【Van Halen】Sammy Hager -Best Of All Worlds- ライブレポート

こんにちは
Deco Music Schooのギター&DTM講師の齋藤駿平です!

突然ですが、皆さんは憧れのアーティストや好きな曲はありますか?
このブログを見ている大抵の方が音楽を始めようと思っている方や、現在音楽活動を行っている方だと思います。

なぜこのような、問いかけをしたのかというと体験レッスンや初回レッスンで毎回ヒアリングする内容であるからです。
僕のレッスンでは、生徒さんがどのような経緯でスクールに来てくれているのか、最終的にはどんなことを身につけて独り立ちしていきたいのかを話し合い、その目標に向けて日々レッスンを行っています。

そこで今回は、講師である僕の好きなアーティスト、影響を受けた音楽に関するブログにしていこうと思います。

好きなアーティスト

僕が今1番好きなアーティストはVan Halenです。
Van Halenとは、1978年にデビューしたアメリカ出身のハードロックバンドです。
ギタリストのエドワード・ヴァンヘイレン氏はライトハンド奏法やハーモニクスを用いたアーミングなどを得意とし、数多くのリスナーやギタリストに影響を与えました。ギターという楽器の可能性を広めた人物といっても良いでしょう。

また、マイケル・ジャクソンの楽曲 Beat itにも参加しており、ギターソロをわずか30分で録り終え、今ではそのソロがギタリストの中で大人気のフレーズとなっています。

まさに誰もが認め、憧れるギターヒーローですね。そんな彼は、ギターを自ら製作して新しいサウンドを追求したり、これまでにない奏法を試してみたり、歴史に残る楽曲やリフなどを残したりと、音楽における熱量が人一倍であるからこそ、後世に語り継がれる人物であるのだと思います。

ちなみに僕がメインで使用しているギターもエディのシグネイチャーモデルになります。


【EVH Frankenstein】

バンドの有名曲としては、『Jump』『Panama』『You Really Got Me』など、Van Halenをあまり知らない若い世代にも時代の垣根を超えて映画のテーマソングに選ばれており、一度聴いたことがある楽曲が皆さんにもきっとあると思います。

Van Halenはギターのエディとドラムのアレックスは実の兄弟であり、曲作りをする際は二人でスタジオに入って楽曲の土台を作ることが多かったそうです。

バンドの初期はギターを始めとしたヘビィなサウンドが特徴的でしたが、後期になるとボーカルがデイヴィット・リー・ロスからサミー・ヘイガーに交代し、エディはギターだけに留まらず、キーボードでのプレイも盛んに行っていました。
ベースのマイケル・アンソニーはベーシストでありながら美しいコーラスも得意とし、楽曲をより一層華やかに仕上げてくれる欠かせないメンバーです。

彼らは今年の9月(29年振り)に来日を果たし、そのライブに参加することができました。

しかし、ギタリストのエディは2020年に亡くなっており、その代打としてスティーヴ・ヴァイやMetalicaのカーク・ハメットに師事したジョー・サトリアーニがツアーに参加しました。
ボーカルは2代目ボーカルのサミーが参加し、80年代当時のVan Halenの楽曲を彼のツアーで行うという主旨の元、実現に至りました。

Sammy Hager : Best Of All Worlds Tours

僕自身、Van Halenのライブを生で見たことがありませんでした。自分の親の世代であるという部分とギターを始めてから好きになったバンドだったというところが大きいです。エディに会えないのはものすごく寂しいですが、Van Halenという大きなエネルギーを目の当たりにできたのはここ数年で一番の喜びでした。



セットリストは、1993年のRight here , Right now ツアーで行われたものが中心となり、当時の名曲を振り返るツアーとなりました。

【セットリスト】

1. Good Enough
2. Pound Cake
3. Runaround
4. There’s Only One Way to Rock
5. Panama
6. 5150
7. Summer Nights
8. Ain’t Talkin’ ‘Bout Love
9. Top od the world
10. Best of Both Words
11. Satch Boogie
12. The Seventh Seal
13. Right now
14. Why Can’t This Be Love
15. Eagles Fly
16. Mas Tequila
17. Heavy Metal
18. I Can’t Drive 55
19. Can’t Stop Lovin’ You
20. Jump
21. When It’s Love

中でも『Can’t Stop Lovin’ You』は17年振りに演奏され日本公演のみのサプライズとしてパフォーマンスされました。

さらにステージ上に大きなスクリーンが設置され、楽曲に合わせたイラストや背景、日本公演のみで使用されたRight Nowの映像では、歌詞には載せきれなかった表現を日本語で映し出し、我々に熱いメッセージを届けてくれました。

エディの後釜となった、ジョー・サトリアーニ氏は、プレッシャーが大きすぎる役割でありながら、自分のプレイスタイルとエディをリスペクトした素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれました。サミーとマイケルは、70歳超えであるにも関わらず、全盛期を思わせるような活躍振りであり、世界で活躍するバンドの圧倒的な実力に心打たれました。

Vah Hahenの明るく楽しい、時に熱いメッセージを放つ楽曲を肌で感じて、音楽を始めて間もない頃に持っていた純粋な気持ちが蘇ってきました。

本当に貴重な時間でした。自分は音響会社で働いた時期があり、毎日のようにライブハウスやドーム、アリーナ、zeppなどに足を運び様々なアーティストの方々のライブを見てきました。しかし、今回のライブは頭ひとつ抜けていました。バンドの連携、サウンド面からも海外のレジェンドロックバンドの風格を感じることができました。

レジェンドアーティストの方々は高齢化が進んでいます。いつ何時解散、活動休止、最近ですと、エアロスミスのスティーブン・タイラーのように引退、またエディのように他界してしまうか分かりません。
逆にオアシスのようにリユニオンする可能性もありますね。

そのため、一瞬一瞬を噛み締めて会いに行けるタイミングがあるのであれば、絶対に足を運ぶことをお勧めします。

初心を忘れずに

僕も皆さんと同じように、これからも憧れのバンドやギターヒーローをお手本に音楽を楽しみ、練習し、勉強し、学んでいくのだと思います。人それぞれ目標や好きなアーティストが違うからこそ、違う畑の良さという面白さも感じれるのだと思います。

そのため、聴く音楽は固執せずに様々なサウンドに触れることを大切にしています。そうすることで自分の世界観や選択肢も広がり、より多くの生徒さんとの話の種に繋げることもできるからです。

皆さんもぜひ、好きなアーティストやそのアーティストのライブへ行き創作意欲やモチベーション、エネルギーを受け取ってきてはいかがでしょうか。

それではまた次回!


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