【初心者必見!】ギター チューニングのやり方

こんにちは!
Deco Music School講師の齋藤駿平です。
長い冬も終盤に差し掛かり、だんだんと暖かい気温になってきました。
春といえば、出会いと別れの季節ですね。
また、勉学や仕事に一区切りつき、これから新しいことを始めてみようと考えている方も少なくないのではないでしょうか。
何か趣味を見つけたい、没頭できるものを探したい、そんな方には楽器をお勧めします。
楽器は向き合った分だけ、それに応えてくれ、一生の趣味にもなりうる、非常に奥深いものです。
音楽は受動的に楽しむといった印象が強いですが、自発的に音楽へ触れることで今までの音楽の聴き方がガラリと変わります。
そして当スクールでも、これからギターを始めたいという生徒さんがたくさんいらっしゃいます。
その中でも特に多い質問が『チューニングの方法』についてです。
今回は、そんなチューニングについて詳しく解説していきます。
なぜチューニングが必要なのか
ギターという楽器の性質上、演奏を続けているとチューニングがズレてしまいます。
また、新しくギターを購入するといった場合、チューニングを行なっていない状態で提供されるものもあります。
例えば、チューニングを怠ってしまうと、『ド』の音を鳴らしているつもりが、『シ』の音になってしまったり、『ド#』になってしまったりと正確な音を鳴らすことができなくなってしまいます。
そのため、楽譜通りの音が出なかったり、不協和音が生まれてしまったり、更には音感も悪くなってしまいます。
ポップスにおけるギター演奏の大半は、五線譜を使用せず、コード譜やTAB譜といったギター独自の楽譜を使用して演奏を行っています。
誰でも取り組みやすい設計になっていますが、コードの形だけ、ポジションだけあっていれば良いという考えに陥りやすく、音の響きまで注意がいかないというデメリットも存在します。
楽器は出音が命です。
視覚ではなく、聴覚も駆使して練習していきましょう。
以上の理由からギターを演奏する際には、必ずチューニングするという癖を早くから付けておきましょう。
チューニングに必要な道具
チューニングを行う手段は様々ですが、初心者の方におすすめなツールを2点紹介します。
クリップチューナー
一つ目は、クリップチューナーを使用する方法です。
約1,000~2,000円ほどで購入でき、楽器屋さんでの販売がメインです。
こちらは、ギターのヘッドに挟むことでチューニングを行うことができます。
1番メジャーなチューニング方法です。
例えば、以下のような商品があります。
スマホアプリ
2つ目は、スマホアプリを使用してのチューニング方法です。
無料で利用できるものが多く、スマホ一台で完結できます。
予算が不要なため、これからギターを始めたいという方におすすめの方法です。
【実践編】チューニングの方法 ~弦の名前を覚えよう~
チューニングはギターの弦を一本ずつ弾いて調整していきます。
そのため、どこの弦をどの音に合わせるかという作業になるため、まずは弦の名前を把握しましょう。
ギターを構えた時、1番手前にある太い弦を『6弦』といいます。
そこから、細い弦に向かっていくに連れ『5弦、4弦、3弦、2弦、1弦』となっていきます。
太い弦は低い音が鳴り、細い弦は高い音が出ます。
【重要】
1番太い弦を『6弦』、1番細い弦を『1弦』と覚えましょう。
他の弦は、6弦から数えて何番目、1弦から数えて何番目などという方法で覚えていきましょう。
【実践編】チューニングの方法 ~各弦の音を調整しよう~
各弦の名前を把握できたら、チューナーを起動しチューニングをしましょう。
チューナーを起動して、弦を弾くとアルファベットが表示されます。
この時、左手は指板や弦に触れず、何も押さえていない状態で弦を弾きましょう。
そして、ギターのヘッドに付いているペグを回して各弦をチューニングしていきます。
ペグの仕組み
- 手前に回すと → 弦が緩み、音が低くなる
- 奥に回すと → 弦が張られ、音が高くなる
下記に各弦の名前と目指すべき音名をセットにしたものを記載しましたので参考にしてみてください。
▲ レスポールタイプ、アコースティックギター
▲ ストラトタイプ
基本のチューニング (スタンダードチューニング)
以下の音名に合わせましょう。
- 6弦: E (1番太い弦)
- 5弦: A
- 4弦: D
- 3弦: G
- 2弦: B
- 1弦: E (1番細い弦)
最後に、目的の音 (アルファベット) に到達したら、チューナーの針が真ん中にくるようにペグを動かして微調整します。
以上が基本的なチューニングの方法になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ギターのチューニングは、難しそうに思えますが、実際はとても単純な作業です。
習慣化することで、練習の質が大きく向上します。
また、ギターを弾いているうちにチューニングは自然とズレていきます。
長時間練習する際や、チョーキングやアーミングを多用する方は、こまめにチューニングすることをおすすめします。
「なんだか音が変だな?」と思ったら、まずはチューニングを疑ってみましょう!
それではまた次回!