【宅録編】弾いてみた動画の作り方!Part.2

こんにちは!
Deco Music School講師の齋藤駿平です。

前回、【自宅で簡単】弾いてみた動画の作り方!Part.1といった内容をアップしました。

今回は、その続きからとなりますのでまだチェックされていない方は下記のURLからご覧ください。

前回のブログ
https://deco-music.jp/instrument/acoustic-guitar/blog/10448/

今回は録音&撮影方法について僕が実際に行っているやり方を紹介したいと思います。

録音する前に

早速、撮影といきたいところですが最初に音源の完成を進めていきます。

動画で使用したい音源をYouTubeやネット上からダウンロード、またはCDから取り込むなどしてDAWソフトのオーディオトラックに追加します。

使用する楽曲のテンポ(BPM)を調べてDAWソフトをその数値に設定後、DAWソフトの拍の頭と音源の拍を合わせましょう。

この作業をしておくとメトロノームを使用することができます。
メトロノームをオンにしておくと音源の上でリズムも刻んでくれるので、自分が演奏しやすい環境作りのために活用してください。

次に自分が録音するギターまたはベース用のオーディオトラックを追加します。

オーディオインターフェースと楽器をシールドで接続し、各ボリュームを上げDAWソフトのオーディオトラックのメーターが触れていることを確認しましょう。

ここで音が出ない事例として挙げられるパターンがいくつかあります。

1.DAWソフト側で使用するオーディオインターフェースを選択できていない。

2.オーディオインターフェースのドライバーがPCにインストールされていない。

3.オーディオインターフェースの接続先(L,R)をDAWソフト(オーディオトラック)で正しく選択されていない。

4.オーディオトラックのモニタリングがOFFになっている。

5.トラックのボリュームが絞られている。

6.楽器のボリュームノブが0になっている。

7.シールドが断線している。

音の出ない原因として、よくある例がこれらになります。楽器を弾いているのにメーターが振れない場合はこの点を確認してみてください。

注意すべきこと

楽器の音が出たらアンプシミュレーターを使用してみましょう。

アンプシミュレーターは実機のエフェクターを必要とせず、アンプやエフェクターをPC上で立ち上げるプラグインになります。



トラックのインサートから使用したいプラグインを立ち上げ、ここで音作りをして録音するといった工程に入ります。

※まずは、プリセットから自分の出したい音に近いものを選び、そこから微調整していくやり方がおすすめです。

場面に合わせて使いたい音色が複数ある場合は、楽器のトラックをいくつか作り各々違う音色を用意しておきましょう。

録音後でも、音色を変えることはできますので完璧に作り込まなくても問題ありません。

音作りができたら、録音といきたいところですが注意すべき点があります。



それは入念にリズム練習をすることです。特にメトロノームを使用せずに練習を進めていくと、自分では弾けている感覚になっていますが、いざ録音すると上手く弾けなかったり、演奏が音源とズレてかっこよくない演奏になります。

そのため、普段からメトロノームを使って練習し最初はゆっくりなテンポから正確にフレーズを練習して目標の速さまで上げていきます。

ソロなどの細いフレーズは小節ごと、拍ごとに練習してリズムのブレを無くしていきましょう。

もう一点はミュートを意識して日頃から練習することです。そのため、アンプに通して音を出して余計な音出さない習慣を身に付けておきましょう。

フレーズ、奏法ごとにミュート方法が違うので、日頃から研究して練習する意識を持つことが大切です。

この2点が楽器の録音で苦戦する部分になってくると思います。たくさん練習を重ねた後、録音を進めていってください。

ミックス

楽器の録音が終わったら、ミックス作業に入ります。全体の音を整えて綺麗な音源に仕上げるみたいなニュアンスで受け取ってもらえれば良いかなと思います。

ミックス作業は非常に奥が深い作業となるので内容は割愛させていただきます。

絶対的な正解はありませんが、聴いていて心地よい音、音源と演奏のバランスが良い仕上がりを目標に仕上げをしていきましょう。

各トラックのボリューム調整や必要なエフェクターを挿し終わり、ミックス作業が終わりましたらミックスダウンをします。

これで動画で使う音源は完成です。

まとめ

楽器のレコーディング自体、難しいものではありませんが、日頃の練習の質が顕著に現れるところになります。

定期的に録音をして自分の苦手なパートやフレーズを見つけ、それを改善するといったサイクルをこなすことで、上達への近道になります。

レコーディングは練習する場ではなく、本番という意識を持つ方が良いでしょう。

次回は撮影&編集の映像の記事になると思います。

また来月!

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