地声感が減った時のデメリット

みなさんこんにちは!
DECOミュージックスクールミックスボイスコースの石川です!
みなさん元気に過ごされておりますでしょうか!
先日行った場所がモネの作品みたいだったので写真を撮りました笑



今日は掲題の通り

地声感を入れるメリット・デメリット

について言及していきたいと思います。

我々の声を作る声帯は大きく3種類の運動をしていて
・伸びる運動
・閉じる運動
・縮んで太くなる運動
これらの運動を瞬時に行なっています。
地声を出している時は
閉じる運動と縮んで太くなる運動の二つが行われていて
裏声を出している時は
伸びる運動が行われています。

掲題の「地声感」とは、発声時に声帯が行う3種類の運動の内、閉じる運動と縮む運動がどのくらいの割合を占めているのかを示す言葉です。
例えば高い声を出したい時などは、声帯を伸ばさないと高い声は出ないので、自然と縮んで太くなる運動の割合は下がることになります。

地声の運動の割合が減ると当然音質は裏声に寄るわけですが、今回お話ししたいのはそのデメリットについてです。
これは個人的な意見になるのですが、地声感がもたらしてくれるのは声の「個性」だと思います。
僕は知っているアーティストであれば、知らない曲であっても声を聞くだけでそのアーティストが歌っているとわかるのですが、それは地声だからわかるのだと思います。
仕事柄たくさんの人の「裏声」を聞きますが、裏声の音質というのは大体共通です。
人によってそこまで差がないので、裏声を聞いただけで誰の裏声かを判断するのは非常に困難です。
つまり、伸びる運動を優先して地声感を減らすのは、「声が無個性になる」というデメリットを孕んでいるわけですね。

かと言って伸びる運動をおろそかにしては高音が出ないので、この割合のバランスが本当に難しいところだと言えます。
個人的にはまず伸びる運動を鍛えて、そこから徐々に地声の運動を加えていくのが喉に優しくて良いのではないでしょうか。

プロのアーティストを目指す方にとって声の個性は何よりも大事なので、地声感を出すことは必須です。
たくさん練習を重ねて、ベストな地声感を見つけて行ってください。
それでは!


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