【自分の声が嫌い・こもってると感じる人へ】|原因と改善策を徹底解説

「自分の声を録音して聞いてみたら、なんか違う…」「こもって聞こえる」「この声でずっと歌っていくのか」——そう感じて落ち込んだことはありませんか?
実は、自分の声が嫌い・こもってると感じる人は非常に多く、プロの歌手でさえ録音した自分の声に違和感を覚えることがあります。
でも、その違和感には必ず理由があり、原因を知ることで多くのケースが改善できます。
この記事では、声がこもって聞こえる原因から、自宅でできる具体的な改善トレーニングまでを徹底解説します。
「声が嫌い」という感覚を手放し、自分らしい声と向き合うきっかけにしてください。
自分の声が嫌いと感じるのはなぜ?
自分が普段聞いてる自分の声と、他人が聞いてる自分の声は別物だからです。
他人が聞いてる自分の声を知りたい時は、録音して聞いてみてください。
この時ギャップが大きければ気持ち悪いと感じることでしょう。
ではなぜ“ギャップ”が生まれるのでしょうか?
録音した声と実際の声が違って聞こえる理由
「録音した自分の声、全然違う」と感じた経験は多くの人にあるはずです。
これは気のせいでも、声が特別に悪いわけでもありません。
声の聞こえ方には「骨導音」と「気導音」という2種類の経路があるため、当然のように起こる現象です。
自分が普段聞いている声は、喉から発した音が頭蓋骨・顎骨などの骨を振動させて内耳に届く「骨導音」 が混ざっています。
この骨導音は低音成分が強く、声を太く・豊かに感じさせます。
一方、録音した声は空気を振動させて届く「気導音」 のみ。
骨導音の補正がない分、高音が際立って細く・薄く聞こえるため「こんな声じゃないはずなのに」と感じるのです。
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つまり、録音した声こそが他の人が聞いているあなたの本当の声です。
最初は違和感があっても、慣れることで受け入れやすくなります。
「こもった声」とはどんな状態を指すのか
一口に「こもった声」と言っても、その状態はいくつかに分けられます。
低音が過剰に響いていてモコモコ聞こえるタイプ、 鼻腔への響きが抜けておらず詰まったように聞こえるタイプ、口の開きが小さくて言葉が不明瞭に聞こえるタイプ、などが代表的です。
それぞれ原因が異なるため、まず「自分の声はどのタイプのこもり方をしているか」を把握することが改善への第一歩になります。
声がこもる主な原因
一言に“声がこもって聞こえる”と言ってもいろんなタイプがあります。
一つ一つ改善方法が違うため順番に解説していきます。
口の開き方・舌の位置の問題
声がこもる最も多い原因のひとつが、口の開き方が小さいことです。
口を大きく開かないと、音が口の中で反響したまま外に抜けず、もごもごとした印象になります。
また、舌の位置も大きく影響します。
舌の奥(舌根)が上がりすぎている、もしくは舌を飲み込みすぎている場合、声の通り道が狭くなり、こもった音になりやすいです。
特に「あいうえお」の母音を発音するとき、舌根が持ち上がっていないか、高音発声時に舌が固まっていないか確認してみましょう。
喉が締まっている・力が入りすぎている
緊張や習慣から喉に力が入った状態で話したり歌ったりしていると、声道が狭くなり響きが詰まります。
首や肩の筋肉が固まっていると、連動して喉にも力が入りやすくなります。
「うまく歌わなければ」「きれいに話さなければ」というプレッシャーが、喉の緊張を生むことも多いです。
力を抜くことが大切とわかっていても、なかなか難しいのが喉の緊張の厄介なところです。
鼻腔共鳴・頭声の使い方が足りない
声に明るさや抜け感を出すには、鼻腔(鼻の空洞)や頭部に声を共鳴させる感覚が重要です。
この共鳴が弱いと、声は胸や喉だけで鳴っている状態になり、こもって聞こえます。
プロの歌手や声優が「声を上に飛ばす」「前に当てる」と表現するのは、この鼻腔・頭声の共鳴を意識した言い方です。
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姿勢・呼吸の問題
声は呼吸に乗って出るもの。
猫背や前傾姿勢は肺の動きを制限し、呼吸が浅くなるため、声に十分な空気が乗りません。
支えの弱い声は当然、こもりやすくなります。
デスクワーク中心の生活や、スマートフォンを長時間使う習慣がある人は、知らないうちに声に不利な姿勢が癖になっていることがあります。
録音環境・マイクの問題(歌・配信の場合)
歌の録音や配信の場合、マイクの種類・距離・部屋の反響によってもこもった印象になることがあります。
反響の多い部屋で録音すると、低音が溜まってこもって聞こえるのです。
声自体に問題がなくても、環境が原因でこもって聞こえるケースは意外と多いため、声の改善と並行して録音環境の見直しも検討してみてください。
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声のこもりを改善するためのトレーニング方法
いきなり大きな声を出しても、声帯や周辺の筋肉が準備できていなければ声が出にくくなってしまいます。
順番に準備していきましょう。
ストレッチ
どんな方でもいきなり歌うと喉に負担がかかりやすいです。
歌うことはスポーツと同じです。
まずはストレッチから始めましょう。
特に声がこもりやすい方は通常のストレッチに加えて、首のストレッチをお勧めします。
肩が地面に対して水平なことを確認し、それを維持したまま頭を回してみてください。
凝ってるところはつっかえる感じがして上手く首が倒れないはずです。
そこを重点的に伸ばしてください。
さらに、国歌斉唱の時のように手を胸に置いて首の前面を伸ばしてみてください。
これだけで、首のつっかえ感が少し減ります。
腹式呼吸と姿勢の改善
声の支えを作るには腹式呼吸が不可欠です。
仰向けに寝た状態でお腹に手を当て、息を吸うとお腹が膨らみ、吐くとへこむ動きを確認するところから始めましょう。
その次に腹圧を感じる練習をしましょう。
壁に真っ直ぐ両手をついて、片足を引いて壁を動かすつもりで押してみてください。
するとお腹にじわっと圧力を感じるはずです。
その圧力を常に感じながら歌うようにしましょう。
立った状態でも同じ感覚で呼吸できるようになることが目標です。
合わせて、背筋を伸ばし顎を少し引いた姿勢を意識するだけで、声の抜けが変わることを実感できるでしょう。
口の開き方トレーニング
口の開きを改善するには、母音「あ・い・う・え・お」をゆっくり・大きく発音する練習が基本です。
鏡の前で自分の口の開きを確認しながら行うと効果的です。
特に「あ」の発音では、人差し指と中指を縦に並べて口に当て、その幅分は最低でも口が開くように意識してみてください。
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さらに口の奥も開く必要があります。
これは軟口蓋を持ち上げる作業で、あくびをした時が一番理想的な軟口蓋の持ち上がり方になっています。
それが口の奥まで開いている状態です。
舌を緩めるトレーニング
舌の奥が上がりすぎている・飲み込みすぎているクセを直すには、まず舌をリラックスさせる意識が必要です。
その上で舌のストレッチをお勧めします。
ティッシュやハンカチで舌を直接掴み、モミモミしてください。
痛いところがあれば凝っている証拠です。
普段から舌を固めて使っていると言うことです。
さらに舌を引き出したまま、舌根を意識して揺らしてください。
少し解れます。
体のストレッチと同じで、日々ケアしてあげるとどんどん柔らかくなっていきますよ。
鼻腔共鳴を鍛えるトレーニング
ハミング(口を閉じて「んーーー」と音を出す)は、鼻腔共鳴を感じる練習に最適です。
鼻の頭や頬骨あたりがビリビリと振動する感覚が出てきたら、共鳴が起きているサインです。
鼻腔共鳴を高めるためには、「NG(んが)」や「ネイ」の発音を繰り返したり、鼻歌から徐々に口を開いて声を出す練習が効果的です。
「んーーーまー」と言うように、ハミングから母音につなげると、共鳴が口の外に出てくる感覚を掴みやすいです。
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歌声がこもって聞こえるときの改善ポイント
普段は気にならないけど、歌うときだけこもる方もいらっしゃいますよね。
ここに特化して話していきたいと思います。
歌うときに特有の「こもり」の原因
話し声ではあまり気にならないのに、歌になるとこもって聞こえるという人も多いです。
これは、歌では音程を維持しようとするあまり、喉に余計な力が入りやすいためです。
また、高音に向かうにつれて顎が上がり、喉が締まってこもる「顎上げ問題」も非常によくある現象です。
ミックスボイスで響きをコントロールする
こもりを解消して歌声に抜けを出すには、地声(チェストボイス)と裏声(ファルセット)を混ぜた「ミックスボイス」 の習得が大きな助けになります。
地声のみで高音を無理に出そうとすると喉に力が入りやすく、こもりの原因になります。
ミックスボイスを使えると、高音でも喉を開いたまま響きを飛ばせるようになります。
録音して自分の声を客観的に聞く習慣をつける
改善のためには、定期的に自分の声を録音して聴き返す習慣が欠かせません。
最初は違和感があっても、聴き続けることで自分の声に慣れ、「どこをどう直したいか」が具体的に見えてきます。
スマートフォンのボイスメモで十分です。
同じ曲・同じフレーズを週1回録音するだけでも、数ヶ月後には変化を実感できます。
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自分の声を好きになるためのマインドセット
「嫌い」と感じるのは「もっとよくなりたい」という気持ちの裏返し
自分の声が嫌いと感じる人は、言い換えると自分の声に対して敏感で、理想の音像を持っている人です。
それはとても大切な感性で、上達のための原動力になります。
しかし、嫌悪感を持ち続けたまま練習しても、精神的な消耗が大きくなります。
「今の自分の声の現在地」として客観視し、改善すべき点と向き合うスタンスに切り替えることが大切です。
声は変わる。
今の声がゴールではない
喉の筋肉は他の筋肉と同様、トレーニングによって確実に発達します。
発声の習慣・呼吸の使い方・共鳴の感覚、どれも練習によって変えることができます。
今の声が永遠に続くわけではないという事実は、嫌いな声を持つ人にとって最大の希望です。
プロの歌手の多くも、かつては自分の声にコンプレックスを持っていたと語っています。
ボイストレーナーに頼ることも有効な選択肢
独学での改善が難しい場合や、より効率的に声を変えたい場合は、ボイストレーナーや発声専門の指導者に相談することを検討してください。
自己流の練習では気づきにくい癖や問題点を、プロの耳で指摘してもらえます。
今はオンラインレッスンも普及しているため、場所を選ばず受講できます。
よくある質問Q&A
Q1.
録音した声が自分の声と全然違うのは異常ですか?
A.
全く異常ではありません。
ほぼすべての人が録音した自分の声に違和感を感じます。
これは前述の通り、骨導音と気導音の違いによるものです。
録音した声が「他人から聞かれているあなたの声」なので、繰り返し聴いて慣れていくことが大切です。
Q2.
声がこもるのは生まれつきで、変えられないのでしょうか?
A.
生まれつきの声帯の形や大きさによって声質の傾向はありますが、「こもり」の多くは発声の癖・姿勢・呼吸・共鳴の使い方によるものです。
これらはトレーニングで改善できます。
声質そのものを劇的に変えることは難しくても、こもりを解消して声の抜けや明瞭さを高めることは十分可能です。
Q3.
毎日どのくらい練習すれば声は変わりますか?
A.
毎日15〜30分のボイストレーニングを3〜6ヶ月継続すると、多くの人が実感できる変化が現れます。
ただし、喉を傷めないよう無理な発声は禁物です。
少ない時間でも継続することが、短時間の集中練習よりも効果的です。
Q4.
カラオケでの採点が低いのは声がこもっているせいですか?
A.
カラオケの採点機能は主に音程・リズム・抑揚などを測定しており、声のこもりを直接評価するわけではありません。
ただし、声がこもっていると音程がマイクに正確に拾われにくいケースはあります。
採点よりもまず、自分の録音を聴いて「音程がとれているか」「言葉が聞き取りやすいか」を確認する方が改善につながります。
Q5.
鼻声とこもった声は同じですか?
A.
似て非なるものです。
鼻声は鼻腔への共鳴が過剰になった状態で、「ん」が抜けないような詰まった印象です。
こもった声は口の開きや喉の締まりなどで声の出口が塞がれている状態を指すことが多いです。
ただし、鼻づまりによって鼻腔への共鳴が使えなくなった結果こもって聞こえることもあり、原因が重なるケースもあります。
まとめ
「自分の声が嫌い」「声がこもってる」という悩みは、多くの人が抱えているものです。
しかしその多くは、発声の癖・姿勢・呼吸・共鳴の使い方といった改善可能な原因から来ています。
まず大切なのは、なぜこもって聞こえるのかを知ること。
口の開き方なのか、舌の位置なのか、鼻腔共鳴の不足なのか、原因を把握したうえで適切なトレーニングを続けることが最短の近道です。
また、録音した自分の声に慣れることも重要なプロセスです。
最初は聞くのが嫌でも、聴き続けることで客観的に自分の声を捉えられるようになり、改善の方向性が見えてきます。
声は必ず変わります。
今日からできることを少しずつ始めて、自分の声と前向きに向き合っていきましょう。
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