ミックスをするなら「開放型ヘッドホン」を選ぼう

こんにちは!講師のSAMです!

自宅での音楽制作が当たり前になり、日本の住宅環境において「どんなヘッドホンを使うか」はとても大切なポイントです。

今回は開放型のヘッドホンがなぜおすすめなのか説明していきます。

開放型ヘッドホンとは?

密閉型(クローズドタイプ)
 外の音を遮断し、音漏れしにくい構造。主にレコーディング時に使用されます。

開放型(オープンタイプ)
 背面がメッシュ状になっていて、音が自然に外へ抜ける構造。
 そのため音の広がりが自然で、ミックスやマスタリングに最適です。

簡単に言うと、開放型は「スピーカーから鳴らした音」に近い、 よりリアルなサウンドを確認できます。

なぜミックスには開放型が向いているのか

ミックスでは、音のバランスや空間の広がり、定位(音の位置)を正確に聴き取る必要があります。

密閉型ではどうしても音が“頭の中で鳴っている”ように感じますが、開放型は音が外に広がるため、ステレオ感やリバーブの距離感がつかみやすくなります。

しかし密閉型に比べ、低音を鳴らすのは苦手ですが、開放型は逆にフラットで自然な低域をモニターすることができます。

また耳の密閉感が少ないため、蒸れにくく圧迫感も少ないのが特徴です。

ただし、音漏れが大きいため録音中には使えません。

録音には「密閉型」、ミックスには「開放型」と使い分けるのがベストです。

僕が使っている開放型ヘッドホン

僕はAudio-technicaの R70xというモデルを使っています。

長年使っているため、もはやこれがないとガチのミックスが出来なくなってる程です笑

若干低音がわかりにくいため、次はSony MDR-MV1を購入検討中です。

またBeyerdynamic DT 990 Proも個人的にはミックスしやすそうなヘッドホンだと感じています。

モニターヘッドホンに限らず、スピーカーも、絶対的なフラットな音というのはないので、自分に耳にあったヘッドホンを選ぶと良いと思います。

ネットやプロアマ問わず評判だったヘッドホンを試したことありますが、自分の耳には合わないこともありました。

必ず試聴してから購入しましょう。

最後に

ヘッドホンを変えるだけでも、ミックスの仕上がりは驚くほど変わります。

もし今、密閉型だけでミックスしているなら、ぜひ開放型を導入してみてください。

きっと制作がやりやすくなります!

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