声帯と向き合う🗣👀

こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOLの小笠原 桜子です👩🏻‍🚀🩰

今年は驚くほど短い梅雨でしたね☔️🐌
夏への助走が短いぶん、体が暑さにまだ慣れていないと思うので
熱中症、本当に気をつけましょうね!

さて今月は意外と知らない声帯について勉強していきましょう!

自分で見ることも触ることもできないのに
「声帯ゆるめて!」とか「喉で押さない!」とか言われて困ってしまったことはありませんか?

声帯のはたらきや歌とどう関係しているのかを知ることで、イメージしやすくなるので一緒に見ていきましょう🗣👀

声帯のはたらき

声帯は咽喉 (のど仏の奥) に位置し、
ごっくんと飲み込むときに閉じて、食べ物や飲み物が気管に入らないようにブロックしてくれています。

そしてご存知の通り、発声に大きく関わる大切な場所です。

息を声に変換するときは次のような運動を行っています。

  • 息を吸う → 声帯が開く
  • 息を止める → 声帯が閉じる
  • 声を出す → 声帯が振動する

シンプルですが歌や発声に関するこれらの動きを担っているのが声帯です。

ちなみに、「のどを開けて歌う」のは「声帯を開けて歌う」という意味ではないので注意が必要です⚠️

基本的に声帯は閉じて発声していきます。
のどを開けて!と言われたら
声帯周りにかかる力を解放、リラックスしながらラクに発声していくことを指します。

声帯の感覚をつかむ

自分で見ることも触ることもできない声帯ですが
簡単な方法で声帯の存在を感じることができます🪄

  1. 口で息を吐く・吸う
    ハーーーッ
    ハー で息を吐いたとき(吸うときも同様)
    → 声帯は開いてる状態
    息が通過する時の感覚を感じてみてください
  2. 息を吐いて止める
    ハーーーッ [止]
    ハー で息を吐き、息を止める
    →声帯は閉じている状態
    息を止めた時にのどの中でペタっとくっつくところが声帯です!
  3. 声を出す
    ハーーーッ [止] アー
    息を吸って止めて アー で発声
    →声帯が振動している状態
    のどに手を当ててみて振動を感じられるでしょうか?一度息を止めて声帯を閉じてから発声するのがポイントです。
  4. エッジボイス
    ハーーーッ [止] ア” ア” ア” ア” ア”
    息を吸って止めてゆっくり息を送る
    →声帯が振動している状態
    リラックスした状態で声帯をペタっとくっつけたまま、ゆっくり息を送り込むことで声帯のすき間から息が漏れている音です。
    こちらの方が声帯の振動を感じやすい方もいるかもしれません!

振動と音程

音程は声帯が振動する回数で変わります。

  • 低音→振動が少ない
  • 高音→振動が多い

ちなみに1秒間に声帯が440回振動すると「ラ」の音になります

低音のとき、声帯はとても厚いのですが
高音になると伸びて薄くなります。
伸ばして薄く使わないと振動数を上げられないからです!

これを『重いのど(低音)』『軽いのど(高音)』と表現することもあります。

高音に差しかかったときは
重いのどのままで挑むのではなく、
声帯を薄く軽く使っていくのがコツと言えます💁🏼‍♀️

この薄く軽く使っていく方法は日々のトレーニングで学んでいきましょうね♪

知識を活かす

いかがだったでしょうか?

声帯の感覚をつかむことで講師のアドバイスをより具体的にイメージできるようになったり、
高い音だからこう使おう、息をまぜた表現をしていきたいからこう出そう、など自分でコントロールできるようになります✊🏻

あなたの声を生み出す大切な声帯。

筋肉と粘膜で構成されたデリケートな場所です。
無理な発声で傷つけてしまわぬよう、
正しい使い方で人々を魅了していってくださいね

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