自己紹介
DECO MUSIC SCHOOLでRap講師を始めることになりました。
ARKです。
こんにちはARKです!
Rap=Hip-Hop ではない
昨今、Rapとはなんぞや?Hip-Hopとはなんぞや?
巷では、様々な見解や、知識、考え方が情報として溢れてますね。
Rapは、音楽ではあるので基本自由な表現方法です。

でも、その手法を取り入れた楽曲だからといってHip-Hopかどうかっていうのは、別です。
ビートに言葉を乗せて、リズムに合わせてRapすればHip-Hopなのかっていうとそうでは無いんです。
Hip-Hopの概念は、基本4大要素が必要です。
DJ、Rap、Dance、Graffitiこの4つが揃って初めてHip-Hopという文化が成り立つんです。
Rapは、その要素の一つなんでrapの手法だけを真似してもHip-Hopにはなりません。

言うならば、それはRap Musicです。
韻とは?
韻を踏むということは、言葉の母音が揃ってる言葉を組み合わせたものです。
・韻↔︎真↔︎金↔︎品↔︎新↔︎ピン (母音がin)
・BLOG↔︎付録↔︎付属↔︎武力↔︎太く↔︎黒く(母音がuoi)
これを駆使して、韻先行で文章を繋げていきます。
ヤバスギルスキルPart.3
上記は、ラッパ我リヤ Feat.Arkでヤバスギルスキル Part.3です。

もう25年以上前の曲ですが、ライミング(韻踏み)に関して、ラッパ我リヤ然り、
走馬党(自分のクルー、グループ)は専門的に開拓してたので、長い韻(5文字、6文字以上の母音)で踏襲していくスタイルが高評価され、自分は客演から名前が全国区に広がりました。
強引なところもありつつ、一小節もしくは二小節の間にどれくらい、かっこよく韻を踏めるかってところを意識して強調していました。
この曲の制作ヒストリーは、またの機会に触れようと思います。

この動画は、Rhyme SchemeっていうもともU.SのHip-Hop Artistで特にリリシストという括りに入るRapperにフィーチャーしたYoutubeチャンネル(私の記憶が正しければ)で、EminemやRakim、Nasなど海外の有名なRapperが多く取り上げられてるチャンネルで、特に韻の踏み方がリリックの中で解析されていて面白いなっと思って観てたチャンネルでした。
ある時、ふと観てみたら日本版が出来ていて、自分のスキル3のバースをフィーチャーされていたので、当時かなり驚いて、めっちゃ嬉しかった記憶があります。

小節の中で、韻の踏みどころや、韻の順番や運び方など、こだわりまくった作品なので、是非観てみてください。
一小節のカウント
通常、楽曲を作るときはカウントと呼ばれる、楽曲の小節数の数え方があります。
その楽曲のテンポ(BPM)が、速さですが。小節は、曲の長さです。
1小節は、4分の4拍子でリズムを取るなら、

1 2 3 4
で1小節
更に進み
2234
で2小節
3234
で3小節
4234
で4小節。
これが、基本になり
これを自乗していくと
4×2=8小節
4×4=16小節
4×6=24小節
Hip-Hopの小節カウント数は 基本は、この2小節、4小節、8小節の組み合わせでバース(Rapのメインバース)を作ります。
1バースあたり、16小節か24小節で
フック(サビ)4小節、もしくは8小節が
バースの間に入ってきて、2バース、3バースと展開していきます。
これが、Rap(Hip-Hop)における楽曲の基本構造です。
一緒に口ぐさんでごらん
Rapが上達するには、まず好きな曲を聴きまくって、一緒にRapしてみるのが効果的です。
Hip-Hopの12inchレコードは、通常A面オリジナルmixと、instrumenntalという楽曲オンリーのカラオケみたいな曲も収録されてます。
その好きなRapperやArtistの楽曲のインスト(instrumental)を使って、そのRapperのリリックを覚えてRapするか、自分のリリックを作って、そのインストに合わせてRapをキック(バースをRapすること)するといいです。
この応用で、Freestyleなど出来るようにもなっていきます。
2025/5/31にリリースされたGet Down Tonightという3曲入りのマキシシングルです。
プロデュースもPadman(自分のBeat作る時の名義)でセルフプロデュースとなりますので是非、ご参考に聞いて観てくださいね。
