商品としての自分

こんにちは! DECO MUSIC SCHOOLのCHIAKIです。

今回はいつもと違い、声優やナレーター、そして俳優さんへ向けて「商品としての自分」というテーマでお話ししてみようと思います。

これまでのブログはプロではない方へ向けての話がほとんどでしたが、今回はプロを目指す方へ向けてのお話になります。

自分の売りは何なのか?

声優やナレーター、そして俳優の方も同じだと思いますが、自分の売りってわかりますか??

これ・・・多くの方が悩むところではないかと思っています。

まぁー、私もたくさん悩んできました笑

いわゆる[上手さ]だけではない問題ですよね。

基礎は最低限しっかりと出来ている前提で、仕事に繋げるためには何かしら「手に取ってもらう理由」が必要になってくるんです。

商品なんです。 私も、皆さんも。

となると、自分は商品として何が売りポイントなのかを伝える必要があります。

えー、でもそんなのわかんないよ…ってなりますよね。わかります。

手に取ってもらう理由を想像してみる

事務所へ所属する時も仕事をする時も、選ぶ側には選ぶ理由というのが必ずあるはずです。

極端な話をすると、「誰でもいいんだけど」という場合だって何かしらの理由はあります。(今すぐ誰かに頼みたい!あ!あの人にしよう!…って思い出すとか、その時たまたま出会ったっていうのも理由ですよね)

ということは、選ぶ側の方が自分を選ぶ理由を考える必要があるわけです。

早い話、何もしないで待ってるだけで誰かが選んでくれることなんてないんですね。

この「何もしないで」というところなんですが、ここが皆さん勘違いしがちというか、しているつもりになりがちなんです。

基礎練習やプレイ(演技など)の練習だけを続けていても、選んでいる側の人にはなかなか見つけてもらえません。

練習や研究はずっと続けていかなきゃいけないです。これはもう大前提のことで、それとは別に『見つけてもらい、選んでもらう行動』を起こさなくてはいけないんです。

最終的に選んでもらった理由が『上手さ』な場合は多々あります。ですが、上手いというのはそれだけが選ばれる理由にならないこともあると思っています。

そして、いくら上手くても見つけてもらえなければ仕事にはつながりません。

見つけてもらい、さらには手に取ってもらう理由…それが何なのか想像してみてください。

他責になってしまってないか

事務所に所属をしている方で、たまに「事務所が仕事を持ってきてくれない」というようなことをおっしゃる方がいます。

事務所に所属している演者は、お店に並んでいる商品と同じです。お店だと、売れ筋があったりオススメがあったりしますよね。事務所も一緒です。

お店は商売ですから、売れる商品をお店に並べたいわけです。売れそうな商品はお客さんにどんどんオススメしますし、お客様が悩まれていたら合いそうな商品を提案します。

つまり、商品の売りポイントがわかってないと、お客様におススメできないわけです。

先ほどもいったように、演者は事務所にとって商品です。事務所側がその演者の押しポイントを理解するためには、演者側がそこを事務所に分かってもらう必要があります。

これは事務所に入っていないフリーランスの場合でも同じことが言えます。

商品として自分の魅力を伝えられないのに、仕事としてご依頼が来るわけがありません。

難しいのは、「やりたいことと出来ることは結構違うことが多い」ということ。

自分のことは自分でよく分かっていなかったりもします。

自分が求められるものはなんなのか。

それを見つけるためにも大切なのがコミュニケーション能力です。

「マネージャーや事務所が仕事を振ってくれない」

「自分はこんなに練習してるのに見てくれない」

そんなふうに他責になっていませんか??

『商品としての自分』を客観的に見て、それをアピールする行動を起こしていますか?

私自身も常にこういったことは考えながら仕事をしています。

今回はちょっと厳しめのお話でした。

こういった『マインド』のお話もレッスンではすることもあります。

ご希望があれば発声や話し方レッスンの最中にも、ご質問いただければお答えできます。

それでは、レッスン室でお待ちしております!

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