通る声を出す方法

こんにちは!DECO MUSIC SCHOOLの粟生田です。

「ざわつく居酒屋さんで声が通らず店員さんを呼べない」

「声がこもっていて、よく聞き返される」

そんな皆さまへ

「よく通る声ですね」と近年言われるようになった私が、話すときに普段意識していることをシェアしたいと思います。

通る声とは

仕事柄、人に伝える・伝わるということを意識して発声(歌う喋る両方)していたのですが、気づいたら「よく通る声ですね」と言われることが増えました。

正直もう癖の範疇なので、咄嗟に「あ、大きい声出てしまった…」となることも多く、やはりどんなことも長所は短所となり得るのですね。笑

そんな自分の癖を分析して気づいた通る声とは、

①ちょっと高め

②口腔内がしっかりと動く

③リラックスしている

①ちょっと高め

高い音ほどは通りやすい、というのはイメージとしてもあると思うのですが、人の耳につきやすい・人が気付きやすいという点でも「高い声」というのは必要な要素だと感じます。

低い声と高い声の大きな違いは「声(息)の速度」です。

・低い声→速度がゆっくり

・高い声→速度が速い

試しに

❶低めの声でゆっくり「す〜み〜ませぇ〜ん」

❷高めの声で速く「すいませんっ!!」

どちらが人の注意を惹けると思いますか?

→やはり、②ですよね!

理由として、人間の耳が聞き取りやすい周波数が関係しているのですが、直感的に速く高い声は“”緊急性””を感じますよね。より困っている感じがします。

だから「ん?」と人は感じるんです。

ぜひざわつく居酒屋では、高めの声で素早く「すいませんっ!!」と言うのを試してみてください。(私は出来る限り呼び出しボタンを押すタイプですが。笑)

②口腔内がしっかりと動く

マスク生活が常だった数年前、テレビに映るアナウンサーさんもマスク着用の上でニュースを伝えていらっしゃいました。

アナウンサーさん達の発声は、口腔内の動きがしっかりとあるので、クリアな発話と発声でマスク越しでもしっかりと言葉が伝わってきます。

日本語という言語は、そこまで口の奥の方を使わなくても話せる言語です。

簡単にいえば「口先で話せる」わけです。

他の言語を母国語とする生徒さんのレッスンをさせてもらうと、その違いに気付かされます。

当たり前ですが「声の出口」が小さければ、声(息)は前に出てきません。

まずは口腔内を大きく動かして声を出してみてください。

大事なのは顔の周りの筋肉ではなく「中」であることです。

最初は大変かと思いますが、筋トレみたいなもので慣れれば習慣的に動かせるようになります。

③リラックスしている

普段声を出すこと自体が少ない方は、そもそも声を出すということに慣れず少なからず緊張があるのではないでしょうか。

逆に毎日話す・歌うをしている私は、単純に慣れていることなので緊張はほぼなく、リラックスした状態で声を出しています。

緊張によって身体、とくに肩〜首あたりの上半身に力みが生まれます。

声(音)は振動ですので、力みはその振動を邪魔してしまいます。

故に、硬い声=振動が伝わりづらい声になってしまいます。

特に歌う上で「脱力」を課題とされるかたは多くいらっしゃいます。

言葉以上に難しいことです。

必要な力を加えながら、無駄な力を抜くために、レッスンでは様々な発声法でそのバランスを見ていきます。

ご自身にとってのベストバランスを見つけられると、声を出すこと・歌うことがより楽しくなっていきますよ♪

ブログの内容にご興味を持っていただけた方は、ぜひ無料体験にお越しください。

最後までお読みいただきありがとうございました。また次のブログで〜!

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