講師によって言われることが違う時、どうしたらいい?

こんにちは!
東京、立川市の音楽スクール
《DECO MUSIC SCHOOL》
ミュージカルコース担当の迫田です♪



今回は、
複数の先生に教わったら…先生の言ってることが違う!
どちらが正解なの!?何を信じたらいいの!?
そんなお悩みにお答えします。

事件勃発!?「腹式呼吸のダブルスタンダード」

その昔、私が高校生だった時のお話。
当時から歌うことが好きで、ミュージカルにも取り組む合唱部のような部活、音楽部に入っていました。
コンクールには出ておらず、
合唱祭やイベントなどでのパフォーマンスが中心の部活。
そこそこ大きな部活で、当時の部員数は約100人!
毎月のように出演するイベントがあったので
来る日も来る日も練習練習、そんな高校生活を送っていました。

音楽部には顧問の先生の他にも、
コーチで来てくださる先生が何人かいらっしゃいました。
(今思うと、公立高校なのにめちゃめちゃ手厚い指導!有難い)

腹式呼吸のやり方からみっちり教わっていたのですが、

コーチのA先生からは「息を吸う時にお腹を膨らませなさい」

また別日にいらしたB先生からは「息を吸う時に背中を膨らませなさい」

と、

…えっ!??
どっち!!!????
と迷ってしまうような指導を受けたのです!

息は「お腹へ」?それとも「背中へ」?

確かに、A先生の指導のもと実際に腹式呼吸をやってみると
お腹がふくらむ感覚もわかるし、

B先生がいらした時は
「軽くお辞儀をするように少し上体を前に傾けて、腰の後ろに手を置いて息を吸ってみて」と言われ
その通りにしてみると、確かに腰の後ろ、背中側がふくらんでいく感覚がありました。



どっちも成立してしまう…
どっちを使えばいいんだ…!?

目指したい場所への道は1つじゃない

数日後、A先生が再びいらした時に
困り果てた1人の生徒が先生に質問を投げかけました。

「A先生!!
B先生は呼吸の時に腰をふくらませると言っていたのですが、
お腹か背中どちらをふくらませるのがいいのでしょうか?
教えてください!!!」

A先生はハリのある関西弁ボイスでよどみなく答えました。
「あー、それはな、

どっちも正解やねん!!!!」

「B先生の声域はメゾソプラノ。
メゾの人って、年配の役を演じることも多い声種やねんか。
ほんで、演技で腰を曲げた状態になると、
呼吸の時にお腹側がふくらむ感覚はちょっと感じづらいねん。
で、背中をふくらませる感覚で息を吸う腹式呼吸の方がやりやすくなるってことやねんな。」

この解説を受けて、
当時の私は目から鱗…!!!



講師の数だけ指導のバリエーションや表現方法があるけれど、
目指すところはみな同じ。
「自由な体を使いこなして、より良い歌を」

講師たちは言葉を尽くして
あなたが自由に歌えるよう全力でサポートしています。

富士山を登るのに
たくさんのルートがあるように、
このやり方しか通用しない!!ということはありません。
吉田ルートでも、御殿場ルートでも
目指す高みまで登れることが重要なのです。

富士登山も、ガイドやルートなしで
1から自分で切り開いて登るのは時間がかかりますし、正直言って無茶ですよね。

DECO MUSIC SCHOOLでは
現場を知り尽くした頼もしい講師陣が、
豊かなテクニックであなたの歌をサポートします。
己の歌に向き合い、歌の上達方法を熟知しているプロに歌を聞いてもらって
最短ルートで目標へと駆け上がりましょう!

気になった方はぜひ、無料体験レッスンにお越しください!

それでは、今日も
楽しんで歌っちゃいましょう♪

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