【イラスト】資料を「見ること」の大切さ

こんにちは!イラストレーターの佐藤です!
イラストを描くときに「資料」を見るのって、なんで大事なの?
こんにちは!みんなは絵を描くの、好きですよね?
アニメのキャラクターを描いたり、自分だけのオリジナルキャラを考えたりするのって、すごく楽しいですよね。
でも、絵を描いてるときに「うーん、なんかこのポーズ変かも…」とか「動物の足ってどうなってるんだっけ?」って思ったことないですか?
そんなときに大事なのが、「資料」を見ることなんです!
今回はその大切さを皆さんに視覚的に理解して欲しいので、絵を描かない私の弟に、コアラを描いてもらいました!ひとつは何も見ず、想像だけで描いたコアラ。もうひとつは実際の写真を見ながら描いたコアラです。
どうでしょう?見るのと見ないのとではだいぶ描く対象への「理解」が違うように見えるよね!
まず資料とは?
「資料」っていうのは、写真とか本とか、インターネットで見つけた画像とか、絵を描くときに参考(さんこう)にするもののこと。
たとえば、犬の絵を描きたいときに、本物の犬の写真を見てみたり、動いてる動画を見たりするのが「資料を使う」ってことになります。
資料を見ると、どうしていいのでしょうか?
1つ目の理由は、「本物っぽく描ける」からです!
たとえば、ライオンを描こうとしたときに、「たてがみってどうなってるの?」とか「足の形って猫と一緒?」って気になりますね。
そういうときに写真を見ると、「あっ、前足のほうが大きいんだ!」とか「耳の位置って思ってたより高いな!」とか、新しい発見があります。
見ながら描くことで、もっとリアルでかっこいい絵になり、そしてリアルの理解があればデフォルメだって破綻なく描きこなせちゃいます!
自分の想像だけじゃダメなの?
もちろん、想像だけで描いてもOKではある!
でも、プロのイラストレーターやアニメーターさんたちは、みんな資料をめっちゃ見ていますよ。
たとえばアニメを作るとき、キャラクターが走るシーンがあったら、本当に人が走ってる動画を何回も見て、「このとき腕はこう動いてるな〜」ってチェックをします(多分)。
いずれにしても、上手な人ほど「よく観察する」ってことを大事にしています。
「見る」だけじゃなくて「考える」のがコツ!
ただ写真を「ぽけ〜」っと見るんじゃなくて、「なんでこうなってるんだろう?」って考えると、もっといい絵が描けるようになります。
たとえば、猫のしっぽはどうしてよく動くのか?とか、恐竜の絵を描くときは骨の形から考えてみると、かっこよくなるかも…!
絵を描くことを、もっと楽しく
資料を見ることって、めんどくさいって思うかもしれないけど、慣れてくるとすっごく面白いです!
「わあ、このポーズかっこいい!」「この色の組み合わせマネしてみよう!」って、新しいアイディアもいっぱい浮かんでくる。
絵がどんどん上手になるし、自分だけの表現もできるようになるんだ。
だから、これから絵を描くときは、まずはちょっとだけでもいいから資料を見てください!
きっと、新しい発見、知見が得られるよ!