声帯ってのどの何処にある？

こんにちは！
先日、生徒にこんな質問をされました。


「のどが渇く＝声帯が渇いてるの？」


このブログを読んでいる皆さん
答えがお分かりになる方は
どの程度いらっしゃるでしょうか？


この質問の答えは
ずばり、Noです！


のどについて知ることは
感覚を具体的に理解する上で
大切になってくるはずです。


今回は、

のどについて

少し専門的な事をお話ししていこうと思います！





一言で「のど」と指すパーツは


「食べ物の通り道」＝咽頭（いんとう）

「空気の通り道」＝喉頭（こうとう）


役割によって、この2つに分かれています。


場所としては
前側が喉頭、後ろが咽頭です。


この2つの言葉を合わせて
医学的な言葉で「のど」は
「咽喉」（いんこう）と呼びます。


空気の通り道に使われる喉頭が
喉仏や喉頭蓋（喉頭のフタをする役割）声帯を含む部分です。


はい、今回のタイトル
声帯ってのどの何処にある？
こちらのアンサーは
喉の喉頭部が答えです！


喉頭蓋は呼吸をする時に開いて、
何かを飲み込むときは閉じます。


そのため、食べ物や飲み物は
咽頭へ流れるため
声帯や気管に入ることはありません。


つまり
「のどが渇く＝声帯が渇いてるの？」は
Noとなるわけです。


となると、もう一つの疑問が
浮かんできませんか？


しっかり水分を摂ろう！とか
こまめにのど飴とか舐めよう！とか
声を出すにあたっては
あまり効果がないのでは•••？と。


いいえ、そんなことはありません。
こちらはしっかり効果ありです！


水分を補給しても直接声帯に
届くわけではありません。
ただ、口の中や咽頭が潤うことで、その水蒸気が声帯に届きます！


のど飴は唾液の分泌を促し口の中が渇きにくく、その結果、声帯の渇きを予防することができます。




今回は少し専門的なお話をしました。
「音楽＝感覚」と捉える方も
いるかもしれませんね。


ですが理論的にも理解することが
歌うのみではなく、
声を出すこと、話すこと
全般への理解に繋がると思います。


今回はのどについてお話ししたので
声が出る仕組みなども
また機会にお話しできればと思います。


この記事の内容が
少しでも皆さんの役に立ちますように。


それでは、また次回のブログで。

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