【イラスト】描写プロセス!動物の描き方(ネコ)

こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOL イラスト講師の森嶋です!

普段、レッスンをする中でバランスよく描く事に苦戦される方が多い印象を受けました。
そこで今回は描写プロセスを説明します!

わかりやすく説明する為に描く対象は一般的に馴染みのある動物“ネコ”としますが、対象物が“人間”であっても“自転車”であっても基本的に同じプロセスで描くということを意識していただければと思います!

1.全体の構造を捉える(ラフスケッチ)

見本の猫の写真をよく観察し、図1のように大雑把でいいので幾つかのパーツを分解して“丸”として捉えます。

後でどんどん調整して綺麗にしていくので、最初は“丸”の形が歪でも幾重になっても気にしないでくださいね!

このプロセスの意味
→対象物を単純な形(円、四角、楕円など)に置き換えることで、全体のバランスや位置関係を把握します。

2.形の精度を上げる(調整)

図2のように簡略化した形を基に、各部の大きさや角度、関係性を見直しながら調整していきます。

複雑な輪郭や重なりも、大まかな形から少しずつ拾っていきます。
このプロセスで自分の納得するまで何度も形を修正します。

私の描いた図のネコは既にここで写真のネコとポーズは一緒でも見た目がかなりかけ離れていますね!
それでもここでよくバランスを見ながら調整していけば、自然な仕上がりになります。

3.細部を描き込み更に調整し完成(ディテールの追加)

主要な形が安定してきたら、そこに沿って細やかな情報を追加していきましょう!
(線の強弱や色味で立体感や存在感を出す)

そして全体を見直して必要に応じて修正して完成!

図3の通り、右のネコは左の写真と違う仕上がりですが、バランスに気をつけたのでちゃんと“ネコ”が出来上がりました!

まとめ

最初に言った通り、このプロセスは人間を描く時も一緒です!

ただ、人体構造が複雑なので、より説明しやすいネコを例にしましたが、
人間の頭、胴体、腕、足、それぞれのパーツを「これはただの“塊(かたまり)”だ!」と思いながら(つまり難しく考えすぎないようにする)描くと、意外と上手くいくかもしれませんよ?

シンプルに形を捉える意識が、上達の第一歩です!

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