基本のエフェクト!イコライザー(EQ)について

みなさん、こんにちは

講師の藤田です。

今回はDTMにおいて、作編曲、ミックス、マスタリング作業の中でまず最初にみんなが触るであろう、イコライザー(EQ)について説明します

イコライザー(EQ)とは?

イコライザー(EQ)とは、音の特定の周波数帯域を強調したり、削ったりするツールです。

これにより、ミックスの中で各楽器や音のバランスを調整し、クリアなサウンドを作ることはもちろん、積極的な音作りでも使用します。

イコライザーの種類

EQにはいくつかの種類がありますが、主に使われるのは以下2つです:

パラメトリックEQ (パライコ):周波数、ゲイン(音量)、Q(帯域幅)を自由に調整可能。



グラフィックEQ (グライコ):固定された複数の帯域ごとにゲインを調整するタイプ。



僕は普段、パライコを使いますが、キックやベース、ギターなど楽器の存在感を出したい時はグライコを使ったりしています。

初心者の方は、まずパライコを使うのをおすすめします!

各周波数帯域の特徴

各楽器や音は特定の周波数帯域に特徴があります。

これらはあくまで例になりますが

低域(20Hz – 250Hz):ベースやバスドラムなどの重低音。

中低域(250Hz – 500Hz):ボーカルの厚みや温かみ。

中域(500Hz – 2kHz):ギターやボーカルの明瞭さ。

中高域(2kHz – 6kHz):シンバルやハイハットのシャリ感。

高域(6kHz – 20kHz):空気感や高音のきらびやかさ。

これらはなんとなくの指標になります。

弄り倒して自分の感覚を掴むことが重要です!

イコライジングの基本テクニック

イコライザーを使う際の基本的なテクニックには以下があります:

カットとブースト:必要な周波数をブースト(強調)し、不必要な周波数をカット(削減)する。

ハイパスフィルターとローパスフィルター:低域や高域の不要な部分をカットするフィルター。

ミックスでの実際の使い方

実際のミックスでのEQの使い方の一例を紹介します:

ベース:中低域をブーストして厚みを出し、不要な低域をカット。

ボーカル:中域をブーストして明瞭さを強調し、低域や高域の不要なノイズをカット。

ドラム:キックドラムの低域をブーストし、スネアの中域を調整して存在感を出す。

このようにミックスでは各楽器の住み分けをするために使います。

まとめ

イコライザーは、ミックスの中で各要素をクリアにし、全体のバランスを整えるために不可欠なツールです。

基本ではありますが、奥が深く正直めちゃくちゃ難しいです笑

レッスンでは実際にイコライザーを触りながら、特徴を掴むためにレッスンしています!

気になる方はぜひ無料体験レッスンまでお越しください!

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