ミュージカル曲解説(オン・マイ・オウン)
こんにちは!
ななほです♪
今回は初企画、ミュージカルの名曲を解説していきたいと思います!
ミュージカルの歌はただ歌うのではなく台詞としての役割があります。
どういうところを見て、どういう所を意識すれば良いか、そこをお伝えしていきたいと思います(^^)
今回選んだ曲は『レ・ミゼラブル』より♪オン・マイ・オウン♪
有名なミュージカル曲ですね!
早速やっていきましょう!
・細かい
・伸ばしが少ない
・跳躍が少ない(同じ音が続く)
メロディラインは作曲家の意図として「歌うのではなく喋って欲しい」というメッセージです。レ・ミゼラブルの構成はオペラのように音楽を中心に物語が進んでいきます(ストレートの部分が少ない)。そのためこの曲に限らず喋り歌いが多い作品です。
ここは音を全部丁寧にとると棒読みに聞こえるため、喋りのアクセントを押さえそこ以外は抜く意識を持ちましょう。
まず前半の喋りパートはgmoll(マイナーのくらい音)からここのパートでDdur(メジャーの明るい音)に転調しています。なのでエポニーヌが辛い現実から優しい空想の世界に入ったことを示しています。
また、ここも前半ほどではないけれど跳躍が少なく休符も多めです。ここもまだ歌いこまずアクセントを意識して歌いましょう。『道に迷えば』と『見えるのはどこまでも』のくだりはリズムがかわり4分の3拍子になります。4分の3のリズムはワルツやバレエ等の軽やかなダンスで使われるリズムです。
エポニーヌの夢見て心が浮く気持ちとリンク付けしてリズムをとりましょう。
『知ってる』から『だけど道はある』まで臨時記号を使いエポニーヌの現実に引き戻され揺れ動く心情を表しています。また終盤から音の跳躍が増え、感情の振れ幅が大きくなっている様を表現しています。
エポニーヌが不安だったり辛いことを考えているとき(前半のまたあたし1人のところや終盤の愛してる以降)は全体的にキーが高いのに対し落ち着いている時や幸せな妄想をしている時(前半の人皆眠る夜や中盤のパート)はキーが低めになっている事も注目しましょう。キーが高い=感情の昂りの表現になるため、終盤では大きく感情が昂り揺れ動いて欲しいという作曲家の演出がされていることを意識します。
最後の『愛してる』のくだりは、また跳躍がへるため、喋る方向に持っていきます。
感情が昂ったあと、また静かに喋る落差をつけることでエポニーヌの悲しみや虚しさを見せています。とても繊細に独り言ちるように歌いましょう。
物凄くざっくりとお伝えしましたが(もっともっと伝えたいことがいっぱい!)分析して歌うのは作品の理解を深めるだけでなく自分の助けにもなるのでぜひやってみてください!
ここまで読んでくださりありがとうございました♪
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ななほです♪
今回は初企画、ミュージカルの名曲を解説していきたいと思います!
ミュージカルの歌はただ歌うのではなく台詞としての役割があります。
どういうところを見て、どういう所を意識すれば良いか、そこをお伝えしていきたいと思います(^^)
今回選んだ曲は『レ・ミゼラブル』より♪オン・マイ・オウン♪
有名なミュージカル曲ですね!
早速やっていきましょう!
前半
『またあたし1人~あたしは目覚める』の部分です。ここは細かく早いメロディになります。こういった・細かい
・伸ばしが少ない
・跳躍が少ない(同じ音が続く)
メロディラインは作曲家の意図として「歌うのではなく喋って欲しい」というメッセージです。レ・ミゼラブルの構成はオペラのように音楽を中心に物語が進んでいきます(ストレートの部分が少ない)。そのためこの曲に限らず喋り歌いが多い作品です。
ここは音を全部丁寧にとると棒読みに聞こえるため、喋りのアクセントを押さえそこ以外は抜く意識を持ちましょう。
中盤
『ひとりでも~どこまでも2人だけ』の部分です。まず前半の喋りパートはgmoll(マイナーのくらい音)からここのパートでDdur(メジャーの明るい音)に転調しています。なのでエポニーヌが辛い現実から優しい空想の世界に入ったことを示しています。
また、ここも前半ほどではないけれど跳躍が少なく休符も多めです。ここもまだ歌いこまずアクセントを意識して歌いましょう。『道に迷えば』と『見えるのはどこまでも』のくだりはリズムがかわり4分の3拍子になります。4分の3のリズムはワルツやバレエ等の軽やかなダンスで使われるリズムです。
エポニーヌの夢見て心が浮く気持ちとリンク付けしてリズムをとりましょう。
終盤
『知ってる~でもひとりさ』の部分です。『知ってる』から『だけど道はある』まで臨時記号を使いエポニーヌの現実に引き戻され揺れ動く心情を表しています。また終盤から音の跳躍が増え、感情の振れ幅が大きくなっている様を表現しています。
エポニーヌが不安だったり辛いことを考えているとき(前半のまたあたし1人のところや終盤の愛してる以降)は全体的にキーが高いのに対し落ち着いている時や幸せな妄想をしている時(前半の人皆眠る夜や中盤のパート)はキーが低めになっている事も注目しましょう。キーが高い=感情の昂りの表現になるため、終盤では大きく感情が昂り揺れ動いて欲しいという作曲家の演出がされていることを意識します。
最後の『愛してる』のくだりは、また跳躍がへるため、喋る方向に持っていきます。
感情が昂ったあと、また静かに喋る落差をつけることでエポニーヌの悲しみや虚しさを見せています。とても繊細に独り言ちるように歌いましょう。
物凄くざっくりとお伝えしましたが(もっともっと伝えたいことがいっぱい!)分析して歌うのは作品の理解を深めるだけでなく自分の助けにもなるのでぜひやってみてください!
ここまで読んでくださりありがとうございました♪
●立川のボイトレスクール「DECO MUSIC SCHOOL」の無料体験レッスンはこちら!