意外と意識していないあの筋肉

こんにちはー♪ななほです!
芸術の秋ということで、10月11月は舞台に立たせて頂きました!





(これは場当たり中の写真です♪)
舞台メイクをして、幕が開いて観客の反応が見える瞬間はいつもドキドキします!
いつか舞台のこともブログに書きたいですね(^^♪


さて、今回は歌を歌うにおいて必要な筋肉の話!
必要な筋肉と言われて皆さん思い浮かぶのはお腹の筋肉じゃないでしょうか?
確かに、横隔膜や腹横筋は歌でよく使われる筋肉です!
しかし今回注目する筋肉は意外と意識してない人が多いと感じる場所。
そこがどこかというと……舌です!!
意識しづらい場所ですが、使えるようになると歌が何倍も楽になる、今日はそんな舌の話をします。

歌う際の舌の理想的な位置

まず初めに歌う時において舌はどのような状態が良いのか。
それは『力みがなく舌先が優しく下の歯に触れている』が基本になります。
使いたい筋肉なのに力みがない状態!?と思うかもしれませんがこれが重要です。
例としてこちらの画像を見てください





私の手書きで申し訳ないのですが、口を開けた状態で左が舌に力が入っている状態、右が入っていない状態です。
左の力を入れた状態で「たちつてと」を言ってみてください。絶対に言いづらいはずです。
そして「がぎぐげご」も言ってみてください。これも言えないはずです。

このように、舌は子音を発音する為に重要な役割を果たします。
た(だ)行、な行、ら行では舌先で、か(が)行では舌奥を使うことで発音されます。
舌に力が入った状態だと上手く舌が動いてくれず滑舌が悪くなったり、リズムが遅れる原因になります。
でも、意外と歌っている時に左の舌になっている方は多いです!
なのでタンロール(巻き舌)で歌う発声方法や舌を出して歌って強制的に力みを取る練習があるんですね♪

鼻濁音と舌の関係

あと、歌ってる人は聞いたことが多い鼻濁音。こちらも日常生活で意識することがない発音ですが舌の使い方が大切になっていきます。





こちらも私の手書きで申し訳ないですが、こちらは全部日本語の『ん』の発音になります。
1番左は唇を閉じた状態の『ん』です。
『コンパス』『あんまり』の言葉の時の口の形です!

真ん中は口は空いていて舌が上あごにくっついた状態の『ん』
『かんな』『ランタナ』と発音した時の口の形です。

そして1番右が鼻濁音の『ん』
口は開けたまま、舌先もニュートラルな形で舌の奥が膨らんで発せられる言葉です。
『さんがつ』『こんき』と、か(が)行の前に来る時の発音になります。

このように『ん』ひとつとっても舌は無意識に色んな形を作って発音しています!
この繊細な動きを歌の中でスムーズにするためにも舌はリラックスした状態を保つように歌うのが上達するポイントです!
歌っている時の舌の形、みなさんもいちど確認してみてはいかがでしょうか?

では、今回のブログはここまでです!
読んでくださりありがとうございます♪

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