Kpopに夢中だったオタクが、少し気持ちが遠のいたワケ

毎日のようにKpopの新曲やオーディション番組を追いかけていた僕だが、 そんな熱が少しずつ落ち着いていったのは、ちゃんみなとSKY-HIが手掛けた「NoNoGirls」オーディションを見た頃からだった。

なぜあれほど夢中だったKpopに対して、違う感情が芽生えたのか――その理由を今の気持ちのままに綴ってみる。

きっかけは「NoNoGirls」オーディション

僕がそう感じ始めたのは、ちゃんみなとSKY-HIが手掛けた「NoNoGirls」オーディションがきっかけでした。

この企画は、世間から“NO”と言われてきた子たちが挑戦する場所。

ルッキズムや完璧さが求められる音楽業界の中で、彼女たちはどんな立ち位置を見つけ、どうやってデビューまで這い上がっていくのか。そこに強く惹かれました。

最初の頃は、正直「本当にこの中からデビューさせるの?」と思うほど、オーラも技術もまだ発展途上でした。

でも回を重ねるごとに、一人ひとりが開花していく。その過程で特に光っていたのが、ちゃんみなの指導です。

ちゃんみなが導いた“心の解放”

ちゃんみなは一人ひとりへのリスペクトを欠かさず心の核をしっかり掴み、正しい方向へ導いていく。

まるで、彼女たちの中にある「NO」を優しく解きほぐし、それを“自信”へと変えていくようでした。

開花した瞬間の爆発力は本当にすごくて、痛みを知る人の歌には他の誰にもない光が宿ることを実感しました。

Kpopオーディションとの違い

もちろんKpopのオーディションにも、一人ひとりの物語があります。

ただ、そこに見えるのは「努力して、挫折しても立ち上がる」「泣いている暇はない、やるしかない」といったストイックな姿勢。

それも尊いけれど、心の奥にある弱さや揺らぎまでは、あまり深く映し出されないように感じます。

デビュー後に見せたHANAの新しい形

デビューを果たしたHANAは、従来のガールズグループ像を覆し続けています。

「Blue Jeans」では、誰か一人を主役に据えたような歌割りで、メンバーそれぞれに焦点を当てた構成。

そして「Bad Love」では、ラップ担当のメンバーがメインボーカルで堂々と歌い上げました。

こんな展開を見せられたら、次の曲では“誰の物語”が描かれるのか、自然と期待してしまいますね。

“完璧”と“心”を両立する進化系グループ

HANAのすごさは、プロとして技術を磨きながらも、人の心を動かす“響き”を持っていること。

彼女たちはただ感情的な表現をしているわけではなく、完璧を追求する過程の中で“心”を宿している。

そこに、これまでのガールズグループとは違う進化を感じます。

ソウルフルなボーカル、気迫のこもったラップ――それらの響きは確かに人の心を動かす。

いくら技術が完璧でも、「これが私の音楽だ」という精神で放たれる音には敵わない。

HANAがメインストリームの中で輝く今、ガールズグループの概念だけでなく、大衆の“音楽の見方”さえ変わっていくような気がします。

僕自身、以前は毎日のようにKpopの情報を追っていました。

でも今は、ただ情報を追うよりも「音楽の本質」を見つめ直すようになった。

音楽の本質は、音で人の心を動かすこと。

HANAたちは、まさにその本質を体現しているのだと思います。

完璧さでも、人気でもなく、 ただ純粋に「心が震えた」と思える瞬間。

それを最後に感じたのは、いつでしたか?

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