コードネームを覚えよう!【第四弾】
こんにちは!DECO MUSIC SCHOOLの谷口です!
『コードネームを覚えよう!』第四弾です!!
先月は、「四和音(セブンスコード)」から「メジャー・7th」と「マイナー・7th」、「ドミナント7th」をピックアップしました。
今月はちょっと難易度があがります!
「四和音(セブンスコード)」から「マイナー7th ♭5」、「ディミニッシュ7th」を見ていきましょう!
ディミニッシュ・トライアド
とその前に!!!
「ディミニッシュ・トライアド」に少し触れましょう。
第一弾で軽く紹介していますが、短3度+短3度の組み合わせで、不安定で強い緊張感のある響きがします。
これから説明する2つのコードはこの「ディミニッシュ・トライアド」に7度の音を積み重ねることになります。
表記は下記のようになります。
・Cdim
・C⚪︎
※Cの場合
マイナー7th ♭5
「マイナー7th ♭5」とは、「三和音(トライアド)」の「ディミニッシュ・トライアド」に短7度の音を足した和音になります。
別名「ハーフディミニッシュ」と言います。
復習です!!!
7度とは、「根音(ルート)」を1とした時に、数えて7番目にくる音を指します。
次に「長」「短」とは、「根音(ルート)」からの長さを表します。
鍵盤は全部で7つのドレミからできているので、7度の音は1番遠い音になるわけですが、逆から考えると1番近い音になるという裏技がありました。
よってこのように考えます。
・長7度→「根音(ルート)」の半音下の音
・短7度→「根音(ルート)」の全音下の音
それでは、「マイナー7th ♭5」について考えましょう!
マイナー7th ♭5=「ディミニッシュ・トライアド」+短7度
Cを「根音(ルート)」とした時、
Cマイナー7th ♭5= Cdim(ド♭ミ♭ソ) + ♭シ(ドの全音下の音)
このような形になります。
少しややこしいですよね。
簡単に考える方法があります!!!
それはこちらです!
①m7を作ります。
②3度の音を半音下げます。
③完成です!!
簡単!!!!
実際に鍵盤を弾いて音の響きを確認してみましょう!
マイナー7th ♭5には下記のように複数の表記の仕方があります。
m7(♭5)、m7(−5)、という形で表されます。
また、別名を「ハーフディミニッシュ」と言い、下の写真のような表現の仕方もあります。
意味は同じです!
あとは「根音(ルート)」を変えて、同じように音を積み重ねていくと、12種類のマイナー7th ♭5をコンプリートすることができます!
Cm7(−5) ド・♭ミ・♭ソ・♭シ
Dm7(−5) レ・ファ・♭ラ・ド
Em7(−5) ミ・ソ・♭シ・レ
Fm7(−5) ファ・♭ラ・♭ド(シ)・♭ミ
Gm7(−5) ソ・♭シ・♭レ・ファ
Am7(−5) ラ・ド・♭ミ・ソ
Bm7(−5) シ・レ・ファ・ラ
C#m7(−5)(=D♭m7(−5))#ド・ミ・ソ・シ
D#m7(−5)#レ・#ファ・ラ・#ド
F#m7(−5)(=G♭m7(−5)) #ファ・ラ・ド・ミ
G#m7(−5) #ソ・シ・レ・#ファ
B♭m7(−5) ♭シ・♭レ・♭ファ(ミ)・♭ラ
ディミニッシュ7th
ディミニッシュ7thとは、「三和音(トライアド)」の「ディミニッシュ・トライアド」に減7度の音を足した和音になります。
減7度ってなんだーーー!
短7度より更に半音低い7度の音のことです。
減7度→「根音(ルート)」の全音+半音下の音
なので、
ディミニッシュ7th=「ディミニッシュ・トライアド」+減7度
もっと簡単にすると、
ディミニッシュ7th=短3度+短3度+短3度
Cを「根音(ルート)」とした時、
Cディミニッシュ7th= C(ド♭ミ♭ソ) + ♭♭シ(ラ)(ドの全音+半音下の音)
となるわけです!
難しく思いがちですが、
ド→♭ミ(短3度)
♭ミ→♭ソ(短3度)
♭ソ→♭♭シ(ラ)(短3度)
と全ての音の幅が同じなのです。
押さえて確認してみましょう!
ディミニッシュ7thは下記の様に表記されます。
・dim7
・⚪︎7
あとはまた「根音(ルート)」を変えて、同じように音を積み重ねていくと、12種類のマイナー7thをコンプリートすることができます!
Cdim7 ド・♭ミ・♭ソ・♭♭シ(ラ)
Ddim7 レ・ファ・♭ラ・♭ド(シ)
Edim7 ミ・ソ・♭シ・♭レ
Fdim7 ファ・♭ラ・♭ド(シ)・♭♭ミ(レ)
Gdim7 ソ・♭シ・♭レ・♭ファ(ミ)
Adim7 ラ・ド・♭ミ・♭ソ
Bdim7 シ・レ・ファ・♭ラ
C#dim7(=D♭m7(−5))#ド・ミ・ソ・♭シ
D#dim7 #レ・#ファ・ラ・ド
F#dim7(=G♭dim7)#ファ・ラ・ド・♭ミ
G#dim7 #ソ・シ・レ・ファ
A#dim7 #ラ・#ド・ミ・ソ
終わりに
少しずつコードが難しくなっていますが、いかがでしょうか!!
慣れてきましたか?
あとは英単語を覚えるように、何度も押さえて弾いてみることがコードに慣れる近道です!!
インプットしたらアウトプットの流れを大切に頑張っていきましょう!!
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