模写の題材選びについて

こんにちは、イラストコースの皐月です。
気がついたら桜が咲いておりまして、今年は気温が上がらなかったおかげか
入学式まで桜が残っていたのが印象的でした。
今回はお絵描き初心者の方が必ず1回はやるであろう、『模写』についてお話しようと思います。
模写はいきなり全体をやってはいけない
どういうことですか先生と声が飛んできそうですが、実は人間の目って模写したいイラストを一度に全て認識するのは難しいのです。
ある程度実践を積んでる方は認識できる情報も増えているので全体的に模写をやる事はそんなに難しくはないのですが、初心者の方が一度に全ての模写をしようとすると上手くいかずにそこで挫折してしまう方も多いのです。。。
そこで模写をする時は『目的を1つに絞る』事をお勧めします!
例えばですが下の画像を見てください。
このイラストの全ての要素を模写しようとすると、絵を描くときに気にしなければいけない事が多くなってしまいますよね。
それを出来る限り減らすため、「今日は髪の毛のふわふわ感を模写しよう!」「明日は目を模写してみよう!」と模写するパーツを細分化していくのです。
逆に全体のポーズを模写したいのであれば、ポーズの模写1点に集中して、顔などのパーツは適当で良いのです笑
何を描けるようになりたくて自分が今日模写をするのか、それを考える方がとても大事ですし成長スピードも早いです。
模写の題材選びは反省点から生まれる
じゃあどんなイラストを模写すればいい良いの?と言う事なのですが、1番初めは自分の好きなキャラクターの模写をお勧めします。
好きなキャラクターを描く事は楽しいですし、自身の手で好きなキャラクターが生み出されていくその過程はとてもテンションが上がるものです。
モチベーションの維持もしやすいので初めは描きたいキャラクターのイラストにしましょう。
次に、キャラクターを模写していくと必ず上手くいかなかった部分が出てくると思います。
「なんか目が元の絵ほど可愛くないんだよなあ。」とか「なんか全体的にペラペラで奥行きを感じない、、、、、」などが例です。
では次に模写する時は今の課題点を克服できる要素を持っている絵を探すのです。
目が可愛く描けてないと思うなら可愛い目が描かれているイラストを何点か探すのです。
そして模写していくうちに可愛い目の共通点があることに気がつくでしょう。
それを発見して自分で描けるようになれば1つ描けるものが増えていくわけです。
とても地道ですが、絵の上達はこれの繰り返しです。
やっていくうちに自分らしい絵というのが出来上がって来ます。
道のりはとても長いのですが描けるものを一つずつ増やしていってその集合体が自分の絵になります。
諦めずに根気良くやっていきましょう!
それではまた次回もお楽しみに!皐月でした!