歌の表現について
こんにちは!鈴木です!
表現に悩んでる人にちょっとしたヒントになれば幸いです。
表現てそもそもなんぞ
表現力あってすごい!!みたいな言葉よく聞きますよね。
すごそうですよね。すごいんですけども。
自分の歌にひと味足りないという方に足りてない事が多いのがこのなんかすごそうな表現力とかいうやつです。
日本国憲法にも表現の自由とか書いてありますね。
さて、ではそもそも表現とはなんなのか。
ざっくり、いくつかに見当をつけると、
- 感情を表したり「喜怒哀楽」とか
- 何かを物で例えたり「このトマトいちごみたいに甘い」とか
- 芸術作品として存在させたり「ムンクの叫びって顔曲がってるけどあれが雰囲気を表現してるよね」とか
な感じかなと私は思います。
1個目と3個目がかなり歌に通じやすい点かなと思うので、展開しますね。
喜怒哀楽
まず一個目、
みなさん自分の感情によって変わる自分の声って気づいてますか?
これが1番やりやすいのでやってみて下さい。
喜んでる顔、怒ってる顔、悲しんでる顔、楽しんでる顔、それぞれしながら声出してみると(ボイレコでとると更にわかりやすいよ)声が変わってることに気づくと思います。
歌の歌詞に合わせて表情を変えてみる
これが1番わかりやすく表現につながる声色作りの第一歩です。
ムンクの叫びって顔歪んでるけどあれが表現になってるよね
はいこれ。
なんだそれって、思った人は次いっちゃっていいです。
声がまっすぐ綺麗に伸びるだけがいい歌じゃないってことを言いたいのです。
震えたり潰れたり膨らんだり縮れたりする声こそ曲の合間合間に生まれる表現になります。
ただしこれは基礎発声をきちんとトレーニングしてるなかで会得することをお勧めします。
コレだけやるとただただなんか安定してない感じ、になるだけなのです。
難しいね。
というわけで次ラスト!!!
コレを認識することで色んなことをうまく取り入れていけます。
フレーズの話
フレーズって聞いたことありますか?
曲っていうのは数多のフレーズの集合体です。
歌詞フレーズもあればメロディフレーズもあります。
ここの見極めは先生とも一緒に確認していくことでさらに磨きがかかると思いますよ。
んで、こちらの図をご覧ください
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はい、なんとなくわかりますかね。
大まかな流れがあるものとないもの。
色(声色や己のテンション)の統一感のあるものないもの。
単純に綺麗でみやすいものの方が人の耳に届きやすいのでまず一枚目を目指すのが良いです。
2枚目のところに三角って書いてあるのは決して表現というものに間違いはないからバツではなく三角と書かせてもらってます。
受けがいいのは一枚目っていう感じでみてください。
そしてそんな綺麗に出来上がった流れに組み込む味付けです。
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1箇所だけ引き立ってるのが伝わると嬉しいんですが、何箇所もあるとばらつきますが、こうして流れの中に生まれる一点ってひときわ目を惹くわけです。
効果的な一手に変身するわけです。
こんなことの繰り返しが歌の表現であると私は考えて日々歌っております。
他にももちろん感情を込めるとかテクニックとか色々ありますが、そんなこんなたくさんひっくるめてたくさんたくさん引き出しを作ったひとの歌こそがやはり感動を呼ぶのではないでしょうか…!
ぜひ自分の歌にも取り入れてより歌を楽しんでくださいね!
