田舎バンドマン〜環境の大切さ〜

こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOL講師の萩原義人と申します。


前回のブログ
出身は新潟県だとお話ししましたが、
環境についてもう少し掘り下げてみようと思います。


生まれは海沿いの街で
家から階段を降りるとそこはもう海という環境で育ちました。


地元の海です↓




そして特異なことに
なんと家の真向かいには民営のプールがあり
夏休みともなると午前中は海で遊び
午後はプールで泳ぐという生活を
ほぼ毎日繰り返しておりました。
(宿題しろ)


海や自然が好きな方からすると理想的な環境かもしれません。
でも見方を変えればスーパーに行くにも遠いし
映画館やショッピングに行きたければ
電車に乗って1時間以上かけて新潟市街に出ないといけません。
つまりは一言で言ってしまえば
田舎町でした。


中学生で初めてのステージを体験しましたが(前回のブログ参照)、
その後高校生になった僕は
同級生と新たに3人組のバンドを組みました。
スリーピースってやつです。


「よし!プロを目指して練習だ!」


しかしそこは田舎町。
(そろそろ新潟県に怒られる)
練習スタジオやライブハウスはもちろんありません。


僕らの練習場所はもっぱら公共施設の小さな体育館でした。
地域の住民は無料で使える施設。
でも立地は車で無ければ行けないような
田んぼのど真ん中にある体育館。
親に車で送ってもらって通ってました。


その丸っこい屋根の形状から「かまぼこ」という通称で僕らは呼んでました。
冷房や暖房もない。
もちろん音楽機材なんて物もない。
しかも古くてボロい。(怒られろ)




学校が終わると、


「おーい、今日7時にかまぼこ集合なー」


僕らは家庭用の安い小さなギターアンプをいくつか持ち寄って、
1つはギター用、1つはボーカル用、1つはベース用にして使ってました。
もちろんギターアンプなんで歌は歪むし、
サイズも小さいから音は割れるし、
音響は最悪でした。


でもそれより大きな問題がありました。


…ドラムがない。


ドラム担当のメンバーがドラムセットを持っていなかったのです。


何か代用できるものは….?


…体育館の隅になぜかタライが数個置いてありました。
雨漏りでもしてたのか??




「もう、…これしか、….ないよな??」


夏休み、冷房のないボロ体育館で
僕ら3人は上半身裸になり
音が割れまくる騒音を撒き散らしながら
汗だくでタライを叩いていました。
(古代の祭りか)


今思い出せば恐ろしい光景なのですが
当時は真剣だったのです。


そこから少しの時間が経って
ようやくメンバーがドラムセットを買い
古代の祭りから奇祭くらいまでは進化した僕らは
ライブイベントなどに少しずつ参加するようになります。


学校の文化祭。
体育館で開催されるライブ行事はあったものの、
体育館独特の音が反響しまくるあの感じが嫌だった僕らは
企画書を書き、視聴覚室の使用許可を貰い、
自分たちでお金を出し合って音響屋さんを呼んで
スピーカーやマイクを揃えました。


音も反響しないし機材は万全だし
ライブはとても好評に終わりました。
ちなみに僕らの世代以降、
その学校でのライブ行事は
視聴覚室で行われているそうです。


また別のライブでは、
学校の近くにあった施設を借りて
イベントを企画したりしましたが
¥500のチケット代を取ってしまった事と
会場でケンカが起きた事が原因で
職員会議にかけられた事もあります。


何が言いたいかと言うと、
つまりはライブ1本やるだけでも一苦労だったのです。


今、振り返ってみて
僕らが「かまぼこ」で過ごした青春の日々は
楽しい思い出ですが、
適切な環境が当時あったら
今の僕らはまた違った形になっていたはずです。


・自宅から通える距離で音が出せる環境

・プロレベルの音響設備のある環境
・専門家に技術やノウハウを習える環境
・習った技術をアウトプットできる環境 v・共感できる仲間がいる環境


とても恵まれた環境が揃っているこのスクールは
当時の僕のような人からすれば理想的な環境だと思います。


もし、今これを読んでくれているあなたが
音楽に少しでも興味があるのなら、
または環境に悩んでいるのなら、
独学に限界を感じているなら、
それをサポートできる環境がここにはあります。


いつでも遊びに来てみてくださいね。
DECO MUSIC SCHOOLでお待ちしています。


今日も生徒たちとレッスン楽しんできます。


それではまた!

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