[楽典]コード入門編

皆さん、こんにちは! DECO MUSIC SCHOOL 講師の麗美英梨です🎶

これまでブログでは「音程」「調号」「メジャースケール」「マイナースケール」など、楽典の基本について取り上げてきました。

今回は、いよいよ実際の演奏や歌に直結する「コード(和音)の基礎」についてお話していきたいと思います!

コードってなに?

音楽の中で2つ以上の音を同時に鳴らすと「和音(コード)」になります。

コードは曲の雰囲気や土台を作る大切な要素で、歌の伴奏やピアノ演奏には欠かせません。

普段何気なく耳にしているJ-POPや洋楽も、実はコードの積み重ねでできています。

メジャーコードとマイナーコード

コードの中でも一番よく使われるのが メジャーコード と マイナーコード です。

例:Cメジャーコード

• C(ド・ミ・ソ)=メジャーコード

明るく、元気で晴れやかな響き

童謡やポップスに多く登場します。

例:Cmコード

• Cm(ド・ミ♭・ソ)=マイナーコード

切なく、しっとりした響き。

バラードや感情的なシーンでよく使われます。

実際にピアノで「C」と「Cm」を弾き比べると、同じ「ド」から始まってもこんなに雰囲気が変わるの?と驚くのではないでしょうか。

歌うときも自然と表情が変わり、曲の気持ちを表現しやすくなります!

コードの作り方(トライアド)

それでは次に、そのコードがどうやって作られているのかを見てみましょう。

コードの基本形は 三和音(トライアド) と呼ばれます。

仕組みはとてもシンプルで、

ルート(根音)+3度上の音+5度上の音

(3度や5度が分からない場合は、ブログの「音程」編をご確認ください)

を重ねると完成します。

次にCメジャースケールからできる和音たちを見てみましょう。

• C(ド・ミ・ソ)

• Dm(レ・ファ・ラ)

• Em(ミ・ソ・シ)

• F(ファ・ラ・ド)

• G(ソ・シ・レ)

• Am(ラ・ド・ミ)

• Bdim(シ・レ・ファ)

このようにスケールの中の音を積み重ねるだけで、自然にコードが生まれるんです

これらのコードをダイアトニックコードといいます。

コードを知ると…

コードの知識があると、音楽の世界がぐっと広がります

•ピアノやギターで伴奏が弾けるようになる

•歌うときに曲の雰囲気を理解でき、表現が豊かになる

•作曲やアレンジに挑戦できる

特に、弾き語りをやってみたい!という方にとって、コードを覚えることは第一歩🐾

楽譜を丸暗記しなくても、コードネームさえ分かれば演奏ができるようになります

まとめ

コードは、音楽を支える骨組みのような存在です。

まずは メジャーとマイナー の響きの違いを体験して、自分の耳で「明るい」「切ない」を感じ取ってみましょう。

ぜひピアノなどで試してみてくださいね!🎹

次回は、ダイアトニックコードについて詳しくやっていきたいと思います。

それではまた( ´ ▽ ` )ノ

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