コードネームを覚えよう!【第三弾】

こんにちは!DECO MUSIC SCHOOLの谷口です!

『コードネームを覚えよう!』第三弾となり、少しずつコードに慣れてきたのではないでしょうか!

私はブログを書くのに少し慣れてきました!笑

先月は、「三和音(トライアド)」から「メジャー・トライアド」と「マイナー・トライアド」をピックアップし深掘りしていきました。

形や響きを覚えられましたか??

今月は先に進んで、「四和音(セブンスコード)」に入ります!!

四和音(セブンスコード)

「四和音(セブンスコード)」は、以前も少し触れましたが、数字の通り4つの音による和音のことを指します。

更に厳密に言うと、「三和音(トライアド)」に第7音(根音を1とした時の7番目の音)が足されたもののことを指します。

そのため、「セブンスコード」とも呼ばれています。

「四和音(セブンスコード)」の種類は以下の通りです。

[よく出る!]
・メジャー7th
・マイナー7th
・ドミナント7th

[出てくる!]
・マイナー7th ♭5
・ディミニッシュ7th

[珍しい!]
・マイナーメジャー7th
・オーギュメント7th
・オーギュメント・メジャー7th

今回は、この中からよく使われる「メジャー7th」、「マイナー7th」、「ドミナント7th」を詳しく説明していきます!

メジャー7th / M7 / △7

メジャー7thとは、「三和音(トライアド)」の「メジャー・トライアド」に長7度の音を足した和音になります。

頭に??が浮かんでいる人が沢山いそうですね!笑

7度というのは、「根音(ルート)」を1とした時に、数えて7番目にくる音を指します。

「根音(ルート)」を「ド」とするならば、「シ」の音が7度の音になるわけです。

次に「長」が何を指すのかということですが、「根音(ルート)」からの長さを表します。

前回説明しましたが、半音音が下がることを「フラット(♭)する」といいます。

「シ」は「シ」でも、「♭シ」と「シ」の2種類存在するのです。

「根音(ルート)」から「♭シ」の距離を短7度、「根音(ルート)」から「シ」の距離を長7度と表します。

ここで、簡単に覚える方法を紹介します!

「根音(ルート)」から7番目まで数えているとよくわからなくなってしまいませんか?

鍵盤は全部で7つのドレミからできているので、7度の音は1番遠い音になるわけですが、逆から考えると1番近い音になるのです!

ということは、こうなります!
・長7度→「根音(ルート)」の半音下の音
・短7度→「根音(ルート)」の全音下の音

どうでしょうか!
数え易くなりましたか??

本題に戻りましょう!

メジャー7th=「メジャー・トライアド」+長7度

Cを「根音(ルート)」とした時、
Cメジャー7th= C(ドミソ) + シ(ドの半音下の音)

こうなります!
押さえられましたか?

また、メジャー7thには複数の表記の仕方があり、よくM7や△7という形で表されます。
意味は同じです!

あとは前回と同様、「根音(ルート)」を変えて、同じように音を積み重ねていくと、12種類のメジャー7thをコンプリートすることができます!

CM7 ド・ミ・ソ・シ
DM7 レ・♯ファ・ラ・♯ド
EM7 ミ・♯ソ・シ・♯レ
FM7 ファ・ラ・ド・ミ
GM7 ソ・シ・レ・♯ファ
AM7 ラ・♯ド・ミ・♯ソ
BM7 シ・♯レ・♯ファ・♯ラ
D♭M7(=C♯M7)♭レ・ファ・♭ラ・ド
E♭M7 ♭ミ・ソ・♭シ・レ
G♭M7(=F♯M7) ♭ソ・♭シ・♭レ・ファ
A♭M7 ♭ラ・ド・♭ミ・ソ
B♭M7 ♭シ・レ・ファ・ラ

マイナー7th / m7

マイナー7thとは、「三和音(トライアド)」の「マイナー・トライアド」に短7度の音を足した和音になります。

短7度を足すということは、、、!

短7度→「根音(ルート)」の全音下の音

なので、

マイナー7th=「マイナー・トライアド」+短7度

Cを「根音(ルート)」とした時、
Cマイナー7th= C(ド♭ミソ) + ♭シ(ドの全音下の音)

となるわけです!
スムーズに押さえられるようになっているのではないでしょうか!

マイナー7thはほとんどm7の様に表記されます。

あとはまた「根音(ルート)」を変えて、同じように音を積み重ねていくと、12種類のマイナー7thをコンプリートすることができます!

Cm7 ド・♭ミ・ソ・♭シ
Dm7 レ・ファ・ラ・ド
Em7 ミ・ソ・シ・レ
Fm7 ファ・♭ラ・ド・♭ミ
Gm7 ソ・♭シ・レ・ファ
Am7 ラ・ド・ミ・ソ
Bm7 シ・レ・♯ファ・ラ
D♭m7(=C♯m7)♭レ・ファ・♭ラ・♭ド(シ)
E♭m7 ♭ミ・♭ソ・♭シ・♭レ
F#m7(=G♭m7) #ファ・ラ・#ド・ミ
A♭m7 ♭ラ・♭ド・♭ミ・♭ソ
B♭m7 ♭シ・♭レ・ファ・♭ラ

ドミナント7th

ドミナント7thとは、「三和音(トライアド)」の「メジャー・トライアド」に短7度の音を足した和音になります。

もうわかってきましたかね!

ドミナント7th=「メジャー・トライアド」+短7度

Cを「根音(ルート)」とした時、
C7= C(ドミソ) + ♭シ(ドの全音下の音)

ドミナント7thはコードネームで表現する時、「根音(ルート)」の表記にそのまま7を付けます。

Cで表すと、「C7(シー・セブン)」となります。

そしてこちらも同様に、「根音(ルート)」を変えて、同じように音を積み重ねていくと、12種類のドミナント7thをコンプリートすることができます!

C7 ド・ミ・ソ・♭シ
D7 レ・♯ファ・ラ・ド
E7 ミ・♯ソ・シ・レ
F7 ファ・ラ・ド・♭ミ
G7 ソ・シ・レ・ファ
A7 ラ・♯ド・ミ・ソ
B7 シ・♯レ・♯ファ・ラ
D♭7(=C♯7)♭レ・ファ・♭ラ・♭ド(シ)
E♭7 ♭ミ・ソ・♭シ・♭レ
G♭7(=F♯7) ♭ソ・♭シ・♭レ・♭ファ(ミ)
A♭7 ♭ラ・ド・♭ミ・♭ソ
B♭7 ♭シ・レ・ファ・♭ラ

最後に

いかがでしたでしょうか!

だんだん複雑になってきて頭がぐちゃぐちゃしてきているかもしれませんが、1番大切なことは、コードが持つ響きを覚えることです!

ゆっくりでいいので、一つずつ押さえてみて、様々なコードに触れてみてください!!

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