歌詞の書き方

こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOL講師の萩原義人と申します。

オリジナル曲を作りたいけどどうやって作ったらいいかわからない。
しかも作曲に関する理論やノウハウは世に溢れてるけど、
そもそも歌詞ってどう書いたらいいの?

そんな方の為に今回は「作詞のやり方」についてお話ししてみようと思います。
様々な手法やパターンがあるのですが、
その中でもわかりやすい例を基にしてご説明します。

ポイントは5つです。

①テーマ(題材を何にするか)
②情景描写(場所や季節)
③どの目線で描くか(軸を統一する)
④メインメッセージ(最も強調したい部分)
⑤全体の構成

順番にお話しします。

①テーマ(題材を何にするか)

ラブソングなのか、
人生哲学なのか、
社会に向けたメッセージソングなのか、
もしくは意味を持たない言葉の羅列か、

まずは内容や題材をどれにするか考えます。
ここでは分かりやすい例として、
ラブソングで考えてみましょう。
ちなみにラブソングと一言で言っても、
片思いなのか、両思いなのか、失恋なのか、
様々な形が考えられます。

②情景描写(場所や季節)

では、次にこんな想像をしてみてください。
「その曲のMusic Videoを作るとしたら、
どんな映像にしたいか?」

例えば、
・夏の海、ビーチを2人で歩いてる画

・桜が舞う公園の画

・クリスマスイルミネーションの画

・1人きりの暗い部屋の画

実際に曲を作っていくと
それぞれまるで違うイメージに仕上がるはずです。

情景や風景を想像しながら、
曲を聴いた人がその世界観に没入できるようなワードや表現を曲の中に組み込んでいきましょう。

③どの目線で描くか(軸を統一する)

実はこの部分が1番大事かもしれません。
大切なのは「目線を変えないこと」です。

・登場人物
男から女に向けた言葉なのか(男→女)
女から男に向けた言葉なのか(女→男)

・時間軸
ずっと一緒にいたかった(現在→過去)
ずっと一緒にいたい(現在→未来)
一緒にいれて嬉しい(現在→現在)

作詞に慣れない人がよくやりがちなミスは
【1番で出会った2人が2番では別れる】
など1曲の中でストーリーを展開してしまうことです。

それをしてしまうと、前述した「目線」がコロコロ変わってしまって、
聴いてる人が混乱してしまいます。
目線を統一して一貫した内容を書く方が伝わりやすくなります。

④メインメッセージ(最も強調したい部分)

曲全体を通して何を言いたいのか、何を伝えたいのか、
そこがメインメッセージとなります。

文章的な書き方よりも、まるでセリフのように話し言葉で書くと、
より感情が乗って伝わりやすい表現になります。

主にここがサビになるイメージで良いでしょう。
繰り返しのフレーズが出てくるとより効果的です。

⑤全体の構成

あくまでも1つの例に過ぎませんが
内容を分類してみます。

Aメロ→情景描写、状況説明
Bメロ→心の動き、心情
サビ→メインメッセージ

このような感じで分けると
ストーリーや全体像が伝わりやすくなります。



実例を例に示すと、

・コレサワさんの「たばこ」





・優里さんの「かくれんぼ」




などがこの構成になっているので
参考にしてみてください。

【まとめ】

歌詞の書き方、いかがでしたでしょうか?

冒頭に書いたように、
この書き方はあくまで1つの例に過ぎません。
歌詞は奥が深く、様々なパターンや表現があるので
たくさん曲を聴いて表現の幅を広げてみてください。

それでは!

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