腹式呼吸とは、そもそもなんなのか?

皆さん、はじめまして!
5月よりDECO MUSIC SCHOOLの講師となりました、森中葵(もりなかあおい)と申します。
これから、よろしくお願いいたします。
腹式呼吸を言葉で説明できますか?
声優、ナレーター、アナウンサー…
声を使った仕事をする上で、絶対に耳にする呼吸法、欠かせない呼吸、そして絶対に欠かせない呼吸法のひとつです。
なので皆さんも耳にし、今まさに腹式呼吸の練習最中だ、という人もいらっしゃるかと思います。
では、この腹式呼吸。言葉でしっかりと説明することはできますか?
「腹式呼吸ってなんですか?」
と、聞かれると、えーと…お腹で呼吸すること?と、なんとな~くなイメージでの答えになってしまうのではないでしょうか。
何事もそうですが、言葉で説明するごとができない(言語化ができない)ということは、正しく理解できていないということになってしまいます。
腹式呼吸とは
では、腹式呼吸とはなんなのか?
そちらを簡単にですが、お話していきたいと思います。
①息を吐くとお腹が凹む。
②息を吸うとお腹が膨らむ。
上記は理解している人も多いかと思います。
では、なぜこのような動きをするのでしょうか?
腹式呼吸とは「横隔膜(おうかくまく)」を使って呼吸をする呼吸です。
横隔膜肺とは、腹部の間にある筋膜のことです。
息を吐くと横隔膜は上にあがり、息を吸うと横隔膜は下にさがります。
このように横隔膜を上下させることで、より呼吸を多く吸うことができます。
それを、腹式呼吸(基本)といいます。
ただ…これだけだと、声優やナレーターで使う腹式呼吸とは、実はまたちょっと異なってきたりします。
え!?となった方もいらっしゃるかもしれません。
そちらは、また次回、お話させていただきたいと思います…!
今月も残りわずか。
だんだんと暑くなってきました。
体調に気をつけて、皆さんお過ごしくださいね!