滑舌が悪いのはどうしたらいい?

こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOLのCHIAKIです。
今回は
「滑舌が悪い」と気にされている方へ向けてお話をしてみようと思います。
滑舌が悪い原因って?
滑舌の悪さは何が原因なのか…
一概に「これです!」とは言えないのですが、いろいろなパターンがあると思っています。
例えば…
・表情筋の筋力が弱い
・舌の筋力が弱い
・言葉を発した時の舌の位置の癖
このような原因が考えられますが、他にもいろいろあると思います。
歯並びなども関係することもあるかもしれませんが、私は歯の専門家ではないので、歯並びについては省きます。
「表情筋が滑舌にどう影響する?」
滑舌が気になるという方や、ご本人は気がついていないけど滑舌が甘く聞こえるなーという方を拝見していると、表情の動きがあまりないな…と感じることがあります。
特にほっぺが上がらないんです。
「・・・ん?ほっぺ・・・??」
ですよね笑
ほっぺだけの問題ではないのですが、口周りの筋力が弱いということです。
滑舌って文字の影響もあり『舌』だけが原因と思われるのですが、口の周りの筋力も大切なんです。
母音がはっきりしていないと、何を言っているのか聞き取りづらい…ということが起こります。
「あ」「い」「う」「え」「お」、それぞれの口の形がちゃんと出来ていないと、音も曖昧に聞こえてしまいます。
表情筋がきちんと動かないと口が開かず、同じ口の形のまま母音を発音してしまいます。
そして開き方も小さく、母音の違いがはっきりしないので、滑舌が悪いと感じてしまいます。
表情筋が動かない方は普段から表情筋を使っていないので、いざ「母音それぞれの口の形を意識してください」と言われても、本人が思っている以上に口が開かなかったり、口を母音の形に出来なかったりします。
表情筋を意識して鍛えるというのも滑舌改善につながるかと思います。
「舌の筋力、動きについて」
舌の筋力については子音の発音に影響します。
母音と子音の組み合わせで言葉を発するわけですが、舌って思っている以上に仕事をしています。
しかし、ここも意識しないとあまり使えていなかったりするんです。
そして使わないと筋力も落ちてしまいます。
舌の筋力を鍛えることでも滑舌が改善すると思います。
舌を適切に使い、はっきりとした母音を組み合わせることで、明瞭な発音になるかなと感じています。
私自身も「今甘かったな」と感じることもありますし、苦手な言葉というのも存在します。
上手く言えないということもあります。
筋力アップをしながら、さらに自分が言いづらい言葉を繰り返し言ったりしながら、口と舌の使い方に慣れるというのも大切です。
舌の使い方については、癖がある場合もあります。
たまに見かけるのが…、「し」や「ち」などを発音する時に舌を噛んでしまう方がいらっしゃいます。(英語のthの発音になってしまう)
日本語では舌を噛む発音は無いのですが、これは癖であるかなと思います。
正しい舌の位置を確認して練習することで、言いづらい言葉が言いやすくなったり、滑舌の悪さが改善してくると思います。
歯並びもですが、癖ではなく身体の特徴が影響している場合もあると思いますので、ここでお伝えしていることが全てではないことはご了承ください。
しかし多くの場合は、表情筋や舌を鍛えたり舌の使い方を見直すことで、滑舌は改善される可能性が高いです。
レッスンでは練習方法や筋トレの方法もお伝えできます。
すぐに改善するわけではないですが、少し意識して練習するだけでもかなり変わります。
悩んでいる方は一緒に練習してみましょう!
それでは、レッスン室でお待ちしております!