【有料級】DTM教室のレッスン内容を公開します!

こんにちは

Deco Music School講師の齋藤駿平です。

この記事を読んでいる方は恐らく、これからDTMを始めてみたいと考えている方、DTMを始めてみたけど行き詰まってしまったという方が大半ではないでしょうか。

そこで今回は、DTMレッスンではどのようなことをやっているのか、どのようなステップを踏めば楽曲を作れるようになるのかについてご紹介していきます。

当スクールのDTMレッスンは、生徒さん一人一人に合わせた内容で、必要な知識や技術を習得するサポートをしています。

プロを目指してアーティストとして活躍したい、ステージでライブ演奏できるようになりたい、SNSでオリジナル曲を投稿したいなど、目的は人それぞれかと思います。

逆に考えれば、オリジナル曲を作れることになるという一つの武器は、様々な道が開かれるきっかけにもなり、自分の可能性を試す場も増やすことができるということに繋がります。

皆さんは、DTMを通じてどのようなビジョンを抱き、活動していこうと考えていますか?

そのステップを着実にクリアするために、まずは、初心者の方へ向けたレッスンの流れを紹介していきます。

楽曲をコピーすることで音楽はどのようにできているのかを知ろう

まずは、既存の楽曲をコピーすることです。

特別な才能がなくても楽曲は誰でも作ることはできます。しかし、かっこいい曲が作れるようになりたい、バズる、売れる曲が作れるようになりたいといった目的の場合、話は違ってきます。

では、その差はどこから生まれるのか、それは圧倒的なインプット不足にあります。

明るい曲にしたいのか、暗い曲にしたいのか、どのようなジャンルを目指し、どのような楽器選びをすれば良いのか、その楽曲における各楽器の奏法は適切か、メロディに対するコード進行選びは自分のイメージと相違ないのかなど。

こういった問題を解決できるかどうかで、楽曲のクオリティは変化します。

即ちオリジナル曲を作るといった行為は、自分のイメージを具現化する作業です。そのため、考えなしに曲を作るのではなく、大体のイメージを持ってそれを膨らませていくことが重要になってきます。

それを実現させるためには、自分の引き出しやアイデア、想像力を駆使する必要があるのです。

そして、自分の引き出しを増やすインプット作業の一つが楽曲のコピーになります。

インプットという過程を飛ばして、たまたま始めて作った曲が売れるということもあるかもしれません。しかし、それは偶然の産物という枠で留まってしまいます。そのチケット掴めるのは、幼少期から音楽に触れていたり、音感が特別優れていたり、今日ではYouTuberやTikTokerなど一定のフォロワー数をすでに有している方だったりと条件付きなのがほとんどです。

仮に一瞬スポットライトが当たったとしても、自分の引き出しにバリエーションがなければ、ヒット曲の量産は行えず、世間では一発屋といわれてしまうでしょう。

結果はただの事象にしか過ぎません。目標を実現するプロセスを大切にしていきましょう。

ある程度の実力を手にした上で、チャンスを掴めば作曲家として大きな成功が得られます。

まずは、日々勉強。引き出しが増える喜びに浸っていきましょう。

コード分析

楽曲制作でまず始めに行われる作業は、コード進行かメロディを決めるケースがほとんどです。

コード進行から決める派とメロディから決める派に分かれますが、結論どちらでも良いです。しかし、メロディを決めて後からコードの乗せる場合、先ほどから述べてきた引き出しが必要になってくるため、初心者の方はコード進行から決めていくのが良いでしょう。全体の比率としても、コードから決める人の割合が多いとされています。

ちなみにKing Gnuのギタリスト常田さんは、コードとは楽曲において感情を表現する役割と仰っていましたね。

楽曲制作で重要視されるコード。それでは、どのようにコード進行を決めていけば良いのでしょうか?

答えは、『楽曲のコード分析をする』です。

レッスンで行っている楽曲のコピーは、耳コピと呼ばれる音源だけを聴いて作曲ソフトに打ち込むといったことに重向きを置いていません。

楽曲のコピー自体は、楽譜や演奏動画を見ても構いませんし、むしろそれを推奨しています。

耳コピをしてもそれが間違ったものであれば、正しいコード分析はできません。

大事なのは作曲ソフト上で楽器がどのようなパターンで、どのような役割を果たしているのかをまずは視覚で確認することのほうが重要です。

そして、ヒット曲には大概定番のコード進行が使われている場合がほとんどです。

では、なぜそうなるのか。

楽曲は映画やアニメ、ドラマなど他のメディアと紐付くことで露出する機会を多く得ることができます。その機会が多ければ人の目に触れることが多くなり、ヒット曲へと成り上がることができます。

例えば、あなたがSFアニメのOP曲を依頼されたとしましょう。お金も責任も締切も絡んでくるため、シーンとしては絶対に失敗できない局面にあります。

そこで、完全にオリジナルの実験的なコード進行で臨むより、定番進行というリスナーに長い間愛され続けている、聴き馴染みのあるサウンドの方がクライアントやリスナーにも応えられる可能性は高いです。

そこで、アニソンぽいコード進行はどんなものが使われているのか、SFぽいと感じるコード進行はどのようなものなのか、定番進行を積極的に使っていき、その中で当てはまりそうなものをピックアップしていきます。

定番進行の中にはカノン進行というものがあります。パッヘルベルの『カノン』が元になっており、J-popでも多く使用されているコード進行の一つです。『マリーゴールド』や『Dragon Night』、『恋するフォーチュンクッキー』、『キセキ』などにも使用されています。

そして、大事なのはカノン進行とはどのようなキャラクターであるか把握することです。色で表すなら白?雰囲気は清楚系?祝福感がある?結婚式で使えそう?明るくて前向き?など自分なりに特徴をつけてあげることで、コード進行を決める際スムーズに制作を進められます。

詳しいコード分析のやり方は、今回割愛させていただきますが、主旨としては自分のイメージに沿ったコード進行の決定を可能にするために、コード分析を行って材料集めをするといったことにあります。

とにかくインプットしよう

今回は、DTMコースで行っているオリジナル曲を作るために必要なプロセスとは何なのかというテーマで紹介させていただきました。

まずは、自分の好きなアーティストの楽曲や自分の作りたい曲に似ている曲を沢山コピーしてみることをお勧めします。

インプットすればするほど、楽曲制作の面白さもより感じることができるので、根気強く続けてみてください。

また、普段曲を聴く際「今日はドラムだけに意識を向けて聴いてみよう。」といった何気ない意識でも自分の引き出しは増えていきますので、音楽を聴く楽しみも変わっていくと思います。

過去のブログもぜひチェックして自分の活動に活かしてください。

それでは、また次回!



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