【TBOAW ジョー・サトリアーニ風】EVH Frankensteinギターを魔改造【ヴァン・ヘイレン】
こんにちは！
Deco Music School講師の齋藤です。
皆さんギターの練習は順調でしょうか？
ギターと長く付き合っていくためには、自然とギターを取っていたという感覚、習慣が鍵になってくるかと思います。
では、それを実現するためには具体的にどのような方法が挙げられるでしょう？
明確な目標を持つ？
ルーティンを作る？
音楽仲間を作る？
いや、もっとシンプルに考えましょう。
個人的にギターのモチベーションを上げるための第一歩としては、『お気に入りのギター』を手にするということが最大の原動力になっています。
ギターは、インテリアとしての機能も持っていることから、ヴィジュアル面での影響がかなり強いと考えられます。
極端な話にはなりますが、自室のスタンドに掛かっているギターに惚れ惚れしてしまうような日々であれば、華々しいギターライフを送れそうですね。
一目惚れをしたギターを買うことで、それを解決できそうですが、今回は違った提案をしたいと思います。
それは、愛機を改造するという道です。
同じギターを長年使っていると、いくら見た目が気に入ってるものとはいえ、飽きがきてしまうものです。
機能的面でも、デザイン面でも、この問題が時間と共に生じてくるかと思います。
そして、今回は自分が実際に行ったギター改造についてご紹介していきます。
改造のレシピ
今回は、『EVH Frankenstein Relic Series, Maple Fingerboard, White』というエディ・ヴァン・ヘイレン氏のシグネイチャーモデルに以下のパーツを取り付けました。
・フロントピックアップ
・センターピックアップ
・5wayレバースイッチ
・キルスイッチ
・バッテリーボックス
何故、このような改造をするに至ったかというと、一見、このギターはSSHのような見た目をしていますが、センターとフロントは全くの飾りであり、リアピックアップのみという仕様だったため、あまり汎用性がなく、活躍できる場面が多いギターではありませんでした。
有名なストライプ柄ではなく、一般ユーザー向けにアレンジされたものになっているため、自分色に染めても問題ないだろうという考えで改造への抵抗もあまりありませんでした。
また、去年サミー・ヘイガーがヴァン・ヘイレン期の曲を振り返るというテーマでツアーを共に回ったギタリストのジョー・サトリアーニ氏は、ツアーで改造Frankensteinを使用していました。
URL：Joe’s Best of All Worlds Guitar Showcase 🎸
その影響もあり、様々なシーンで活かせるようなギターへと進化させることにしました。
Frankensteinは、エディがストラトキャスターにレスポールのハムバッカーを付けたという起源から始まっており、当時から改造ギターと呼ばれていました。
さらに、ダミーピックアップが設置されているのには、ファンや多のギタリストに真似されないためと意図や、そもそも配線の仕方がわからなかったから1ハムになっているなどというエピソードがある格式の高いギターではありますが、敬意を持ってその改造ギターを改造していきます。
魔改造Frankenstein誕生
こちらが完成後の写真になります。
最初に目がいくのはボディ右上にあるキルスイッチですね。
これは、エディが最期に使用していたモデルEVH Wolfgang USAに搭載のキルスイッチを使用しています。
最古のFrankensteinに最新ギターのパーツを埋め込むという浪漫と白いボディに赤くパーツが組み込まれたことで良いアクセントになっています。
ちなみにこのキルスイッチを押すことで、音がミュートされスイッチング奏法が可能になります。
こうした飛び道具や遊び心ある仕掛けと汎用性といった部分にフォーカスを当ててパーツ選びをしていきました。
そのため、センターピックアップには、一般的なストラトキャスターに用いられるよなものを用意し、モダンで爽やかなカッティングフレーズなども難なくこなせるようになっています。
また、フロントピックアップには、サスティニアックピックアップを搭載しており、半永久的にサスティーンが伸びるという機能がついています。
即ち、このサスティーンが伸びた状態でキルスイッチを連打をするというわけです。笑
また、ハウリングさせることも可能になっており、楽曲作りに新しい息吹を与えてくれる存在となりました。
このピックアップは電池駆動のため、ボディの裏にバッテリーボックスを増設しています。
勿論、一般的なフロントピックアップとしても運用でき、繊細で美しいシングルコイルのサウンドを鳴らすことができます。
このピックアップの増設により、リア一発でしか鳴らせなかったギターが、5種類の音色を獲得したという訳ですね。
狙いとしては、クリーンとクランチではモダンな雰囲気のサウンドで現代的なアプローチをし、ディストーションに切り替えてからは、EVHのキャラクターを存分に発揮してパワーコードやリフ、ソロを弾くという魂胆です。
まとめ
いかがだったでしょうか？
大まかに今回の内容をまとめると…
- 音色が1種類から5種類になり、様々なジャンルへの対応が可能
- スイッチング奏法が可能に、シールドを挿すとLEDが光る
- サステイーンが半永久的にに延びる
- ハウリングが起こせる
- 自分好みのヴィジュアルになった
- 世界で一本のオリジナルギターになった
改造は、自分好みにカスタマイズできる方法の一つです。それは、表現の一つであり楽曲制作やパフォーマンスで真価を発揮することができます。
自分でパーツを集めて改造するも良し、信頼できる職人さんにお願いするも良し、またはオーダーメイドでギターを作るなどして、オリジナルのギターを生み出してみてはいかがでしょうか。
音楽は自己表現
是非、皆さんも自分なりの個性や興味を追求してみてください。
それではまた次回！
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