話し方の抑揚

こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOLのCHIAKIです。
今回は「話し方の抑揚」というテーマでお話ししてみようと思います。
棒読みになってしまう
プレゼンや会議など『何人かに向かって話す』という機会に、話し方・読み方が棒読みのようになってしまうお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
実際、レッスンでそのようなお悩みを聞き、何か試しに読んでもらうと、確かに抑揚がない話し方になる方はいらっしゃいます。
なぜそうなってしまうのか。
緊張が原因の一つではあると思いますが、緊張だけではなく、そもそも「どうしたらいいのかわからなくなる」というのが大前提であるのかなと思います。
そりゃそうですよね。「言葉を話す」って、あえて誰かに習うようなこともありませんもんね。
どんなことにも得意不得意はあります。ですから「どうしたらいいかわからなくなる」というのは恥ずかしいことではないので安心してください。
なぜ抑揚が必要?
「なぜ抑揚を付けて話す必要があるの?」
改めて言われるとよくわからないですよね。
抑揚がない話し方は、聞いている相手には単調に聞こえて、場合によっては内容が頭に入ってこない…なんてこともあるかもしれません。
抑揚がない話し方は感情がないように聞こえるんです。会議などに感情いる??と思われるかもしれませんが、感情がない話し方は相手に伝わりにくいというのが私の持論です。
また、抑揚がない話し方は暗い印象を与えることがあり、共感を得にくいのかなとも思います。
抑揚はどうやって付ける?
いざ何かを読んだりすると抑揚がなくなる方でも、レッスンで会話をしていると『一対一の会話だと抑揚がある』んです。つまり、普段の会話では感情が入った話し方をしているんですね。
人は感情が入ると…
- 声のトーンを会話の中で変えながら話している
- 話すスピードに変化がある(速くなるところ・遅くなるところがある)
- 適切な『間(ま)』ができる
こういったことが自然と起こっています。
これを会話中には普通にできているのに、いざ読み上げになると出来なくなるんですね。
そこで私はよくレッスンで「普通に会話しているような意識で読んでみてください」とお伝えしています。
皆さん、いざそう言われると「えっと、どうしたらいいんだ?」ってなってしまうのですが大丈夫です。
今まで意識をしてこなかったことをいきなり言われても戸惑うのは当たり前なので。まずは意識をしてやってみることが大切です。
技術として『途中で声のトーンを変える』『話すスピードに変化をつける』『適切な間を設ける』などはかなり難易度が高いので、まずは会話のように話してみることを試してみましょう。
録音してみる
これはどんな練習においても大切なことですが、『客観的に自分を見てみる』ということは上達にとても重要です。
自分の変化に気づいたり、出来ていなかった部分を知ることは、自分の内側からだけでは難しいことも多いものです。
そのため、まず録音をして客観的に聞いてみる!これは本当に大切です。
「自分ではこうしているつもり」でも、録音してみるとそうは聞こえなかったりします。ですが、録音して聞こえたものこそ、他人が聞いている自分の話し方なんです。
恥ずかしいという気持ちもあるかもしれませんが、ぜひ自分の声・話し方を録音して確認してみてください。抑揚についてもきっとチェックできると思います。
また、1人で練習するのはなかなか難しいもの。人に聞いてもらってアドバイスを受けることで、自分の中のモヤモヤが晴れるきっかけにもなります。そんなお手伝いができればと思っています。
それでは、レッスン室でお待ちしております!