裏声の出し方

こんにちは!DECO MUSIC SCHOOLの粟生田です。

「裏声って何?」
「裏声を出すにはどうしたらいい?」

今回のブログでは、そもそも裏声を出したことがない方へ向けて、レッスンで実際に効果のあった「裏声の出し方」を紹介いたします。

①〜⑥の全てが出来なければならないわけではないので、一つずつ試してご自身に合うものを見つけてみてください!

そもそも「裏声」とは?

裏声は、地声に比べて息が漏れている状態=息がたくさん出て、鼻や口の中に響きを感じる発声です。息が“漏れる”と表現したとおり、息の出口(喉)はゆるく広くなっていて、発声している時は基本的に地声より楽です。

裏声を出したことがない方にとって、そもそも上記のような感覚をイメージすることは難しいかと思います。以下に並べた方法を一つずつ試し、「これかも!」という感覚をぜひ探してみてください。

①ミッキーのモノマネ
②子猫の鳴き声、フクロウの鳴き声
③高い声でため息
④ため息を吐く/吸う
⑤リップロール
⑥タングトリル

①ミッキーのモノマネ

一番シンプルで分かりやすいのが「ミッキーマウスのモノマネ」です。とにかく恥ずかしさを取っ払って言ってみましょう。「は〜い、ぼくミッキー!」

正直なところ、①を試して出来た方はすでに裏声を習得されている方かと思います。裏声がどういう声か分からない場合は、ミッキーの声をゴールにしてみてください。この声で普通に会話が出来たら、裏声習得の第一歩は十分です!

②子猫の鳴き声、フクロウの鳴き声

モノマネでいうと「子猫の鳴き声」「フクロウの鳴き声」もオススメです。

・少し鼻にかけて高い声で「ンニャーォ」

・鼻から口の奥まで繋がる空洞を作りながら「ホーホー」

こちらも①同様、裏声を出したことない人には難しいかもしれません、、、が、とにかくトライあるのみ!思い切りやることが大事ですので、ぜひ誰もいない場所でやってみてください。

③高い声でため息

まずは低い声でいいので、ちょっと大袈裟に「はぁ〜」とため息をついてみましょう。深呼吸をするように、深く息を吸って吐くのがオススメです。吐いた息に少し声がのる感覚を確かめます。

低い音で出来たら、少しずつ高い音に変えていきます。

音程は気にしすぎず、低いため息を出したときに感じた「吐いた息に声がのる」という感覚を大事に。

高い声を出しても楽なまま、鼻や口の中に響きを感じたら成功!喉や胸の響きが大きかったら、まだ地声である可能性が高いので、その場合は④を試してみてください。

④ため息を吐く/吸う

低いままでいいのでため息を吐いた後に、口や喉の状態そのまま一気に(瞬間的に)息を吸ってみましょう。

すると「はぁーっ」と音がしたら、またそこに少し声をのせます。

高い音にすると、引き笑いのような感じになり成功です。この喉の状態は裏声と同じくゆるい(開いた)状態です。

ただ、歌う状態には少し遠いので、まずは喉が開いた状態で息を吸ったり吐いたりする感覚を感じてみましょう。

⑤リップロール

息の流れで唇を振るわせる「リップロール」。やり方は、「ぷ」の口先で息を吹きながら唇(口先)の力を抜き振動させます。力が入っていると上手く振動してくれません。難しい場合は口角部分が広がってしまわないように、両側を軽く抑えるのがオススメ。



まずは息のみで、上手く振動したら声を出してみましょう。喉の奥が開いて声が響いている感覚が得られたら成功!そのまま唇の振動を止めて、声だけにして発声の感覚を確認しましょう。

恐らく効果として一番感覚を得やすいのが「リップロール」と⑥の「タングトリル」です。最初は難しいかもしれませんが、根気よく続けてみましょう!

⑥タングトリル

リップロールと原理は同じですが、振動させるのは舌です。

ベロ先で「ルルル」と高速で言う感覚と同時に、息を軟口蓋(口の中の天井部分/前歯の裏あたり)に当てます。

これも⑤と同様、舌に力が入っていると上手く振動してくれません。

タングトリルは私も上手に出来ず苦手です…が、力が入りすぎてる証拠なので、頑張って練習しています♪

裏声が使えると歌える歌の幅が、とっても広がります!紹介した6つの方法、ぜひ試してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。また次のブログで〜!

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