声のお悩み相談室【滑舌編】

皆さんこんにちは!福島です。
今日は「滑舌」についてお話ししたいと思います。

【「あいうえお」の正しい口の開け方】

滑舌を良くする第一歩、それは「口の開け方」です。
日本語は「あいうえお」の5つの母音を基本に作られている言語です。
なので、まずこの5つの音を正確に発することが大切です!
その為に必要なのは「正しい母音の口の形」
それを口に形状記憶させるのです!
みなさん、日常で何気なく発している「あいうえお」
一体どんな口の形でしょうか?
ぜひ鏡を見ながら確認してみてください!

「あ」
はい、みなさん「あ」の口をしてみてください。
……大体みなさんココから違います笑
まだ1音目ですが、、、
笑った様な横開きの口になっていませんか?
ひたすら大きく開けていませんか?
もしくは、あんまり開いてなかったり…?
実は「あ」は『縦に開けます』
大事なことなので、もう一度言います。

「あ」は『縦に開けます』

文字では分からないですよね。
口を閉じて、ほっぺに軽く両手のひらを当てて、顔をサンドイッチしてください。
そして、縦に「あ」と開けてください。
ほっぺが凹んで、手のひらがペコッとなる感覚があったら正解です!
(レッスンで私は「ムンク」と言っています↓)





絵が分かりづらい、という苦情は受け付けません。悪しからず。

「い」
これはカンタン♪
思いっきり真横に「いーーーーっ」と引っ張ります。
以上。

「う」
これもつまづきやすいところ。
ストローを口に咥える感じで唇を中央に寄せます。
動き的にはとても簡単なのですが、いざ他の音と連続すると、しっかり真ん中に集まらなくなります。
なので、しっかり「う」のポジションに戻しましょう。

「え」
これ、文字だと難しいですねぇ。。。
ちょっとはにかむ感じです。
「い」ほど横には引っ張らず、少し口角が上がる感じ。

「お」
来ました最後!
これも『縦に開けます』
「う」の口から縦に開けると、分かりやすいと思います♪

【口の形を形状記憶させる方法】

形が分かったら、次はそれを活用して口に記憶させていきます。

まずは母音の5音を1音1音、丁寧に、口の形を確認しながら発声します。
(慣れないと、意外と口が疲れます)

次に、母音を並び替えた表を使って、5音ずつ1ブレスで発声していきます。





単音からフレーズになった瞬間、あれっ?口の形が追いつかない……
となったそこのあなた。
まずはゆっくり、口の形が追いつくスピードで発してください。
そして、慣れてきたら滑らかなスピードで発声してみましょう。

【形状記憶はある意味筋トレ】

母音の口の形状記憶、それはある意味「筋トレ」に近いです。
普段ココまで動かしていなかった口をたくさん動かすのですから。
でも、この筋トレをマスターできたらこっちのもんです!

次は子音を入れた他の音に進みましょう〜
(まだまだ修行は終わりませんよ♪笑)

ぜひ年末年始にお口の筋トレしてみてくださいね!


声優コースの特徴


・きちんとした発声を身につけられる
・オーディション対策・昇級審査対策を徹底的に行います
・プロも使う機材でボイスサンプルを作れる

声優コースの詳細はこちら
無料体験レッスンはこちら