絵が上手い、より大事なこと
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こーんにちは!イラストレーターの佐藤です!
イラストレーターとして大事にしたい、人との繋がり
「イラストレーターって、絵が上手ければいいんでしょ?」
そんなふうに思っている人、意外と多いです。
でも、講師として何人かの生徒さんと関わり、また自分自身もお仕事をしてきた中で、私が強く感じているのは——
“絵の上手さよりも大切な力がある”ということ。
もちろん、技術を磨くことは大切です。
でも、絵がどれだけ上手くても、「一緒に仕事がしにくい」と思われてしまえば、その人に次の依頼は来ません。
たとえば、相手の意図をきちんと聞き取る力。分からないことをそのままにせず、きちんと質問したり確認したりする姿勢。
期日を守る、レスポンスを怠らない、言葉に気を配る……
そうした“当たり前だけど難しい”ことを、丁寧に積み重ねられるかどうかが、プロとして長く活動していけるかの分かれ道になります。
コミュニケーションを面倒に思ってしまう人もいるかもしれません。
でも、相手の話を聞き、思いをくみ取り、自分の言葉で返すことは、イラストのクオリティを何倍にも高めてくれる“裏スキル”です。
私はこれまでスクールで、「技術もだけど、まず相手と向き合う姿勢を大事にしてほしい」と何度も伝えてきました。
最後にもう一度だけ、強く言わせてください。
あなたの絵は、誰かと繋がるための手段です
「自分だけの世界」で完結してしまわないでください。
絵が“誰かのために届く”という経験は、きっとあなたの技術以上に、心を育ててくれます。
絵は一人でも描けるけれど、信頼は人と向き合って初めて生まれるもの。
あなたのこれからの活動が、たくさんの素敵な“つながり”に恵まれますように。
そのためにどうか「人と向き合う力」を、絵と同じくらい大切にしていってください。