【イラスト】画面へどう配置するか(基礎)

こんにちは! DECO MUSIC SCHOOl イラスト講師の森嶋です!

今回のテーマ“イラストを画面へどう配置するか”についてお話します!

絵を楽しく描く事が一番大事なので、あんまり難しく考えすぎずに
まずは「へぇ、そうなんだー」くらいに聞いて下さい!

人物全身イラストを描きたいとき

まず最初に、シンプルに正面の立ち姿のポーズのパターンで説明します

空間把握に慣れてないと下書き無しで描いたとき、
大体の足の先や手の先が画面に納まりきらなかったりします

デジタル画ですと拡大縮小機能があるので一見問題ないですが、
拡大縮小の機能も使いすぎると画質が荒くなったりするので
一枚に納める空間感覚を持つ事は大事だと思います

アナログで描く場合、例えば紙などにペンや絵の具で描くとします 顔を大きく描いてしまいがちになるので下書き無しだと全身が一枚に収まらなかったりします

ここで画像のようにまず下書きとして頭や手足の位置や動き、おおよその位置を設定してから描きましょう 画像では棒や丸で棒人間のようになっていますが、勿論それぞれ個人に合ったやりたい形で大丈夫です。

人物イラストの画面配置の注意ポイント

意図してそう構成しているという例外は前提としてありますが、 基本的に人物画やイラストを画面に納める際に注意するポイントがあります ※ここでは2つ紹介します

1. 関節部分(肘、膝、指、手首、足首など)で画面の縁から出ている →例えば、この手の先の動きはどうなっているんだろう??と悪い意味で画面に広がりを出してしまいます ただし、上から見た構図や下から見た構図やポーズなどを変えれば少し指先足先が画面から出ていることで逆に画面に広がりを出せたりもします

2. 全身入っているけど画面の縁ギリギリに納めている →大きく画面いっぱいに納めて描くと逆に窮屈な印象に見えてしまうので、少し余白は空けておきましょう

人物イラストをいい感じに見せる方法

先程は身体の関節部分が画面の縁に重なってしまうとまとまりの無い印象に見せてしまうと紹介しました

では全身を画面に入れなくてもいいから、もっと大きく描きたいって時にはどうすればいいのか?

そうしたらいっその事“大きく”はみ出してしまいましょう!
肘の上の“上腕”や膝上の“太もも”で切ってしまうのはとっても有りです!
画像イラストのような女の子だと元気な印象が出ると思います

それと、手(手首から上)を魅力的に描けると視線がそちらに行きやすいので一気にまとまりのある画面の絵に仕上がります

複雑な構成をしている“手”ですからこれが上手く描けるだけで格段に絵が上手に見えるでしょう

※手を描くのが苦手な場合は画像の様に頭の後ろや背後に手を組んだり色々な描き方はあります

この“手”を使って魅力的に多くのイラストを出されているのが “ナルト(岸本斉史先生)” “僕らのヒーローアカデミア(堀越耕平先生)”

だと思います! 是非先生方のイラストを参考にして見てみて下さいね!

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