線画が安っぽいって言われる原因と解決方法

こんにちは!イラストレーターの佐藤です!
今回は「線画のクオリティをあげるためにはどうしたらいいの?」ってテーマでお話します!
そもそも…
「絵はうまくなってると思うのに、なんか線が安っぽいって言われる……」
「色を塗ったらそれなりになるけど、線画だけ見るとなんか微妙……」
じつはそれ、ちょっとしたコツや意識でグンと変わるんです!
そもそも、なんで「線画が安っぽく」見えるんでしょうか?
理由はいろいろあるけど、今回はよくある原因と解決策をあげていきます!
1. 線の強弱がなくて、全部同じ太さ
人の目は「メリハリ」があると自然と引きつけられます。情報量が増えるからね。
全部同じ太さの線だと、のっぺりして立体感がなくなっちゃうので、「敢えてそうする」理由がない時は避けておきましょう!
解決方法
線に「強弱」をつけよう!
- 線画交差するところに墨溜まりを作る
- 影になる部分は太く
- 光が当たる部分は細く
- 重なっているところ(たとえば髪の毛が肩にかかってる部分)は太めに
「ここを目立たせたい!」ってところを太く描くだけでも、グッとプロっぽくなるよ!
2.線がガタガタ、または不安定
勢いがなかったり、手ブレしている線は「自信がない絵」に見えちゃいます。
見てる人に「ふにゃふにゃしてて頼りないな〜」って思われる原因になりますよ!
解決方法
線を“1本”で描く意識を持とう
ガタガタしてしまう人は、線を「ちょっと描いては止める」を何度もやってるかも?
それよりも、スーッと一筆で描く練習をしてみて!
最初は難しくても、繰り返すと手が覚えてきてスムーズになるよ。
3.アタリやラフが適当なまま描いてる
下書きがあやふやだと、線画のバランスも崩れやすいです!
最終的にどの線を拾うのか分かりにくいからですね。
特に顔や手のパーツは、下描きをしっかりしておくと線画でも整って見えます!
解決方法
アタリ(下書き)をていねいに描く!
- 顔のアタリ(目の位置、鼻、アゴのラインなど)
- 体の向きや動き
これをちゃんと描いておけば、線画は「なぞるだけ」でよくなるから、グッと安定する!
4. 線の「入り」と「抜き」を意識してみよう!
デジタルでも、筆圧を使って「入るときは細く・途中で太く・最後にスッと抜く」っていう線を描けるようになると、とたんにプロっぽさアップ!
これも練習あるのみ!ブラシ設定(ペンの太さや入り抜きの設定)も見直してみてね。
最後に:線画は「絵の骨格」!
線画って、言ってみればキャラクターの骨やポーズを決める部分だよね。
線画がしっかりしていると、色を塗ったときにより魅力的に見える!
逆に線画がふにゃふにゃだと、どんなに塗りが上手でも「うーん……」ってなっちゃうことも。
自分の線が変わってくると、見る人の反応も変わってくるよ!
「なんか、線がすごく上手くなったね!」って言われる日を目指して、少しずつやってみてね!