線画のクオリティーを上げてみよう!

こんにちは!皐月です。
まだまだ寒い日も続きますが今年はもう花粉の気配がしていますね。
私は花粉症が酷いのでレッスン中にくしゃみをすることも多くなると思いますが、大目に見ていただけると嬉しいです。
話がそれましたが今回は線ではなく線画について一緒に考えていければと思います。
線画はイラストにおける「骨」みたいなものなので重要な要素になります。
理想の線画を見つけて良く観察してみる
いきなり大きなことをタイトルにしてしまいましたが、皆さんはイラストの線画だけを観察したことはあるでしょうか?
今のご時世、カラーイラストが当たり前のようにたくさんSNS等にも流れてくるので、線だけを観察する機会はそんなに無いのかもしれません。
線画が分かりやすい身近なものとしては白黒の漫画です。
できれば単行本ではなく週刊誌ぐらいの大きさで見れるものが良いです。
パラパラとページをめくってみて、「この漫画の線画綺麗だな」「こんな風に描けるようになりたいな」と思えるような参考にしたい線画を決めましょう。
線画を観察してみるとある事に気がつくと思います。
線の太さがところどころ違っていませんか?
1本の線で書かれているのに描き始めと描き途中で線の太さが変わっていたりしていませんか?
まずじっくりと自分の理想の線画を良く観察して、どんな部分にどんな線が使われているのかを良く観察しましょう!
実際に自分で線画を描くときのポイント
よく線画を観察できたら次は実際に描いてみましょう。
観察をした段階で気がついている人もいるかも知れませんが、線が太くなる部分はざっくり2パターンあります。
1つ目は「近くのもの、手前にあるものは線を太くしてみる」です。
そうすることで手前と奥を線だけでも立体的に感じることができるようになるのでおすすめです!
2つ目は「曲がるところ、重なるところは線を太くしてみる」です。
例えば顔の輪郭線で緩やかにカーブする時や髪の毛の線を描くとき等によく使われています。
これを意識することで、より見やすく人物のアウトラインや重なりの位置関係を線でも表現できるので画面に情報量が増えます。
具体的な描き方のコツとしては、線はアウトラインだけ太めにかいて内側は細く描いてみたり、服のシワの重なり合う部分は太めに描いてみたりすると1つの線画の中に色んな情報を載せることができます。
逆に全て同じ太さの線で単調に描いてしまうと線画にメリハリや立体感が出ないのでシールのような平面にペタッと描いたもののような印象になってしまいます。(ロゴやミニキャラグッズ制作等は逆にそれを利用している場合もありますので絶対ダメというわけではありません。)
今回は線の太さの変化を加えることで絵に立体感等の情報を載せていくことをお伝えしましたが、速さや硬さも線で伝えることができます。
これについても語り出すと止まらないので、また次回以降にお話しできればと思います。
最後まで読んでいただいた方は是非描いてあることを実践して見てください!
きっと新しい発見があると思います^^
それではまた来月お会いしましょう!