『Cubase付属のピッチ補正機能 ~VariAudio~ 』

みなさん、こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOL 講師の鶴島です。

DTM、作曲、編曲、ギターコースのレッスンを担当しております。

さて、今日はCubase(上位グレード)に付属しているピッチ補正機能「VariAudio」で出来ることをいくつか紹介します。
画像多めですがお付き合いください ^^

「スマートコントロールをすべて表示する」

まず、VariAudioが読み込んだ音程バーの」ところにカーソルを合わせると色々な点が出てきます。



もし、表示される点の数が少ない時は、左側画面での「スマートコントロール」をデフォルトからすべて表示に切り替えてください。



これで、細かい編集が可能になります。

「傾ける」

右上の四角に(左側も同様)カーソルを合わせてクリックしながら上下すると、真ん中のひし形マークを中心に右側だけ(左側も同様)音程を上下できます。
入り口は上手く歌えたけど、最後がフラットしてしまった、なんて時の編集に便利です。


(フラットした右側だけを上げる事ができる)

また、Altキー(macはOption)を押しながら操作すると、真ん中のひし形マークを中心にシーソーの様に片側を上げた分、反対側が下がってくれるので、
入りがシャープで終わりがフラットだった、なんて時に便利です。



(大げさな例だが、右側を上げた分、左側も下がっている)

「ピッチカーブを平坦化」

真ん中上部の四角はピッチの揺れを軽減できます。少しピッチが不安定だった時の補正や、過剰なビブラートが気になる時などに便利です。
私の感想だと、20パーセントくらいにとどめておくのが自然です。

歌った時に震えてしまった声はボリュームの強弱なので、この機能ではあまり補正はできないので、頑張って歌い直しましょう!!



(あえて100%にした画像。)

ボカロの様な効果を作りたい時は100%にするとそれっぽくなります。

「編集範囲を指定」

前項で揺れを補正したが、入りと抜け際はもう少しナチュラルさを残したいなぁ、なんて時に便利です。



(両端の白い部分は補正が適用されない)

「ボリューム調整」

右下の四角はボリュームを上げる事が出来ます。
VariAudioが感知した音程バー(色が付いているバー)のエリアのボリュームを上げる事が出来ます。



この部分の歌詞だけ聴こえづらい、、、なんて時に便利です。
後で、オートメーションする手間も省けます。

が、あまり一部分だけ上げ過ぎると、前後のボリュームと差が出て違和感が出るのでバランスが大事です。

まだ、他にも色々あるのですが、知っていると役立つであろう項目をいくつか紹介させていただきました。

それでは今回はこの辺で!!


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