レッスンで1番嬉しいこと

みなさんこんにちは！
DECO MUSIC SCHOOLの石川です！

みなさんご機嫌いかがでしょうか？

日々レッスンをしていく中で、1番嬉しいのは生徒さんが裏声が出せるようになった瞬間です✨

私はミックスボイスコースの講師なので、生徒さんに高い声を出させてあげるのが仕事です。

その上で裏声を出せるようになることは絶対に必須なことなのですが、実はほとんどの生徒さんは初回レッスンで裏声が出せません。

「裏声を出してください」とお願いすると、生徒さんそれぞれ色々な音色の裏声を出されるのですが、本当に純粋な裏声＝頭声の音色というのは一種類しかないんです。

正しい裏声の音色とは

頭声の音色は「瓶に息を吹き込んだ時の音」や「音叉を耳に近づけた時の音」に近い音色になるのですが、ほとんどの方はもっと「地声っぽい」音色の裏声を出されます。

地声っぽい音色の裏声でトレーニングしたところで、高い声を出すのに必要な筋肉はうまく鍛えられず、時間の無駄になってしまいます。

だから頭声を出せるようになることは、ボイストレーニングのスタートライン立つことと同じなのです。

生徒さんによっては頭声を出せるようになるまでに1年程かかる方もいらっしゃいます。

しかし、それだけ難しいからこそ、出せるようになった時の嬉しさと安堵感は、実際に高い声が出せるようになった時よりも大きいものがあります。

仕事をしていて心から嬉しいと思える瞬間があるというのは素晴らしいことですよね。

「好きなこと」よりも
「ついついやってしまうこと」を仕事に

私は7年程サラリーマンをしてからボイストレーナーになったのですが、サラリーマンをしている頃に仕事で嬉しいと思える瞬間なんて一度もありませんでした。

だからこそ、今の仕事に就いて良かったなぁと思います。

もしこのブログを読んでいる方が、仕事をしたくなくて悩んでいるとしたら、自己分析をしてみて欲しいなと思います。

自分が「人から言われなくてもついついやってしまうこと」は、向いている事な可能性が高いです。

僕の場合はそれが「発声練習」でした。

僕は継続することがとても苦手なので、中学生から続けられていることと言えば発声練習しかありません。 だからこの仕事は本当に天職だと思っています。

よく「好きなことを仕事に」という言葉がありますが、好きなことだと漠然とし過ぎてしまうと思います。

それよりかは「ついついやってしまうこと」の方が、自分の適性を端的に表している気がするので、自己分析をされる際は参考にしてみてください。 進路を考える上で自己分析が1番大切ですからね。

全然関係ないですが、息子の書いたポケモンの絵が上手だったので、息子の絵でお別れしたいと思います。








それでは！

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