その練習ではうまくならない 


こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOL講師の萩原義人と申します。


嫌なタイトルから始まりましたが
今回は技術的なお話をしてみようと思います。


突然ですが、あなたはうまくなりたいですか?


このサイトに辿り着いてこれを読んでくれている時点で
きっと自分を高めたい気持ちがある方だと思います。
例えばプロと呼ばれる人たちは
ある一定以上の技量は持っていますが
うまくなれば必ずプロになれるわけではありません。


では、何のためにうまくなるのか?
それは「表現したいことを表現できる」ためです。




僕は技術とは言葉のようなものだと思っています。
例えば【とても】という意味の言葉は


たいへん/非常に/はなはだ/大いに/きわめて/すこぶる/至って/
心から/本当に/随分/実に/はるかに/相当に/


これだけ多様に表現できますし、
TPOに合わせて使うべき表現が変わってきます。


仮にこれが【めっちゃ】しか知らない人だとしたら
日々の色んな場面で困るはずです。

「めっちゃおめでとうございます」

「めっちゃお悔やみ申し上げます」

このように日々めっちゃ困るはずです。



大切なことは、今この気持ちをこんな感じで伝えたいという
「表現したいことを表現できる」ことです。


つまり国語辞書を1ページ目から覚えていくような練習は
あまり意味がありません。
それで会話ができるようにはならないはずです。


何を表現したいかを考えて
それに合った形の練習をしなければいけません。


ラップがうまくなりたいのに
声楽をやってる場合じゃありません。
まず自分が「どこに行きたいか」方向性を定めます。




では具体的に何をすればいいかお話しします。


1.模倣する
2.量をこなす
3.質をあげる


これを繰り返します。




【1.模倣する】


モノマネをするように、よく見てよく聞いてそれをコピーすることです。
コピーをやらない人は自分ができることをただ繰り返しているだけで
前述した「めっちゃ」でひたすら長時間喋り続けている状態です。
できることを繰り返しても現状から変化しません。
練習とはできないことをやるから練習なのです。




【2.量をこなす】


目指す場所にもよりますが、
一定以上の時間をこなすことが必要です。


一般的に見てこの人うまいなと感じるレベルには
1000時間ほどの経験が必要とされます。
例えばギターを始めて1日1時間練習すると約3年後には
「あの人ギター上手」と言われるレベルになるはずです。


1日1時間も?
と感じる人はSNSやYouTubeやゲームに1日どれくらいの時間を使いますか?
その時間の一部を練習に充てるだけで
未来は変わっていきます。


仮にプロになるのに必要な技量に達するには
1万時間という絶対時間が必要と言われています。
例えば1日1時間練習すると約27年後にプロと呼べるほどの技量が身につきます。
1日2時間練習すると約14年後
1日3時間練習すると約9年後
1日4時間練習すると約7年後
1日5時間練習すると約5年後


スポーツ選手を想像してみてください。
学生時代から朝練と部活で毎日3時間以上の練習を何年も積み重ねますよね。
それと同じ感じです。
好きなことじゃないとそんなに続けられません。
だから好きなことをやるべきなんです。


最初に「目指す場所による」と書いたように
趣味でもプロでもどっちでもいいんです。
大切なのはあなたが「どこに行きたいか」です。




【3.質をあげる】


量をこなしてみて初めて自分に合った練習や
強みと弱みが見えてきます。
多くの人は量をこなす前に
「効率のいい練習はなんですか?」
「合理的なやり方は?」
と近道をしようとして自滅します。


練習の質を上げるには
量をこなした経験を元に
自分に合ったやり方や習慣を知ることが大事です。


・どんな時間帯にやるのが集中できるか
・どんな頻度が自分の生活リズムにあってるか
・集中力をキープしやすい環境作り
・モチベーションに左右されない習慣化
・何が原因でできないかの分析
などなど。


これまでお話したように
練習というもの1つとってみても
そのやり方は多種多様で一概にこれをやるべきとは
一言で言えません。


「YouTubeや教則本を読んだけど
なんだかよくわからない」


当然です。
前述したように、
自分がどこを目指してどんな段階にいるのか
わからない状態で、
誰に向けたものかもわからない情報を得るから
より混乱するのです。


だからこそ経験者の客観的なアドバイスが効果的です。
悩んで行動をしないままでいるより
講師に相談してみてください。
その道で色んな経験を積み重ねた方々です。
ぜひ自分に合ったやり方や方向性を見つけてもらえたらと思います。


今回は練習についてのお話でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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