大勢の前で伝わる話し方
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こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOLのCHIAKIです。
今回は「大勢の前で伝わる話し方」というテーマでお話ししてみようと思います。
大勢の前で話す機会は突然やってくる
日々の暮らしの中で、大勢の人の前で話すという機会は少ないかもしれませんが、ある日突然やってきたりしませんか?
会社員の方であれば会議やプレゼンなどの機会もあるでしょう。
司会みたいなことを要求されることもあるかもしれませんね。
また日常生活でも、お子さんがいらっしゃる方は保護者会などで
他の保護者の前で自己紹介をする…といったような場もあるかもしれません。
こういったたまにある大勢の前で話す機会、
これが苦手…という方は多いようです。
緊張もしますよね。わかります。
ただでさえ緊張するこの場面、
どうしたらいいかわからなくなったりしますよね。
緊張との向き合い方はまた少し別の話になるのですが、
まず、大勢の前でも聞いている方に言葉が届くように話すにはどうしたらいいのか?
少しだけポイントをお話ししてみます。
大きい声を出せばいいの?
大勢の人と言っても、規模はその場その場で違いますよね。
広い空間に何十人、もっと言えば100人以上の人がいるようなこともあるでしょうし、
比較的狭い中に20〜30人というのも大人数に入るかなと。
人によっては10人くらいでも大勢の人の前と感じるかもしれません。
また、マイクで話す場合もあれば、マイクなしで話す場合もあるかと思います。
状況はさまざまだと思いますが、どんな状況でも大切なポイントは『相手に届ける』ということです。
何言ってんだ?って感じだと思いますので、次で説明しますね!
声を大きくすればいいというわけではない
20〜30人以上であったり、空間がとても広い場所だとそれなりに声量は必要にはなります。
ですがそういった場合、マイクを使うこともあるかと思います。
マイクを使っていれば声量に関してはそんなに気にしなくていいかなと思います。
(マイクで大声を出しすぎると音が割れてしまうこともあります笑)
ただ、マイクに声がちゃんと入っていないという場合も多々ありますので、
そのあたりは実際のレッスンの方がお伝えできるかなと思います。
マイクがない場合は、その空間、いる人数によって大きな声を出す必要はありますが、問題は『声量だけではない』んです。
大切なのは以下のようなことです。
これはマイクを使っていたとしても大切なことです。
———
①距離感
②伝える方向
③相手の存在を意識する
———
①人前で話すのが苦手という方の多くは、話している時に相手の手前で言葉が落ちてしまっています。
イメージで言ったら、相手に向かって投げた言葉のボールが相手の手前でポトンと落ちている感じです。
ちゃんと自分と相手との距離に見合ったボールが投げられていないんですね。
これは大人数でなくても一対一の会話でもありがちです。
②方向については一対一だとわりと定まりやすいです。
ですが、大人数になるとどこに向かって話していいかわからなくなり、
方向を意識できなくなっている方が多い印象です。
③距離感に関しても方向に関しても、『相手の存在を意識』することができれば解決しやすいのですが、これを意識するというのが難しい方が多いようです。
一対一だと相手が居ること自体は意識できますが、
大人数になると多すぎて意識する先の人を決められないのかなと思います。
まずは③の『相手の存在を意識する』ことで、
①と②も解決していけると思うのですが、
相手の存在を意識するってよくわからないですよね。
大人数の前で話す際でのちょっとした私なりのコツはあるのですが、
そのあたりはレッスンで詳しくお伝えできたらと思います。
原稿を読む際に陥りがちなこと
最後に、大人数の前で話す機会というのは、いわゆる原稿というものがあり、
それを『読む』ということが多いと思います。
しかしこの『読む』ということが、ただ文字を追うだけになりがちで、
それが結果として相手に言葉が届かない原因になっていたりします。
原稿がある場合、もちろんそれを読むのですが、私はこれを『話す意識で読む』ことが大切だと思っています。
難しい技術が必要なわけではなく、読むのが苦手な人ほど読むことに一生懸命になってしまうんです。
大抵の方が一対一でお話をすると自然に会話ができます。
それの延長で『読む』を『話す』に変換できるととてもいいかなと思います。
ただ、いきなりそれを言ってもよくわからないと思いますし、なかなか難しいとは思います。
すぐにコツを掴む方もいれば、よくわからないという方もいらっしゃいますので、
実際のレッスンでゆっくりと感覚を掴んでいってもらえたらと思います。
それでは、レッスン室でお待ちしております!