フリースタイルラップ上達方法

昨今、テレビやYouTube 等のメディアを通じてフリースタイルバトルの認知はヒップホップという音楽ジャンルや有名ラッパーの認知以上に広く大きくなりました。

同時にそれをやってみたいと思う方も、当然、増えました。

所謂”バトル”の前に即興フリースタイルラップのスキルそのものが必要になるわけですが、正直、今をときめくフリースタイルバトルの強豪達の頭の中がどうなっているのかはわかりません!

今回は”私が個人的に考える”フリースタイルラップの上達方法を書いてみます。

超初級編だと思ってください。(既に上手に出来る方は各々のやり方でスキルを磨くのが一番だと思います!)

目の前の大抵のことは言葉にできる

まずビートがどう、韻がどう、フローがどう、以前に、言葉が出てこなければ始まりません。

自分の思いや頭の中のストーリーを言葉にし続けられれば素晴らしいですが、それ以前の話です。

ラップを途切れさせないために、何かヒントを探してみましょう。目の前にあるもの/ひと/こと。

手に持ってるのは?今読んでるのは?顔を上げたら目の前には何が?右側には?今いるのは?っていうか今何時?天候は?どんな服着てる?明日の予定は?あなたの名前は?…….

連想ゲーム

手に持ってるのはスマホ→スマホの画面にはブログ→ブログに書いてあるのはヒント→ヒントから弾き出すアンサー→アンサーは日本語で答え→答え合わせの際には緊張→緊張ほぐそうリラックス→コーヒーでも飲んでおきましょう

支離滅裂でもひとまずいいでしょう!とにかく話を続けてみましょう。

倒置法/体言止め

「スマホを持ってる」→「手に持ってるスマホ」

「アンサーを弾き出す」→「弾き出すアンサー」

全てに当てはまる訳ではありませんが、便利な手法です。

リズムに乗せる

アカペラで(自分のペースで)少しずつ言葉が続くようになったら、次は、例えばYoutubeで「MCバトル ビート」などと検索すると、様々なインストゥルメンタルが出てきますし、8小節ごとにスクラッチ音が入ってゲーム感覚で小節感覚を鍛えられるコンテンツが沢山あります。

それらにのせてラップをしてみましょう。

相手とのサイファー

最後に、ラップをし合える相手がいるのが一番の上達方法です。実際レッスン時に生徒と延々とサイファーをしたりしますが、ひとりではそんなに長いことやれない気がします。

返してくれる相手がいるというだけで、大前提として楽しいですし、自分でも思ってもみなかったパンチラインが出たりして盛り上がれます。

僕よりフリースタイルラップが上手な生徒も勿論いますが、どっちが上手いかではなく、返してくれる相手がいて、サイファーが成立することが重要です。

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