【最近のJ-POPはなぜ高音が多い?】Mrs. GREEN APPLEに学ぶ!男性でもできる高い声の出し方と練習方法

こんにちは、DECO music schoolです。
最近のJ-POPを聴いていると、 「高すぎない?
」「男性なのに、なんでこんな高い声が出るの?
」と思うことはありませんか?
特にMrs. GREEN APPLEの楽曲を歌おうとして、サビに入った瞬間に「いや無理!」となった経験がある方もいると思います。
ただ、高音は単純に地声を高くしていけば出るものではありません。
高い声を出すためには、裏声や声帯閉鎖、響かせる位置、そして力まないことなど、いくつかの要素を組み合わせる必要があります。
今回は最近のJ-POPの高音に注目しながら、男性でも高い声を出しやすくする考え方と練習方法についてお話ししていきます。
最近のJ-POPはなぜ高音が多く感じるのか
最近の男性ボーカル曲を歌って、「昔より高くない?」と感じる方は少なくないと思います。
ただ、大切なのは音域の数字だけを見ることではありません。
まずは、私たちがなぜ最近の曲を「高い」と感じやすいのか、高音を歌うときに何が難しくなるのかを整理してみましょう。
男性でも高い音域を使う曲が目立つ
Mrs. GREEN APPLEをはじめ、最近のJ-POPでは男性ボーカルでも高い音域を印象的に使う楽曲があります。
高音域をよく使う楽曲が増えた理由としては ・流行 ・インパクトのため ・技術の発展 があります。
まずは単純な流行りです。
「多くの人が好んで聞いてくれる!」と分かればアーティストもその流行に合わせて楽曲を作るようになります。
だから似た感じの曲が同時期に出てきやすくなるのです。
では、みんなが好んで聞いてくれる曲はどこから来るのでしょうか?
現代はSNSがその流行の源となっています。
SNSの流行・発展と共に現代の音楽は進んでいると考えられます。
SNSで使いやすいようによりインパクトのある楽曲をユーザーは求めるようになりました。
簡単にインパクトをつけようと思えば、難しいリズムや高音、おもしろい歌詞などを取り入れるのが手っ取り早いですよね。
だから最近は難しい楽曲が多いんです。
しかも、科学や文明と同じように、歌唱技術も時間と共に発展します。
つまり、常に今が一番新しく、一番難しい状態なのです。
難しいポイント
Mrs. GREEN APPLEの楽曲が難しい理由のひとつは、急な音程の乱高下が多いことです。
低い音から高い音へ一気に跳躍したり、短いフレーズの中で細かく音程が動いたりするため、音感だけでなく声を素早く切り替える技術も求められます。
また、一般的な男性ボーカル曲ではあまり使われないほど高い音域が登場する点も大きな特徴です。
さらに難しいのが、高音をすべて同じ声で歌っているわけではないことです。
力強い地声感のある高音、軽く抜けるような高音、柔らかく繊細な高音など、楽曲やフレーズによって音色を細かく使い分けています。
そのため、単に高い声を出せるだけではなく、音程・声区・音色を自在にコントロールする力が必要になります。
高い声と大きい声は別物
高音になると、つい「もっと声を出さなきゃ!」と思ってしまいます。
しかし、高い声を出すことと、大声を出すことは別です。
むしろ音量で高音を作ろうとすると、首や顎、喉周辺に力が入り、さらに高い音が苦しくなることがあります。
高音は重量挙げではありません。
「うおおお!」と持ち上げるより、必要な部分だけをうまく使う感覚が大切です。
地声だけで追いかけると苦しくなる
普段の話し声から、そのまま階段を上るように音程だけを高くしていくと、どこかで限界がきます。
ここで必要になるのが、裏声を含めた別の発声への切り替えです。
「高音=地声を頑張って高くする」という考え方を一度外すことが、高い声を身につける第一歩になります。
Mrs. GREEN APPLEの高音から考える歌声の特徴
Mrs. GREEN APPLEの楽曲を聴くと、高い音なのに声の存在感がしっかり残っているように感じる場面があります。
ここが、高音を練習するときの大きなヒントです。
ただ裏声を出すだけではなく、「軽さ」と「芯」をどう両立させるかを考えてみましょう。
高音でも声の芯が残って聞こえる
高い声というと、細くて弱い声を想像するかもしれません。
しかし実際には、高音でも声の輪郭がしっかり聞こえる歌い方があります。
ここで重要になる要素のひとつが声帯閉鎖です。
声帯を必要以上に力ませるのではなく、少ない力で適度に閉じられるようになると、息漏れを抑えながら声の芯を作りやすくなります。
裏声と地声を完全に別物にしない
「ここまで地声、ここから裏声!
」というように二つを完全に分けてしまうと、切り替わる場所が目立ちやすくなります。
高音を自然に聞かせるためには、裏声にも少しずつ芯を作り、地声側は少しずつ軽くしていくような考え方が必要です。
白と黒の間にグレーがたくさんあるようなイメージです。
常に地声と裏声を混ぜて使い続けるこの声のことをミックスボイスと呼びます。
ミックスボイスをマスターすれば高音も上手に出せるようになりますよ。
響きを使うことで高音を軽く聞かせる
高音をすべて喉で受け止めようとすると、かなりしんどくなります。
そこで使いたいのが「響き」です。
声そのものを必要以上に大きくするのではなく、口腔や鼻周辺などの空間を利用して音を響かせることで、少ない力でも声を聞かせやすくなります。
高音ほど「頑張る」のではなく、「どこに響かせるか」を探す意識が大切です。
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男性が高い声を出せないときに確認したいこと
高音が出ないと、「自分は声が低いから無理なのかな」と考えてしまいがちです。
もちろん人によって声域には違いがあります。
ただ、音域そのものではなく、発声するときの癖によって高音が出しにくくなっている場合もあります。
首・顎・肩に力が入っている
まず確認してほしいのが力みです。
高い音を狙った瞬間に顎が上がったり、首に筋が出たり、肩まで持ち上がったりしていないでしょうか。
高音になるほど頑張りたくなりますが、実際には余計な力を減らしたほうが声が出しやすくなります。
緊張して話している時より、リラックスして笑っている時の声の方がよく通ると思います。
まさしくそれくらい力を抜いて欲しいです。
息を大量に吐いて高音を作ろうとしている
高音にはたくさんの息が必要だと思って、勢いよく空気をぶつけてしまう方もいます。
しかし、大量の息を吐けば高い声になるわけではありません。
大切なのは息の量よりも、声帯と息のバランスです。
蛇口を全開にするような発声ではなく、ホースの先に指を当てて水の出方をコントロールするように、必要な量をコントロールする感覚を探していきましょう。
裏声を弱い声だと思っている
男性の場合、裏声に対して「逃げた感じがする」「弱くて使えない」という印象を持っている方もいます。
ですが、裏声は高音を作るうえで非常に重要な発声です。
最初は細くても構いません。
まず出せる状態を作り、そこから少しずつ響きや芯を加えていくと考えてみてください。
高い声を出すための練習方法
ここまで高音が出にくくなる原因を確認してきました。
ここから、実際に声を出していきましょう。
いきなりMrs. GREEN APPLEのサビへ突撃するのではなく、裏声、声帯閉鎖、地声との接続という順番でひとつずつ組み立てていくのがおすすめです。
小さい裏声から高音の感覚を作る
最初は大きな声を出す必要はありません。
普段話している声より少し高いところから、小さく軽い裏声を探してみましょう。
「ヒッ」「ヒー」のような細い音から始めても構いません。
声が出たら、どこに響いているのかを自分なりに観察してください。
そして「今の出しやすかった!
」という瞬間があれば、すぐ同じ声をもう一度出します。高音練習は筋トレでもありますが、宝探しにも近いです。
出せた感覚を見つけたら、その場所に何度も戻ってください。
エッジボイスで高音に芯を作る
次は声帯閉鎖の感覚を作ります。
リラックスした状態で「あ゛…あ゛…」と、少ない息でエッジボイスを出してみてください。
ここで大切なのは力いっぱい閉じることではありません。
少ない力でも音が鳴るポイントを探します。
慣れてきたら「あ゛…あ゛…」の間隔を少しずつ狭くして、裏声につなげてみましょう。
裏声だけでは弱くなってしまう方にとって、声に芯を加えていく感覚を探すヒントになります。
地声と裏声を行き来してつなげる
最後は地声と裏声をつなげます。
出しやすい高さから小さい声で始めて、低い音から高い音、高い音から低い音へとゆっくり声を動かしてみてください。
途中で声がひっくり返っても大丈夫です。
最初からきれいにつなげようとすると、逆に力んでしまいます。
まずは「どの高さで切り替わるのか」を知ること。
その場所がわかったら、地声側を少し軽くしたり、裏声側に少し芯を加えたりしながら、段差を小さくしていきます。
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高音練習で気をつけたいこと
高い声は、頑張った分だけ高くなるわけではありません。
むしろ高音練習では「頑張りすぎないこと」がかなり大切です。
最後に、練習するときに覚えておいてほしいポイントを確認します。
喉が痛くなったら練習を止める
高音練習で喉に痛みが出た場合、そのまま続けるのはおすすめできません。
「高音練習だから苦しいのは当たり前」と考えず、一度休んで発声を見直してください。
高い声は、苦しさに耐えた先に突然解放されるものではありません。
原曲キーだけを正解にしない
好きな歌手と同じキーで歌えないからといって、歌が下手というわけではありません。
声帯や骨格などには個人差があります。
まずは自分が無理なく出せる音域で発声を整え、その範囲を少しずつ広げていくことが大切です。
出た瞬間の感覚を覚える
高音練習をしていると、突然「あれ?今めちゃくちゃ楽だった」という瞬間が出てくることがあります。
その瞬間を流さないでください。
姿勢はどうだったか、息はどのくらいだったか、どこに響いた感じがしたか。
できるだけ同じ条件を作り、もう一度再現してみます。
よくある質問Q&A
ここでは、男性の高音やミックスボイス、高音練習についてよくある疑問を5つ紹介します。
高い声がなかなか出ない方や、練習方法に迷っている方はぜひ参考にしてください。
Q1. 男性でも練習すれば高い声を出せるようになりますか?
はい、正しい発声方法を身につけることで、今より高い音域を出せるようになる可能性は十分にあります。
特に、地声だけで高音を出そうとしている方は、裏声やミックスボイスを練習することで歌える音域が広がることがあります。
ただし、声帯の長さや厚さ、骨格などには個人差があるため、誰でもまったく同じ音域まで出せるわけではありません。
自分の声に合った範囲で、無理なく少しずつ音域を広げていくことが大切です。
Q2. 高音を出すと声が裏返るのはダメですか?
練習中であれば、声が裏返っても問題ありません。
地声から裏声へ移る途中には声が切り替わりやすい音域があり、慣れていないうちは声がひっくり返ることがあります。
無理に裏返らないように地声で押し切ろうとすると、かえって喉に力が入りやすくなります。
まずは地声と裏声を自由に行き来できる状態を作り、少しずつ切り替わる部分を滑らかにしていきましょう。
Q3. ミックスボイスを習得すればMrs. GREEN APPLEの曲も歌えますか?
ミックスボイスは、Mrs. GREEN APPLEのような高音域を多く使う楽曲を歌ううえで役立つ発声方法のひとつです。
ただし、ミックスボイスを習得しただけですぐに同じように歌えるとは限りません。
実際の楽曲では、高音を出す能力だけでなく、音程の跳躍やリズム、声量、音色の変化など、さまざまなコントロールが必要になります。
まずは自分が無理なく歌えるキーから練習し、少しずつ原曲に近づけていくのがおすすめです。
Q4. 高音練習は毎日したほうがいいですか?
高音は毎日長時間練習すれば早く出るようになる、というものではありません。
特に練習を始めたばかりの頃は、力みや息の使いすぎによって喉に負担をかけてしまうことがあります。
短時間でも、楽に出せる裏声や地声と裏声の切り替えを丁寧に確認するほうが効果的です。
声がかすれる、喉が痛い、普段より声が出しにくいと感じた場合は無理に練習せず、声を休ませましょう。
Q5. 高音が出ないのは生まれつき声が低いからですか?
必ずしも「声が低い=高音が出せない」というわけではありません。
普段の話し声が低い男性でも、裏声やミックスボイスを使うことで高い音域を歌える場合があります。
一方で、声帯の長さや厚さなどによって出しやすい音域には個人差があります。
大切なのは他人の最高音と比べることではなく、自分の現在の音域を把握し、喉に負担をかけずに使える範囲を少しずつ広げていくことです。
まとめ
高い声は、地声を力いっぱい上へ持ち上げるだけではなかなか安定しません。
裏声、声帯閉鎖、響き、そして脱力。それぞれを少しずつ身につけ、最後につなげていくことが大切です。
Mrs. GREEN APPLEのような高音曲も、いきなり原曲を歌い切ろうとせず、まずは自分の声の中に「楽に出せる高音」をひとつずつ増やすところから始めてみてください。
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