肌の塗り、3パターンで見せる「質感の違い」

”はじめに”
こんにちは、イラストレーターの佐藤です!
肌の塗り、「なんか物足りない」と感じたことありませんか?
イラストを描いていると、「顔は描けたけど、肌の塗りがなんかのっぺりする…」「影を入れてるのに、深みが出ない…」なんてこと、ありませんか?
実は肌の塗り方は、「どのくらい情報を入れるか」「どういう質感に見せたいか」で大きく印象が変わります。
今回は、よく使われる肌塗りの3つの質感パターンを比較しながら、それぞれの特徴とコツを紹介します!
それぞれ試して、自分の絵柄やキャラに合った塗り方を見つけてみてください◎
”サラッと爽やかアニメ塗り”

•特徴: クリーンな印象、影の境界がはっきり
•おすすめ用途: キャラデザイン、立ち絵、Vtuberアバター、SNS映えするアイコン
✍️ ポイント
•ベース+影(1〜2枚)で完結
•彩度やトーンの変化は最小限に
•影の形で「立体感」を意識すると◎
影を乗算レイヤーで入れるだけでも十分成立するので、初心者さんにも扱いやすい塗り方です。
服や背景の色がはっきりしているときにもこの塗りは相性が良いです!
”もっちり柔らか萌え系塗り”

•特徴: 頬や肩がふっくら、赤みやグラデーション多め
•おすすめ用途: 萌え系・日常系・表情豊かなキャラクター
✍️ ポイント
•影に赤み(またはオレンジ系)を混ぜると血色感が出る
•頬や肩、首元に「ふわっとぼかした照り返し」を入れる
•硬さのないブラシで優しく馴染ませる
メイク感や透明感を意識すると、まるで“化粧した肌”のように仕上がります。
アイドルキャラやキュートな女の子にぴったりな肌表現です!
”しっとり重厚感厚塗り”

•特徴: 色の階調が多く、空気感がある。リアリティ重視。
•おすすめ用途: ファンタジー、厚塗り、ドラマチックなシーン
✍️ ポイント
•光源を意識し、冷たい影・暖かい光を分けると深みが出る
•肌色だけで5〜6色を使い分ける(青白い影、オレンジの反射など)
•鼻や額=固め、頬や首=柔らかめ、で質感を描き分ける
この塗り方は、肌そのものが「空気をまとっている」ような質感になります。
“絵画っぽさ”や“厚塗り感”を出したい人にはかなりおすすめです。
”応用編:質感を使い分けてキャラクターに説得力を”
肌の質感=キャラの“体温感”や“存在感”なので
性格やシチュエーションに合わせて使い分けるとより説得力が出ます。
”まとめ”
肌の塗り方に正解はありません。
でも「どんな質感に見せたいか」を意識すると、選ぶ色も筆の動きも自然と変わってきます。
「のっぺりしてるかも?」と思ったときは、ぜひ今回紹介した3パターンを試してみてください◎
きっと自分の“理想の肌塗り”が見つかるはず!
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