の練習が迫力のあるミックスボイスを出す練習を兼ねています。
最初の方で、ミックスボイスを地声に劣らない音質にしていくには鼻と軟口蓋の響きが大切とお伝えしましたが、柔らかい音質の裏声の練習と小梅太夫さんみたいな裏声の練習により、鼻と軟口蓋の響きが強くなっていくのです。
柔らかい音質の裏声でB5まで上がろうとする練習によって軟口蓋を耳の方へ引っ張る筋肉「口蓋喉頭筋」を鍛えることができるので、ミックスボイスを軟口蓋の方で響かせることができるようになっていきます。
そうすることで地声のような太く広がりがあるミックスボイスが出せるようになります。
一方で小梅太夫さんみたいな裏声を練習すると声に鋭く強い響きを付けることができるので、マイク乗りの良いハッキリとした音質のミックスボイスになります。
太さと鋭さ、両方を持ち合わせることで初めてプロのアーティストのようなクオリティの高い高音が出せるようになるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はミックスボイスの音域の話からトレーニング方法まで幅広く紹介させていただきました!
経験上、ミックスボイスは出せるようになってから5年くらいトレーニングを続けないとしっかり使える声にはなりません!
継続がなによりも大切なので、根気強くトレーニングしていきましょう!
それでは!
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