エフォートレスな演奏

こんにちは!DECO MUSIC SCHOOL 講師のひろせです。

今回の記事ではどんな時に自分自身が「いい演奏ができている」と感じるかについて書いていこうと思います。

いい演奏とは?

まず、いい演奏とはどんなものなのでしょうか?

それについては答えが1つではなく人それぞれ意見があるものなので、今回はライブをしている時に自分自身が「いい演奏ができている」と感じる瞬間について書いていきます。

私は普段、ソロ、アコースティックユニット、バンドの3つの形態で活動しているのですが、どのような編成のライブであっても「あ、今すごくいい感じ!」と思える瞬間があります。

それは一言でいうと「フロー状態」や「ゾーンに入る」と言われるたりするものなのですが、ライブをしている時に感じるその瞬間は格別です。

時の流れがいつもよりゆったりと流れ、まるで大好きな映画の大好きなシーンに自分が入り込んだような至福の体験です。

ミュージシャンが最も生きていると実感する瞬間と言えるかもしれません。

その時、身体はどうなっているのでしょうか?

私自身はボーカルとギターを担当しているのですが、その状態になった時は何も考えなくても自然と身体が動き、口が音を発して手がリズムを刻んでいるのです。

そして自分自身はただそれを眺めているような感覚になります。

身体が余計な力みから解放されて、ただただ勝手に演奏するのです。

英語圏ではそのような抵抗のない状態を「エフォートレス」と表現するようです。

なので私にとって「いい演奏ができている」というのは「エフォートレスに演奏できている状態」を指します。

そして、ライブの際に「エフォートレス」な演奏をいつでもできるように日々練習しているのです。

練習の基準

では、どのように練習をしたら「エフォートレス」な演奏ができるようになるのでしょうか?

それは、演奏する時に必要な動作を「無意識にできる」まで繰り返すことです。

当たり前ですが、ギターで次に弾くコードが分からなくなったり、歌い方が自分の中で定まっていない状態でライブに出てしまうと、身体が勝手に動くような時間を楽しむことはできません。

なので、1つ1つのことを日頃から何も考えなくてもできるようになるまで練習していくことが大切です。

そして、このように練習の指針が出来ると、自ずとやることも明確になり、練習の質が高まります。

是非、皆さんも「いい演奏ができている」と自分が感じられるようになるまで練習してみてくださいね。

いつか格別な時間をみなさんが体験することを楽しみにしています。

レッスンでもそのために出来ることをひとつひとつ身につけていきましょう。

それでは、また次回の記事で!

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