『アレンジをするには?のお話』

みなさん、こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOL 講師の鶴島です。

DTM、作曲、編曲、ギターコースのレッスンを担当しております。

さて今日はアレンジについてのお話です。

DTMのレッスンをやっていると、自分もアレンジが出来るようになりたい!と言う生徒さんが多くいらっしゃいます。

が、一度もアレンジをした事がない人にとっては何をどう初めて良いのかわからないと思います。

「まずは目標設定」

以前、作曲についてのブログでもお話しましたが、やはりあのアーティストのあの曲みたいなアレンジにしたい!と、最初に目標を決めることが大事です。

アレンジの前段階、ギターやピアノで作曲する時点でこの目標設定があれば、アップテンポなイメージならアップテンポで、
バラードなら遅いテンポで作り始めると思うんですよね。

わたしの様に作り慣れていると、当たり前にそういう作り方をしていくのですが、その辺り、ぼんやり作っている方も結構いらっしゃいます。



自分で歌詞を書いて、それに知っているコードをポロポロ鳴らしてメロディを付ける、それも立派な作曲だし、コードを付けた時点でアレンジの始まりかな?と私は思うんですが、
完成系のイメージがある中で、自分のイメージに合ったコードをつけていけると、完成度がグッと上がります。

知っているコードが少なくて毎回同じような曲になってしまうとか、目標設定をしてなくて、良し悪しの判断に困るとか、
そういうところでつまづいている方も多いんじゃないでしょうか?

曲作りやアレンジに煮詰まった時、やはり目指す曲があると、それに比べて自分の曲のコード進行はどうかな?とか、リズムのパターンの違いはなんだろう?と、
比べることができます。

「とにかく真似をする」

そして、迷った時、自分からは何も浮かんでこない時は、とにかく作りたい曲の「真似」をするのが近道です。
かっこいいと思った曲のコード進行をコピーして、そこに自分で別のメロディを付けてみるとか、コード進行を入れ替えてみるとか、そんな感じでOKです。

ドラムを打ち込みたかったら、ドラムを耳で聴いて真似してみる。まずはキックとスネアだけ真似してみるとか。
音楽ソフトを使える人は、ドラム音源に付属しているリズムパターンから近いものを選ぶとか。
最初から完璧にやる必要はないので、まずはサビだけとか、ワクワクしながら楽しんで真似してみましょう。

「オーダーシート」

この「真似」に関する面白い話をひとつ。

私は普段、楽曲アレンジの仕事もやっているのですが、そこで依頼主(もしくは依頼主の間に入っている担当の人)からオーダーシート的なものを受け取ります。

最近はラインでのやりとりが多いですが、ギターやピアノの伴奏のみで歌っているデモ音源と一緒に、
このアーティストのこの曲みたいなアレンジにして欲しい、とYoutubeのURLが添付されていたり、もっと細かくAメロはこの曲、サビはこっちの曲、という様に、
複数曲、指定がある時もあります。



※掲載許可済み

それを受けて、こちらでイメージを広げて真似をしてアレンジしていきます。
そこに自分もワクワクするオリジナリティを吹き込んでカタチにしていきます。

たまに困るのが、デモはめちゃくちゃフォークソングなのに、おしゃれなシティポップ風にしてほしい、みたいな案件(汗)
こういう時は、依頼主に「少しコードの雰囲気変えても良いですかね~?」なんて打診します(実際にはかなり変える 笑 )

という感じで、大概のアレンジ案件には、このオーダーシートというものが存在します。
特に指定がなかった時は、あえてコチラからイメージ楽曲を提案して、お互いのイメージがズレないように先手を打ちます。

後でイメージが違うと言われて大きな修正が入るのは面倒くさいので、、、^^;

私もいまだに、この「真似る」を日々繰り返していて、自分の引き出しに新しいものを取り込んでいます。

過去、自分がやった事のないジャンルのアレンジを引き受けてまい、ヤベー、無理だ~、と知り合いミュージシャンに助けを求めたり、
もうどうにでもなれ!と提出した楽曲が意外に評判良かったりと、いろいろありましたが(汗)
道に迷った時も「真似る」ことで何とか切り抜けてきました。

ですので、皆さんもまずは真似してアレンジにチャレンジしてみてください^^

では今回はこの辺で!


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