韻を踏もう

今回は久しぶりに「韻」の話です。
ラップに限ったものではありませんが、技術的にも文化的にもラップには特に深く関わっているのは皆さん周知の通りだと思います。
フリースタイルバトルにおいても盛り上がりやすいのはやっぱりどれだけ的確に韻を踏むかだったりもします。
とは言いつつラッパー各々で韻との付き合い方も様々ですが、”理解”したうえで聴くと面白さや奥深さもより一層増すのではないでしょうか!
母音(要は、あいうえお)
では、まず「ブログ」という単語。分解すると「ブゥー ロォー グゥー」つまり「うー おー うー」という音です。
ゆっくり実践→
毎月書いてるブーローグー/
新たな知識を取得(しゅぅーとぉーくぅー)/
ラップ考えると口が動く(うぅーごぉーくぅー)/
それこそ毎日の活力(かつぅーりょぉーくぅー)/
どうでしょう?声に出してみると、文章にリズムが感じられる…. はずです!
重要なのは「そう聴こえること」
前項を踏まえた上で、重要なのは「韻を踏んだ文章を書く」ことではなく「韻を踏んだ歌詞をリズムに乗せてラップする」ことなので、母音が合っているかどうかよりも「そう聴こえること」が肝心だと私は思っています。
これは文章だけだと伝えにくいですが…。
語彙力が飛躍的にあがります
一行一行小節の末で韻を踏まなければ歌詞が成り立たないわけではないのですが、トレーニングとして、単語単位で韻を踏むことに拘って、思いついた言葉と言葉(韻と韻)を如何に上手に繋げるか。
ブログ、取得、動く、活力….. だけでは歌詞はおろか文章も成立しませんが、
「毎月書いてる」ブログ
「新たな知識を」取得
「ラップ考えると口が」動く
「それこそ毎日の」活力
これなら成立しそうです!
韻を踏む遊びから始めて、リズミカルで上手なラップが書けるようになるまで…. 頑張りましょう!