音程の鍛え方
こんにちは! DECO MUSIC SCHOOLの千葉晃樹です!
今回は、音痴な方、音程が取りにくい、わからない方向けに音程の鍛え方をご紹介します。
「聴覚」を鍛えて正確な音程をつかむトレーニング
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音程を正しく取るための基盤は「耳の良さ」です。
ここでいう耳の良さとは、生まれつきの才能ではなく、音の高さを識別し、再現する能力のこと。
これはトレーニングによって大きく伸ばすことができます。
まず取り組みたいのが「基準音を覚える」練習です。
ピアノアプリやチューナーでド、ミ、ソなどの基本的な音を再生し、その音を声でまねることで、基準となる音の高さを体に染み込ませます。
このとき、音を聞いてすぐに声を出すのではなく、一度自分の頭の中でイメージしてから発声することがポイントです。
脳内で音程を再構築する力がつき、外部の音に頼らなくても音程が安定します。
次は「音と音の間隔を聞き分ける」練習です。
ドからミまでの長3度、ドからソまでの完全5度など、音同士の距離を理解すると、メロディを歌う際の迷いが格段に減ります。
音と音の間隔の問題を出し、上がっているのか下がっているのか、何度の跳躍なのかを判断する練習は非常に効果的です。
さらに、歌の録音も欠かせません。
人間は主観だけで歌うと、自分の音のズレに気づきにくいものです。
録音して客観的に聴き返し、どこで音が上ずるのか、どこで下がりやすいかを確認することで、耳と感覚のズレを修正できます。
一度の練習で変化は出ませんが、繰り返すほど耳が敏感になり、音程の安定度が向上します。
「発声」を鍛えてブレない音程を支えるトレーニング
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音程の問題は、耳だけでなく、発声の安定性にも大きく関係しています。
正しい高さが分かっていても、身体がその音を支えられないと音程は揺れたり下がったりしてしまいます。
ここで重要になるのが、呼吸・響き・筋肉のコントロールです。
まずは「安定した呼吸」を身につけること。
腹式呼吸が理想ですが、難しく考える必要はありません。
鼻からゆっくり息を吸い、お腹がふくらむ感覚を確認しながら、細く長く一定量の息を吐く練習を続けると、歌うときの息の流れが安定します。
息が安定すると、音程がふらつく原因である“息の急激な変動”がなくなります。
次に「音の支え」を作るための発声練習です。
ハミング(鼻腔に響かせる発声)は、響きの位置を安定させ、喉に力を入れずに音をコントロールするのに最適です。
ハミングでド〜ソ〜ドのようなスケールをゆっくりなめらかにつなぐ練習を続けると、音程の移動が滑らかになり、狙った高さで音を止める能力が強化されます。
また、半音階を使った練習も有効です。
半音差は音程を鍛えるうえで最もシビアな領域で、ここがコントロールできるようになると、どんな曲でも高い精度で歌えるようになります。
ピアノやアプリで半音ずつ上がり下がりするフレーズを繰り返し、音のズレを最小限に抑える力を鍛えましょう。
発声の安定が耳の訓練と合わさると、音程は改善します。
耳が正しい音を理解し、身体がその音を支えられるようになることで、どんな曲でもブレない音程を保てるようになります。
今回は「音程の鍛え方」をご紹介しました。
ボイトレが初めての方でも、基礎から一緒に勉強していきます。
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