ラップと歌の境界線

“ラップ”といわれるとどんなラップをイメージするでしょうか?

音程等は関係なく、喋り口調に近いものでしょうか?

もちろんそれも正解です。

ずっしりと淡々と語るようなラップ、ノリノリで激しいラップ、歌っているかのようなラップ、ほぼ歌…… 様々ですし、「こうじゃなきゃラップじゃない」なんていう時代でも無いと思いますし、全て正解で間違いはないと…. 私は!思います。

今回は「一概には言えないが」とか「人による」といった内容だなぁと思いますが、私のブログですので、私の一意見として書いています。

歌には自信がないけどラップなら出来そうかなと思って

時々「歌には自信がないけど、ラップなら出来そうかなと思って」という方がいらっしゃいます。

わかります。わかりますよ。

それでも簡単に始められる素晴らしい歌唱スタイルだと思います、ラップは。

しかし!

これはレッスンでもよく言ってるのですが、ラップって、”とりあえず形にはなる”までは全然簡単だと思っています。

けれど、歌や楽器同様、その先、”上手くなる”には相応の努力/勉強/時間が必要です。

カッコよく発声する。リズム感を鍛える。上手なリリックを書く。キャッチーさを演出するなど考え出したら、流暢なフローや時にはメロディもおり混ぜる。

語彙力だとかの文学的側面、リズムやフローやメロディセンスとかの音楽的側面、さらにそれが”ラップミュージック”ではなく”HIPHOP”と見られたいのであればカルチャー的側面…..

インプットもアウトプットも膨大な量が必要だと思いますし、それを可能にするには、如何にそれが好きか!に尽きると私は!思います!!

注目は音程だけではなく

と、熱くなって少し話が逸れましたが、

いろいろなラッパーの曲を聴いてみると、結構メロディがあったり、メロディっぽいものがあったりもします。

メロディとまではいかなくとも、低い声と高い声を使い分けたり。

平たく言うと、歌が上手いに越した事はないですし、そもそも歌が上手いかどうかというのは音程だけにとらわれがちですが、リズムだったり抑揚だったり、堂々と歌えるかどうかだったり…. ラップが上手くなってきたかも!と思えてきたら、歌にも自信が出てきたりしそうですね!と私は、思っています。

歌とラップの境界線

主題ですが、ラップと歌の明確な境界線は難しいですね。

両端ではハッキリと違いますが、歌だって言葉数を多くしてリズムを細かくしていけばラップに近づくし、ラップだって音程をつけたら歌に近づきます。

歌サイドからラップに寄ったり、ラップサイドにも部分的に明確なメロディがあったり(これ超かっこいいです)

ラップの中やコーラスにところどころメロディがあったり、サビはキャッチーに歌っていたり(いい曲ですね)

私自身も曲の中でメロディを多用するタイプですし、しかも歌唱力自体にはあまり自信はありません(が、歌うのは好きです)。

上手に使い分けるというか、共存させるというか、聴き飽きないように、いい曲を作れるように、頑張りましょう!

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